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公開番号2025103101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220203
出願日2023-12-27
発明の名称着生システム及び着生方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類A01G 33/00 20060101AFI20250702BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】着床具に遊走子を効率よく着生させる。
【解決手段】着生装置1は、有底水槽2と、母藻Pから放出された遊走子Qが着生可能な着床具3と、遊走子Qに向かって下方から光を照射可能な垂直光源5と、を含む。着生装置1は、有底水槽2の上方に配置され、垂直光源5の輝度分布を検出可能な、複数の輝度検出器7と、複数の輝度検出器7の輝度検出結果に基づいて遊走子Qの三次元分布を算出する分布算出部21と、遊走子Qの三次元分布に基づいて、遊走子Qが着床具3に向かって遊泳するように遊走子Qの遊泳を制御する遊泳制御部22と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有底水槽と、
母藻から放出された遊走子が着生可能な着床具と、
前記遊走子に向かって下方から光を照射可能な第1光源と、
を含む、
着生システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の着生システムであって、
前記有底水槽の上方に配置され、前記第1光源の輝度分布を検出可能な、複数の輝度検出器と、
前記複数の輝度検出器の輝度検出結果に基づいて前記遊走子の三次元分布を算出する分布算出手段と、
前記有底水槽の外周に設けられた少なくとも1つの第2光源と、
前記少なくとも1つの第2光源を用いて、前記遊走子の三次元分布に基づいて、前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御する遊泳制御手段と、
を含む、
着生システム。
【請求項3】
請求項2に記載の着生システムであって、
前記遊泳制御手段は、
前記遊走子の三次元分布に基づいて、前記遊走子が最も密集している密集座標を算出し、
当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御する、
着生システム。
【請求項4】
請求項3に記載の着生システムであって、
前記遊泳制御手段は、
前記少なくとも1つの第2光源を移動させることにより、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御する、
着生システム。
【請求項5】
請求項3に記載の着生システムであって、
前記少なくとも1つの第2光源は、複数の第2光源を含み、
前記遊泳制御手段は、
前記複数の第2光源のうち照射に用いる第2光源を選択することにより、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御する、
着生システム。
【請求項6】
請求項1から5の何れか1項に記載の着生システムであって、
前記有底水槽は、円形の底板と、前記底板から上方に突出する円筒状の周壁と、を有する、
着生システム。
【請求項7】
請求項1から5の何れか1項に記載の着生システムであって、
前記着床具は、平面視で前記有底水槽の中央に配置されている、
着生システム。
【請求項8】
請求項1から5の何れか1項に記載の着生システムであって、
前記着床具は、撚糸である、
着生システム。
【請求項9】
母藻から放出された遊走子が着生可能な着床具を有底水槽内に設け、
前記有底水槽内に飼育水を注入し、
前記有底水槽内に前記母藻を配置し、
前記母藻から放出された遊走子に向かって下方から光を照射する、
着生方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着生システム及び着生方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、表面上に藻類の胞子を付着させることにより藻類を生育するための生育部材本体を無機フィラーにより構成することで、生育部材本体を射出成形により容易に製造できるようにしたことを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-244351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
陸上水槽内で着床具に遊走子を効率よく着生させることに関して改善の余地が残されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
有底水槽と、母藻から放出された遊走子が着生可能な着床具と、前記遊走子に向かって下方から光を照射可能な第1光源と、を含む、着生システムが提供される。以上の構成によれば、前記遊走子の負の走光性により、前記遊走子が沈降して前記有底水槽の底に堆積することを抑制できるので、前記着床具に前記遊走子を効率よく着生させることができる。
【0006】
前記有底水槽の上方に配置され、前記第1光源の輝度分布を検出可能な、複数の輝度検出器と、前記複数の輝度検出器の輝度検出結果に基づいて前記遊走子の三次元分布を算出する分布算出手段と、前記有底水槽の外周に設けられた少なくとも1つの第2光源と、前記少なくとも1つの第2光源を用いて、前記遊走子の三次元分布に基づいて、前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御する遊泳制御手段と、を含んでもよい。以上の構成によれば、前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するので、前記着床具に前記遊走子を効率よく着生させることができる。
【0007】
前記遊泳制御手段は、前記遊走子の三次元分布に基づいて、前記遊走子が最も密集している密集座標を算出し、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御してもよい。以上の構成によれば、前記着床具に前記遊走子を更に効率よく着生させることができる。
【0008】
前記遊泳制御手段は、前記少なくとも1つの第2光源を移動させることにより、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御してもよい。以上の構成によれば、前記遊走子の負の走光性により、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御することができる。
【0009】
前記少なくとも1つの第2光源は、複数の第2光源を含み、前記遊泳制御手段は、前記複数の第2光源のうち照射に用いる第2光源を選択することにより、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御してもよい。以上の構成によれば、前記遊走子の負の走光性により、当該密集座標に密集している前記遊走子が前記着床具に向かって遊泳するように前記遊走子の遊泳を制御することができる。
【0010】
前記有底水槽は、円形の底板と、前記底板から上方に突出する円筒状の周壁と、を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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