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公開番号2025106679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000110
出願日2024-01-04
発明の名称冷却貯蔵庫
出願人ホシザキ株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類F25D 21/04 20060101AFI20250709BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】断熱性に優れたボルトを備える冷却貯蔵庫を実現する。
【解決手段】冷却貯蔵庫10は、断熱壁12の貫通口12Sに挿通されたボルト20を有する貯蔵庫本体11と、冷却装置15と、を備える。ボルト20は、貫通口12Sに挿通される中軸部31と、貫通口12Sに挿通されず断熱壁12の一方側に配される頭部32と、を有する金属製のボルト本体30と、ボルト本体30の頭部32を取り囲んで覆う樹脂製のキャップ40と、を備える。キャップ40は、断熱壁12とボルト本体30の頭部32との間に配され、中軸部31の挿入口41A1を有するベース部41と、ベース部41との間に頭部32を収容する内部空間40Sを形作るキャップ本体部42と、内部空間40Sに充填される充填材43と、を備える。キャップ本体部42は、内部空間40Sに充填材43を注入するための注入口42Bと、注入口42Bを開閉するための蓋部42Cと、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
貫通口を有する断熱壁と、前記貫通口に挿通されたボルトと、を有する貯蔵庫本体と、
前記貯蔵庫本体内を冷却する冷却装置と、を備え、
前記ボルトは、
前記貫通口に挿通される中軸部と、前記貫通口に挿通されず前記断熱壁の一方側に配される頭部と、を有する金属製のボルト本体と、
前記ボルト本体の前記頭部を取り囲んで覆う樹脂製のキャップと、を備え、
前記キャップは、
前記断熱壁と前記ボルト本体の前記頭部との間に配され、前記中軸部の挿入口を有するベース部と、
前記ベース部との間に前記頭部を収容する内部空間を形作るキャップ本体部と、
前記内部空間に充填される充填材と、を備え、
前記キャップ本体部は、
前記内部空間に前記充填材を注入するための注入口と、
前記注入口を開閉するための蓋部と、を有する冷却貯蔵庫。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記蓋部の一部は、前記キャップ本体部の外周縁部によって構成されており、
前記蓋部となる前記キャップ本体部の前記外周縁部には、突起と、前記外周縁部が前記中軸部側に凹んだ凹部と、が設けられ、
前記ベース部には、前記突起が嵌め込まれる嵌合溝が設けられている請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項3】
前記断熱壁は、2つの金属製の板材と、前記板材間に埋設される断熱材と、を有し、
前記ボルトの前記ベース部は、前記挿入口の開口縁部から前記中軸部の軸方向に沿って突出し、前記中軸部と前記断熱壁の前記貫通口の開口縁部との間に介在する突出部を有し、
前記突出部の突出長は、前記ボルト本体の前記頭部側に配される前記板材の板厚以上である請求項1又は2に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項4】
貫通口を有する断熱壁と、前記貫通口に挿通されたボルトと、を有する貯蔵庫本体と、
前記貯蔵庫本体内を冷却する冷却装置と、を備え、
前記ボルトは、
前記貫通口に挿通される中軸部と、前記貫通口に挿通されず前記断熱壁の一方側に配される頭部と、を有する金属製のボルト本体と、
前記ボルト本体の前記頭部を取り囲んで覆う樹脂製のキャップと、を備え、
前記キャップは、
前記断熱壁と前記ボルト本体の前記頭部との間に配され、前記中軸部の挿入口を有するベース部と、
前記ベース部との間に前記頭部を収容する内部空間を形作るキャップ本体部と、を備え、
前記キャップ本体部は、前記内部空間に充填材を注入するための注入口を形成する際に指標となるガイド溝を有する冷却貯蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、冷却貯蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷却貯蔵庫の庫壁である断熱壁に対して部品を取り付けるために、断熱壁を貫通する金属製のボルトが用いられることが知られており、その一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のボルトは、庫外側に配設される頭部に対して合成樹脂製のキャップが被せられている。キャップによって形成される内部空間によって空気断熱が実現され、ボルトの頭部が庫外の大気と遮断される。これによりボルトや取付部品に結露が生じたり、結露によって腐食が発生したりする事態を抑制できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭51-19066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したキャップの内部空間を形成しても断熱性が不十分で、ボルトの頭部や取付部品に結露が生じることがある。例えば外気温が高く、庫内温度が零度より十分低い冷凍温度の場合、庫内外の温度差が大きくなり、結露が発生しやすくなる。
【0005】
本技術は上記のような実情に基づいて完成されたものであって、断熱性に優れたボルトを備える冷却貯蔵庫を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本技術に関わる冷却貯蔵庫は、貫通口を有する断熱壁と、前記貫通口に挿通されたボルトと、を有する貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体内を冷却する冷却装置と、を備え、前記ボルトは、前記貫通口に挿通される中軸部と、前記貫通口に挿通されず前記断熱壁の一方側に配される頭部と、を有する金属製のボルト本体と、前記ボルト本体の前記頭部を取り囲んで覆う樹脂製のキャップと、を備え、前記キャップは、前記断熱壁と前記ボルト本体の前記頭部との間に配され、前記中軸部の挿入口を有するベース部と、前記ベース部との間に前記頭部を収容する内部空間を形作るキャップ本体部と、前記内部空間に充填される充填材と、を備え、前記キャップ本体部は、前記内部空間に前記充填材を注入するための注入口と、前記注入口を開閉するための蓋部と、を有する。
【0007】
また、前記蓋部の一部は、前記キャップ本体部の外周縁部によって構成されており、前記蓋部となる前記キャップ本体部の前記外周縁部には、突起と、前記外周縁部が前記中軸部側に凹んだ凹部と、が設けられ、前記ベース部には、前記突起が嵌め込まれる嵌合溝が設けられていてもよい。
【0008】
また、前記断熱壁は、2つの金属製の板材と、前記板材間に埋設される断熱材と、を有し、前記ボルトの前記ベース部は、前記挿入口の開口縁部から前記中軸部の軸方向に沿って突出し、前記中軸部と前記断熱壁の前記貫通口の開口縁部との間に介在する突出部を有し、前記突出部の突出長は、前記ボルト本体の前記頭部側に配される前記板材の板厚以上であってもよい。
【0009】
また、上記した課題を解決するために、本技術に関わる冷却貯蔵庫は、貫通口を有する断熱壁と、前記貫通口に挿通されたボルトと、を有する貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体内を冷却する冷却装置と、を備え、前記ボルトは、前記貫通口に挿通される中軸部と、前記貫通口に挿通されず前記断熱壁の一方側に配される頭部と、を有する金属製のボルト本体と、前記ボルト本体の前記頭部を取り囲んで覆う樹脂製のキャップと、を備え、前記キャップは、前記断熱壁と前記ボルト本体の前記頭部との間に配され、前記中軸部の挿入口を有するベース部と、前記ベース部との間に前記頭部を収容する内部空間を形作るキャップ本体部と、を備え、前記キャップ本体部は、前記内部空間に充填材を注入するための注入口を形成する際に指標となるガイド溝を有する。
【発明の効果】
【0010】
本技術によれば、断熱性に優れたボルトを備える冷却貯蔵庫を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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