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公開番号2025093447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209093
出願日2023-12-12
発明の名称可燃性ガス燃焼装置
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F23G 7/06 20060101AFI20250617BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】通常の加熱能力のヒーターを使用することで消費電力の増大を抑制し、可燃性ガスを短時間で完全燃焼させる燃性ガス燃焼装置を提供する。
【解決手段】可燃性ガスが通過する煙道架台5と、煙道架台の上部に着脱自在に接続された燃焼部6と、燃焼部の温度制御を行う温度制御部20とを備えている。燃焼部は、煙道架台のヒーター支持部12に着脱自在に支持されているヒーター部14と、ヒーター部の外周を囲って配置された石英管で形成したインナーパイプ15と、インナーパイプの外周との間に燃焼部煙道Sを設けてインナーパイプの外側に設けたセラミックス管で形成したアウターパイプ16と、を備えている。温度制御部は、インナーパイプで発生する輻射エネルギーで燃焼部煙道を通過する可燃性ガスを完全燃焼させるように、温度センサー14bの温度情報に基づいたヒーター本体14aの温度制御によりインナーパイプを加熱させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可燃性ガスが流れる煙道の途中に配置されている可燃性ガス燃焼装置であって、
前記可燃性ガスが通過する煙道架台と、当該煙道架台の上部に着脱自在に接続された燃焼部と、当該燃焼部の温度制御を行う温度制御部と、を備え、
前記燃焼部は、前記煙道架台のヒーター支持部に着脱自在に支持されているヒーター部と、当該ヒーター部の外周を囲って配置された石英管で形成したインナーパイプと、前記インナーパイプの外周との間に燃焼部煙道を設けて前記インナーパイプの外側に設けたセラミックス管で形成したアウターパイプと、を備え、
前記ヒーター部は、ヒーター本体と、ヒーター本体の周囲温度を検知する温度センサーと、を備えており、
前記温度制御部は、前記インナーパイプで発生する輻射エネルギーで前記燃焼部煙道を通過する可燃性ガスを完全燃焼させるように、前記温度センサーの温度情報に基づいた前記ヒーター本体の温度制御により前記インナーパイプを加熱させることを特徴とする可燃性ガス燃焼装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記煙道架台及び前記燃焼部は、前記煙道に対して着脱自在に配置されていることを特徴とする請求項1記載の可燃性ガス燃焼装置。
【請求項3】
前記インナーパイプの下端側は、前記ヒーター支持部に設けた支持リングに上方から嵌め込まれて支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可燃性ガス燃焼装置。
【請求項4】
前記燃焼部は、前記アウターパイプの外周に断熱材が配置され、前記断熱材の外側にステンレス管で形成した外管が配置されていることを請求項1又は2に記載の可燃性ガス燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物を焼却する際に発生する可燃性ガスを完全燃焼させる可燃性ガス燃焼装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
有機物を焼却する際にはCO

やダイオキシンの有害ガスが発生し、プラスチック系の燃えにくいものが混ざることから不完全燃焼状態が発生しやすく、結果として悪臭や煙が外気に放出される。この問題を解決する装置として、例えば特許文献1の排気ガス燃焼装置がある。
【0003】
特許文献1の排気ガス燃焼装置は、ヒーターと温度センサー棒を内部に挿入したセラミックス製のインナーパイプ(インナーセラミックパイプ)と、インナーセラミックパイプの外側に配置されたセラミック製のアウターパイプ(アウトセラミックパイプ)と、温度センサー棒で検知した温度に基づいてヒーターの自動温度調整を行う温度調節装置と、を備えている。この排気ガス燃焼装置には、インナーセラミックパイプ及びアウトセラミックパイプの間を可燃性ガスが流れ、ヒーターで加熱されたインナーセラミックパイプが発生する輻射エネルギーで可燃性ガスを完全燃焼させ、無煙無臭の排気ガスを外気に放出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3207497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した特許文献1の排ガス燃焼装置は、通常の加熱能力のヒーターでは、インナーセラミックパイプを所定の加熱温度(例えば800℃以上)まで短時間で加熱することが難しく、加熱能力を増大させたヒーターを使用してインナーセラミックパイプを所定の加熱温度まで加熱していた。このため、特許文献1の排ガス燃焼装置は、加熱能力を増大させたヒーターを使用することから消費電力の面で問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記特許文献1に記載された従来例の問題点に着目してなされたものであり、通常の加熱能力のヒーターを使用することで消費電力の増大を抑制するとともに、可燃性ガスを短時間で完全燃焼させて燃焼効率を大幅に向上させることができる可燃性ガス燃焼装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る可燃性ガス燃焼装置は、可燃性ガスが流れる煙道の途中に配置されている可燃性ガス燃焼装置であって、可燃性ガスが通過する煙道架台と、煙道架台の上部に着脱自在に接続された燃焼部と、燃焼部の温度制御を行う温度制御部と、を備え、燃焼部は、煙道架台のヒーター支持部に着脱自在に支持されているヒーター部と、ヒーター部の外周を囲って配置された石英管で形成したインナーパイプと、インナーパイプの外周との間に燃焼部煙道を設けてインナーパイプの外側に設けたセラミックス管で形成したアウターパイプと、を備え、ヒーター部は、ヒーター本体と、ヒーター本体の周囲温度を検知する温度センサーと、を備えており、温度制御部は、インナーパイプで発生する輻射エネルギーで燃焼部煙道を通過する可燃性ガスを完全燃焼させるように、温度センサーの温度情報に基づいたヒーター本体の温度制御によりインナーパイプを加熱させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の可燃性ガス燃焼装置によれば、ヒーターで所定温度まで加熱される石英管で形成したインナーパイプの加熱時間を短時間として、電力消費の低減化を図ることができるとともに、可燃性ガスを完全燃焼させる燃焼効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
煙道の途中に着脱自在に装着されている本発明に係る可燃性ガス燃焼装置の断面図である。
本発明に係る可燃性ガス燃焼装置の主要な構成部品を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
(【0011】以降は省略されています)

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