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公開番号
2025106941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000565
出願日
2024-01-05
発明の名称
人工地盤構造物、Vポート及び人工地盤構造物の施工方法
出願人
JFEシビル株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
E01F
3/00 20060101AFI20250710BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】橋梁の有無に関わらず、経年劣化した部分の補修及び大規模地震に対応するための補強が不要な人工地盤構造物、Vポート及び人工地盤構造物の施工方法を提供する。
【解決手段】人工地盤構造物は、VTOLの交通路であるコリドーの進行方向に沿って配置される人工地盤構造物であって、水平方向において第1方向及び第1方向に交差する第2方向に並列して地盤に打設された支持杭と、支持杭に設置された格点部と、隣り合う支持杭の格点部同士を接続する桁部材と、桁部材の上に設置された床版と、床版の上に設けられ、VTOLが離着陸する建屋と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
VTOLの交通路であるコリドーの進行方向に沿って配置される人工地盤構造物であって、
水平方向において第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に並列して地盤に打設された支持杭と、
前記支持杭に設置された格点部と、
隣り合う前記支持杭の前記格点部同士を接続する桁部材と、
前記桁部材の上に設置された床版と、
前記床版の上に設けられ、前記VTOLが離着陸する建屋と、
を備える人工地盤構造物。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
道路構造に面しており、
前記床版の高さと、道路構造の高さとが一致している
請求項1記載の人工地盤構造物。
【請求項3】
鉄道線路に面しており、
前記床版の高さと、前記鉄道線路の高さとが一致している
請求項1又は2記載の人工地盤構造物。
【請求項4】
前記建屋には、前記VTOLが出入りするVTOLの出入口が形成されている
請求項1又は2記載の人工地盤構造物。
【請求項5】
前記建屋には、車両が出入りする車両の出入口が形成されている
請求項1又は2記載の人工地盤構造物。
【請求項6】
前記建屋は、
複数のフロアから構成されており、
前記VTOLの離着陸場、荷物昇降横行式設備、昇降開口、倉庫、事務所、蓄電設備、給配電設備、機電設備のうち少なくとも一つが設けられている
請求項1又は2記載の人工地盤構造物。
【請求項7】
前記床版よりも下方に配置された下側床版を備え、
前記蓄電設備又は前記給配電設備は、前記下側床版に載置されている
請求項6記載の人工地盤構造物。
【請求項8】
前記建屋に設けられる太陽光発電設備又は風力発電設備を備え、
前記太陽光発電設備又は前記風力発電設備によって発電された電力が、前記蓄電設備又は前記給配電設備に供給されている
請求項6記載の人工地盤構造物。
【請求項9】
前記建屋は、
複数のフロアから構成されており、
上側のフロアが、前記VTOLの離着陸場となっており、
下側のフロアが、前記VTOLから下方に放たれる空気が通過する流路となっている
請求項6記載の人工地盤構造物。
【請求項10】
上側のフロアには、風を防ぐブラストフェンスが設けられている
請求項9記載の人工地盤構造物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コリドーに近接して配置される人工地盤構造物、人工地盤構造物を利用したVポート及び人工地盤構造物の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、VTOL(Vertical Take-Off and Landing aircraft)の利活用に対して、VTOLの交通路であるコリドー等のインフラの検討が進められている。コリドーは、土地を利用するための合意を形成する上で、河川又は送電線等の既存のインフラ(電力施設、鉄道送電施設)の上空を活用することが予想されている。ここで、VTOLへの電力供給、VTOLを利用したときの物流拠点、VTOLへの人の乗降地であるVポートは、コリドー下、又はコリドーに近接した位置に整備されることが望まれる。
【0003】
特許文献1には、複階層配送センターが開示されており、複階層配送センターは、上層階に無人航空機(UAV)の離着陸を支持するUAVプラットフォームを備える。このような複階層配送センターは、人口密集部である都市内に位置することにより、物品をより迅速に、多くの人々に配送することができる。しかし、特許文献1の複階層配送センターは、ドローンを活用するものであり、VTOLを想定したものではない。
【0004】
一方、コリドーの整備に関して、従来、河川上をコリドーとする技術が提案されている。既存橋梁にヘリポートを併設したり、都市部の河川橋梁を多層にしたりする等の技術が挙げられる。VTOLの発着地であるVポートを、橋梁の側面から張り出した位置に設ける技術も提案されている。これらの技術は、都市部又は山間部の河川上空に架かる橋梁に増設されたVポートの整備に関するものであるといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6518014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、既存の橋梁を増設してVポートを建設しようとすると、橋梁と共に経年劣化した部分の補修及び大規模地震に対応するための補強の必要性が生じる。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、橋梁の有無に関わらず、経年劣化した部分の補修及び大規模地震に対応するための補強が不要な人工地盤構造物、Vポート及び人工地盤構造物の施工方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る人工地盤構造物は、VTOLの交通路であるコリドーの進行方向に沿って配置される人工地盤構造物であって、水平方向において第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に並列して地盤に打設された支持杭と、前記支持杭に設置された格点部と、隣り合う前記支持杭の前記格点部同士を接続する桁部材と、前記桁部材の上に設置された床版と、前記床版の上に設けられ、前記VTOLが離着陸する建屋と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、地盤に打設された支持杭を利用して床版及び建屋が設置されている。即ち、人工地盤構造物は、橋梁を増設するものではない。従って、橋梁の有無に関わらず、経年劣化した部分の補修及び大規模地震に対応するための補強が不要な人工地盤構造物を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係るVポート200の模式図である。
実施の形態1に係るVポート200の断面図である。
実施の形態1に係るVポート200及びコリドー2の上面図である。
実施の形態1に係るVポート200の離着陸場の上面図である。
実施の形態1に係るVポート200において第1床版299を支持する構造を説明する斜視図である。
実施の形態1に係るVポート200の支持杭10に設けられた格点部50の一例を示す側面図及び上面図である。
実施の形態1に係るVポート200の支持杭10に設けられた格点部50の一例を示す側面図である。
図7の上面図である。
実施の形態1に係るVポート200の上端格点部50a周辺の断面構造の一例の説明図である。
図9に示されている上端格点部50aの上面図である。
実施の形態1に係るVポート200の中間格点部50b周辺の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係るVポート200の中間格点部50bの上面図である。
実施の形態1に係るVポート200の中間格点部150b周辺の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係るVポート200の上端格点部550a周辺の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係るVポート200の上端格点部550aの上面図及び側面図である。
図15(b)のF-F部の断面図である。
実施の形態1に係るVポート200の中間格点部550b周辺の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係るVポート200の施工方法のフローである。
孔95に鋼管杭20を建て込んだ状態の説明図である。
実施の形態1の仮接合工程に用いられる型枠治具70の構造の説明図である。
覆工版399の一例を示す側面図である。
実施の形態2に係るVポート200の断面図である。
実施の形態3に係るVポート200の断面図である。
実施の形態4に係るVポート200の断面図である。
実施の形態5に係るVポート200の断面図である。
実施の形態6に係るVポート200の断面図である。
実施の形態6に係るVポート200の離着陸場3の上面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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