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公開番号
2025106481
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025064607,2024563473
出願日
2025-04-09,2024-01-05
発明の名称
バイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/105 20210101AFI20250708BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】耐電解液性及び成形性に優れた、バイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルムを提供する。
【解決手段】少なくとも、バリア層と、前記バリア層の一方側に設けられたポリオレフィン層と、を備えており、前記ポリオレフィン層は、前記積層フィルム10の一方側の表面を構成しており、前記積層フィルムは、前記バイポーラ型リチウムイオン電池20の外面の主面20aから側面20bにかけて、稜線部20cを跨ぐように配置される、バイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
バイポーラ型リチウムイオン電池の外面の一部に配置される積層フィルムであって、
前記積層フィルムは、少なくとも、バリア層と、前記バリア層の一方側に設けられたポリオレフィン層と、
を備えており、
前記ポリオレフィン層は、前記積層フィルムの一方側の表面を構成しており、
前記積層フィルムは、前記バイポーラ型リチウムイオン電池の外面の主面から側面にかけて、稜線部を跨ぐように配置される、バイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記ポリオレフィン層は、ポリプロピレンを含む、請求項1に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項3】
前記ポリオレフィン層は、酸変性ポリオレフィンを含む、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項4】
前記ポリオレフィン層は、同一又は異なる樹脂によって2層以上で形成される、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項5】
前記ポリオレフィン層の融点が、120℃以上165℃以下である、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項6】
前記ポリオレフィン層の厚みが、50μm以上である、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項7】
前記バリア層は、アルミニウム合金箔である、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項8】
前記アルミニウム合金箔は、鉄の含有量が0.1質量%以上9.0質量%以下のアルミニウム合金箔である、請求項7に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項9】
前記バリア層の厚みが、35μm以上である、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
【請求項10】
前記バリア層と前記ポリオレフィン層との間に接着剤層をさらに備える、請求項1又は2に記載のバイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、バイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年注目されている蓄電デバイスとして、バイポーラ電池が知られている。バイポーラ電池は、1枚の集電体の一方面には正極を設け他方面に負極を設けることで、1枚の集電体に2つの電極を有するバイポーラ電極を用い、バイポーラ電極の正極と負極の間に電解質を積層している。
【0003】
例えば特許文献1に記載のバイポーラ電池は、リチウム電池の単位セルと、単位セルと交互に積層される内部電極層とを含むバイポーラ型の積層電池(セルスタック)を複数有して構成された全固体電池である。複数の積層電池は、正極集電箔および負極集電箔を介して積み重ねられて互いに並列接続されると共に、モールド樹脂によって封止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-116156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車載向けの蓄電デバイスとして、ニッケル水素電池が広く用いられている。また、近年、より省スペース化、高出力化を図るため、バイポーラ構造のニッケル水素電池も用いられている。さらに、ニッケル水素電池よりもエネルギー密度が高く、高出力となり得るバイポーラ構造のリチウムイオン電池の利用が考えられる。
【0006】
ニッケル水素電池であれば、電解質が水系であることから、高い水蒸気バリア性は要求されず、ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチック系の筐体に電解液を封入して電池とすることができる。これに対して、リチウムイオン電池は、電解質が有機溶媒系であり、リチウムイオン電池の内部に水が浸入するとフッ酸が発生することから、電解質をバリア性の高いフィルムで覆う必要がある。
【0007】
ここで、リチウムイオン電池をフィルムで覆う場合には、ニッケル水素電池とは異なり、耐電解液性が要求される。これは、リチウムイオン電池内の電解質から微量のガスが外部に流出して、フィルムに接触することがあるためである。
【0008】
また、リチウムイオン電池の外面をフィルムで覆う場合には、水分が浸入しやすい位置を覆うことが有効となる。バイポーラ型リチウムイオン電池であれば、バイポーラ型リチウムイオン電池の外面の側面の部分から水分が浸入しやすい(主面には電極(端部集電体を含む)が配置されている)ことから、バイポーラ型リチウムイオン電池の主面から側面にかけて、稜線部を跨ぐようにしてフィルムで覆うことが望ましい。そうすると、フィルムには、折り曲げ成形、絞り成形などの成形性が要求される。
【0009】
このような状況下、本開示は、バイポーラ型リチウムイオン電池の外面の一部に配置される積層フィルムであって、耐電解液性及び成形性に優れた、バイポーラ型リチウムイオン電池用積層フィルムを提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、少なくとも、バリア層と、前記バリア層の一方側に設けられたポリオレフィン層とを備える積層フィルムであって、ポリオレフィン層が積層フィルムの一方側の表面を構成しており、バイポーラ型リチウムイオン電池の外面の主面から側面にかけて、稜線部を跨ぐように配置される積層フィルムは、耐電解液性及び成形性に優れており、バイポーラ型リチウムイオン電池の外面の一部に配置される積層フィルムとして好適であることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
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