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公開番号2025106647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000018
出願日2024-01-04
発明の名称製氷機
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25C 1/04 20180101AFI20250709BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】洗浄運転を実行しても製氷小室の上側に洗浄水が残りにくくする。
【解決手段】製氷機10は、送水手段により送出される製氷水をポンプ26により冷凍装置40によって冷却した製氷小室22内に噴射させてから再びタンク25内に戻して循環させ、製氷小室22内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、送水手段により送出される洗浄水をポンプ26により製氷小室22内に噴射させてから再びタンク25内に戻して循環させ、タンク25と製氷小室22とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能としている。この製氷機10においては、送水手段23は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、洗浄運転を実行するときの送水手段23の送水流量を製氷運転を実行するときより多く制御している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
上方に噴射される製氷水を流入させる開口部が下端に形成されるとともに、内部に形成された氷を離脱させる空気孔が天井壁部に形成された複数の製氷小室と、
前記製氷小室内を冷却する冷凍装置と、
前記製氷小室内に送出する水を貯えるタンクと、
給水源からの水を前記タンク内に供給する給水手段と、
前記タンクを含んで前記開口部から前記製氷小室内に噴射させる水を前記タンク内から送出する送水手段とを備え、
前記給水手段により前記タンク内に供給された水を製氷水として用い、前記送水手段により送出される製氷水を前記冷凍装置によって冷却した前記製氷小室内に噴射させてから再び前記タンク内に戻して循環させ、前記製氷小室内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、
前記給水手段により前記タンク内に供給された水を洗浄水として用い、前記送水手段により送出される洗浄水を前記製氷小室内に噴射させてから再び前記タンク内に戻して循環させ、前記タンクと前記製氷小室とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能とした製氷機であって、
前記送水手段は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、
前記洗浄運転を実行するときの前記送水手段の送水流量を前記製氷運転を実行するときより少なく制御することを特徴とする製氷機。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
上方に噴射される製氷水を流入させる開口部が下端に形成されるとともに、内部に形成された氷を離脱させる空気孔が天井壁部に形成された複数の製氷小室と、
前記製氷小室内を冷却する冷凍装置と、
前記製氷小室内に送出する水を貯えるタンクと、
給水源からの水を前記タンク内に供給する給水手段と、
前記タンクを含んで前記開口部から前記製氷小室内に噴射させる水を前記タンク内から送出する送水手段とを備え、
前記給水手段により前記タンク内に供給された水を製氷水として用い、前記送水手段により送出される製氷水を前記冷凍装置によって冷却した前記製氷小室内に噴射させてから再び前記タンク内に戻して循環させ、前記製氷小室内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、
前記給水手段により前記タンク内に供給された水を洗浄水として用い、前記送水手段により送出される洗浄水を前記製氷小室内に噴射させてから再び前記タンク内に戻して循環させ、前記タンクと前記製氷小室とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能とした製氷機であって、
前記送水手段は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、
前記洗浄運転は、前記タンクと前記製氷小室とで洗浄水を循環させて前記製氷小室内に付着した汚れを洗い流す主洗浄運転と、前記主洗浄運転の後に前記タンクと前記製氷小室とで洗浄水を循環させて前記製氷小室内を濯ぎ洗いする濯ぎ洗浄運転とが設定され、
前記濯ぎ洗浄運転を実行するときの前記送水手段の送水流量を前記主洗浄運転を実行するときより多く制御することを特徴とする製氷機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製氷小室内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機に関し、製氷小室内を洗浄水により洗浄可能とした製氷機に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、製氷小室内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機の発明が開示されている。この製氷機は、上方に噴射される製氷水を流入させる開口部が下端に形成された複数の製氷小室と、製氷小室内を冷却する冷凍装置と、製氷小室内に送出する水を貯えるタンクと、給水源からの水をタンク内に供給する給水手段と、タンク内の水を開口部から製氷小室内に噴射させるポンプとを備えている。この製氷機は、製氷小室内で氷を製造する製氷運転と、製氷小室内を洗浄する洗浄運転を実行可能としている。製氷運転を実行したときには、給水手段によりタンク内に供給された水を製氷水として用い、この製氷水をポンプにより冷凍装置によって冷却した製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させることで、製氷水は製氷小室内で徐々に凍結して氷が形成される。
【0003】
また、洗浄運転は、薬剤を含まない洗浄水により洗浄する通常洗浄モードと薬剤を含む洗浄水により洗浄する特別洗浄モードとが設定されている。通常洗浄モードでの洗浄運転を実行したときには、給水手段からタンク内に洗浄水が供給され、タンク内の洗浄水をポンプにより製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させることで、製氷小室内は噴射される洗浄水により洗浄される。特別洗浄モードでの洗浄運転は、薬剤を含んだ洗浄水により製氷小室内を洗浄する薬剤洗浄工程と、濯ぎの洗浄水により製氷小室内を洗浄する濯ぎ洗浄工程とを順に実行するものである。薬剤洗浄工程を実行したときには、薬剤供給手段からタンク内に薬剤を含んだ洗浄水が供給され、タンク内の洗浄水をポンプにより製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させることで、製氷小室内は噴射される薬剤を含む洗浄水により洗浄される。薬剤洗浄工程後に濯ぎ洗浄工程を実行したときには、給水手段からタンク内に濯ぎ用の洗浄水が供給され、タンク内の濯ぎ用の洗浄水をポンプにより製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させることで、製氷小室内は噴射される濯ぎ用の洗浄水により洗浄される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-245923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種の製氷機においては、特開2009-180474号公報にも記載されているように、製氷小室の天井壁部には空気孔が形成されており、製氷小室内で凍結して形成された氷は空気孔から流入する空気によって製氷小室から下方に落下しやすい。製氷小室の天井壁部に空気孔が形成された製氷機で、特許文献1の製氷機のように洗浄運転を実行して洗浄水を製氷小室内に噴射させたときに、洗浄水は空気孔から製氷小室の上側に流出し、製氷小室の上側に洗浄水が残るおそれがあった。洗浄水にはタンクと製氷小室を循環する過程で洗浄した汚れが含まれているだけでなく、特別洗浄モードでの洗浄運転では洗浄水に洗剤が含まれており、洗浄水が製氷小室の上側に残ると衛生的に好ましくなかった。本発明は、洗浄運転を実行しても製氷小室の上側に洗浄水が残りにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するため、上方に噴射される製氷水を流入させる開口部が下端に形成されるとともに、内部に形成された氷を離脱させる空気孔が天井壁部に形成された複数の製氷小室と、製氷小室内を冷却する冷凍装置と、製氷小室内に送出する水を貯えるタンクと、給水源からの水をタンク内に供給する給水手段と、タンクを含んで開口部から製氷小室内に噴射させる水をタンク内から送出する送水手段とを備え、給水手段によりタンク内に供給された水を製氷水として用い、送水手段により送出される製氷水を冷凍装置によって冷却した製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させ、製氷小室内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、給水手段によりタンク内に供給された水を洗浄水として用い、送水手段により送出される洗浄水を製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させ、タンクと製氷小室とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能とした製氷機であって、送水手段は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、洗浄運転を実行するときの送水手段の送水流量を製氷運転を実行するときより少なく制御することを特徴とする製氷機を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した製氷機においては、送水手段は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、洗浄運転を実行するときの送水手段の送水流量を製氷運転を実行するときより少なく制御している。洗浄運転を実行したときの洗浄水には汚れが含まれていて、汚れが含まれた洗浄水は空気孔から製氷小室の上側に流出するおそれがある。洗浄水は製氷水よりも低い送水流量(水圧)で製氷小室内に噴射され、洗浄水が製氷水と比較して製氷小室の天井壁部の空気孔から上側に流出しにくくなり、洗浄水が製氷小室の上側に残りにくくなる。
【0008】
本発明は上記課題を解決するため、上方に噴射される製氷水を流入させる開口部が下端に形成されるとともに、内部に形成された氷を離脱させる空気孔が天井壁部に形成された複数の製氷小室と、製氷小室内を冷却する冷凍装置と、製氷小室内に送出する水を貯えるタンクと、給水源からの水をタンク内に供給する給水手段と、タンクを含んで開口部から製氷小室内に噴射させる水をタンク内から送出する送水手段とを備え、給水手段によりタンク内に供給された水を製氷水として用い、送水手段により送出される製氷水を冷凍装置によって冷却した製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させ、製氷小室内で製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、給水手段によりタンク内に供給された水を洗浄水として用い、送水手段により送出される洗浄水を製氷小室内に噴射させてから再びタンク内に戻して循環させ、タンクと製氷小室とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能とした製氷機であって、送水手段は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、洗浄運転は、タンクと製氷小室とで洗浄水を循環させて製氷小室内に付着した汚れを洗い流す主洗浄運転と、主洗浄運転の後にタンクと製氷小室とで洗浄水を循環させて製氷小室内を濯ぎ洗いする濯ぎ洗浄運転とが設定され、濯ぎ洗浄運転を実行するときの送水手段の送水流量を主洗浄運転を実行するときより多く制御することを特徴とする製氷機を提供するものである。
【0009】
上記のように構成した製氷機においては、送水手段は送出する水の送水流量を調節可能としたものであり、洗浄運転は、タンクと製氷小室とで洗浄水を循環させて製氷小室内に付着した汚れを洗い流す主洗浄運転と、主洗浄運転の後にタンクと製氷小室とで洗浄水を循環させて製氷小室内を濯ぎ洗いする濯ぎ洗浄運転とが設定され、濯ぎ洗浄運転を実行するときの送水手段の送水流量を主洗浄運転を実行するときより多く制御している。主洗浄運転を実行したときの洗浄水には汚れが含まれていて、汚れが含まれた洗浄水は空気孔から製氷小室の上側に流出するおそれがある。濯ぎ洗浄運転を実行するときの送水手段の送水流量を主洗浄運転を実行するときより多く制御しているので、主洗浄運転を実行したときに製氷小室の上側に流出した洗浄水は濯ぎ洗浄運転を実行したときに製氷小室の上側に多く流出する洗浄水により流されやすくなり、主洗浄運転を実行したときの汚れを含む洗浄水が製氷小室の上側に残りにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の製氷機の斜視図である。
本発明の製氷機の概略図である。
蒸発器が固定された製氷部の平面図である。
A-A断面図である。
製氷部と水皿とを示す概略図である。
図5の水皿を開放位置に傾動させた状態を示す概略図である。
薬剤供給手段を示す断面図である。
制御装置のブロック図である。
主洗浄運転を示すフローチャートである。
濯ぎ洗浄運転を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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