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公開番号
2025107631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024000956
出願日
2024-01-09
発明の名称
製氷機
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25C
1/04 20180101AFI20250714BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】待機モード中に保冷運転を実行可能な製氷機において、貯氷室の取出口を開閉する扉が開放された状態であることをコストが高くなることなく正確に検知できるようにする。
【解決手段】製氷機10は、製氷モードとして冷凍装置40により冷却した製氷部21で送水手段23により送出される製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行するように制御して貯氷室14内に貯える氷を製造し、貯氷検知器38により貯氷室14内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モードとして製氷運転を実行しないように制御して貯氷室14内に貯える氷を製造せずに待機し、待機モード中に冷凍装置40を作動させて製氷部21を冷却することにより貯氷室14内を冷却する保冷運転を実行可能とし、待機モード中の貯氷室14内の温度状況に基づいて扉15が開放された状態を検知する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
製氷水を凍結させて氷を製造する製氷部と、
圧縮機により循環供給される冷媒によって前記製氷部を冷却する冷凍装置と、
前記製氷部に製氷水を送出する送水手段と、
前記製氷部で製造された氷を貯える貯氷室と、
前記貯氷室に貯えられた氷を取り出すための取出口を開閉する扉と、
前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知する貯氷検知器とを備え、
前記貯氷検知器により前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして前記冷凍装置により冷却した前記製氷部で前記送水手段により送出される製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行するように制御して前記貯氷室内に貯える氷を製造し、
前記貯氷検知器により前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モードとして前記製氷運転を実行しないように制御して前記貯氷室内に貯える氷を製造せずに待機し、
前記待機モード中に前記冷凍装置を作動させて前記製氷部を冷却することにより前記貯氷室内を冷却する保冷運転を実行可能とした製氷機であって、
前記待機モード中の前記貯氷室内の温度状況に基づいて前記扉が開放された状態を検知することを特徴とする製氷機。
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【請求項2】
請求項1に記載の製氷機において、
前記貯氷室内の温度を検出する温度センサを備え、
前記待機モードにて前記保冷運転の終了後に前記圧縮機が停止後に短時間で再び起動するのを防ぐための保護時間以上で設定された最低停止時間で停止させる条件下で前記温度センサの検出温度に基づいて前記保冷運転を実行するように制御したものであり、
前記待機モード中に前記保冷運転終了後に再び保冷運転を開始するまでの時間を計時し、前記保冷運転終了後に前記最低停止時間経過直後に前記保冷運転を所定回数で連続して開始させたときの前記保冷運転の運転状況から判定される前記貯氷室内の温度状況に基づいて前記扉が開放された状態を検知することを特徴とする製氷機。
【請求項3】
請求項1に記載の製氷機において、
前記貯氷室内の温度を検出する温度センサを備え、
前記待機モードにて前記保冷運転の終了後に前記圧縮機が停止後に短時間で再び起動するのを防ぐための保護時間以上で設定された最低停止時間で停止させる条件下で前記温度センサの検出温度に基づいて前記保冷運転を実行するように制御したものであり、
前記待機モード中の一定時間内に前記保冷運転を開始した回数が所定回数以上であるときの前記保冷運転の運転状況から判定される前記貯氷室内の温度状況に基づいて前記扉が開放された状態を検知することを特徴とする製氷機。
【請求項4】
請求項1に記載の製氷機において、
前記製氷部または前記貯氷室の温度を検出する温度センサを備え、
前記待機モードにて前記温度センサの検出温度が上限温度以上となると前記保冷運転を実行させ、前記温度センサの検出温度が下限温度より低くなると前記保冷運転を停止させるよう制御したものであり、
前記待機モード中の前記保冷運転の運転状況として、前記待機モード中の前記保冷運転の運転時間または運転停止時間の長さから判定される前記貯氷室内の温度状況に基づいて前記扉が開放された状態を検知することを特徴とする製氷機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製氷部で製造した氷を貯氷室内に貯えるようにした製氷機に関し、貯氷室に氷が満たされたときに製氷部で氷の製造を待機するようにし、待機中に製氷部を冷却することで貯氷室を冷却可能とした製氷機に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、製氷室内に設けた製氷部で氷を製造する製氷機の発明が開示されている。この製氷機は、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷部と、圧縮機により循環供給される冷媒によって製氷部を冷却する冷凍装置と、製氷部に製氷水を送出する送水手段と、製氷部で製造された氷を貯える貯氷室と、貯氷室内にて氷が満たされたことを検知する貯氷検知器とを備えている。
【0003】
この製氷機においては、冷凍装置により冷却された製氷部で送水手段により製氷水を送出して凍結させることにより氷を製造する製氷運転と、冷凍装置から製氷部にホットガスを送出することによって製氷部から氷を離脱させる除氷運転とを交互に実行することにより、貯氷室内に貯える氷を製造している。貯氷検知器により氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして製氷運転と除氷運転とを交互に実行するように制御して貯氷室内に貯える氷を製造し、貯氷検知器により氷が満たされたことを検知したときには、貯氷モード(待機モード)として製氷運転と除氷運転とを実行しないように制御して貯氷室内に貯える氷を製造せずに待機している。この製氷機においては、貯氷モードであるときに、貯氷室内の温度の上昇を抑制するための保冷運転を実行するように制御しており、製氷部は保冷運転の実行によって冷凍装置によって冷却され、貯氷室内は製氷部から流れ落ちる冷気によって冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-032062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の製氷機においては、貯氷モードであるときに、貯氷室内の温度の上昇を抑制するための保冷運転を実行するように制御しており、貯氷室内は冷凍装置により冷却される製氷部から流れ落ちる冷気によって冷却される。貯氷室には氷を取り出す取出口が形成されており、貯氷室の取出口は扉によって開閉自在に塞がれている。扉を開放して貯氷室の取出口から氷を取り出した後で、扉を閉め忘れると取出口から冷気が放出され、貯氷室内の温度は上昇する。この場合に、貯氷室内は保冷運転によって冷却されているが、貯氷室から継続的に冷気が放出されるため、保冷運転が連続的に実行されるか短い時間で断続的に実行されるようになる。貯氷室の取出口に扉の開放を検知する検知センサを設けることで、貯氷室の取出口に設けた扉の開放を検知することができる。しかし、扉の開放を検知するセンサを設けると、製造コストが高くなるだけでなく、扉が少し開いた状態でも、扉が開放されていることが検知されたりして、扉が開放されていることを正確に検知しにくい問題がある。本発明は、待機モード中に保冷運転を実行可能な製氷機において、貯氷室の取出口を開閉する扉が開放された状態であることをコストが高くなることなく正確に検知できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するため、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷部と、圧縮機により循環供給される冷媒によって製氷部を冷却する冷凍装置と、製氷部に製氷水を送出する送水手段と、製氷部で製造された氷を貯える貯氷室と、貯氷室に貯えられた氷を取り出すための取出口を開閉する扉と、貯氷室内に氷が満たされたことを検知する貯氷検知器とを備え、貯氷検知器により貯氷室内に氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして冷凍装置により冷却した製氷部で送水手段により送出される製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行するように制御して貯氷室内に貯える氷を製造し、貯氷検知器により貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モードとして製氷運転を実行しないように制御して貯氷室内に貯える氷を製造せずに待機し、待機モード中に冷凍装置を作動させて製氷部を冷却することにより貯氷室内を冷却する保冷運転を実行可能とした製氷機であって、待機モード中の貯氷室内の温度状況に基づいて扉が開放された状態を検知することを特徴とする製氷機を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した製氷機においては、待機モード中の貯氷室内の温度状況に基づいて扉が開放された状態を検知するようにしている。待機モード中に扉が閉められているときには、貯氷室内の温度が短時間で上昇しないが、待機モード中に扉が開放された状態となると、貯氷室内の温度は取出口から冷気が放出されることで上昇しやすい。このように、貯氷室内の温度状況は扉が閉じられた状態と扉が開放された状態とでは異なる。このため、待機モード中の貯氷室内の温度状況から扉が開放された状態であることを検知することができる。これにより、扉が開放されていることを検知するセンサ等を設けるようにしてコストが高くなることなく、扉が開放された状態であることを正確に検知することができる。
【0008】
上記のように構成した製氷機においては、貯氷室内の温度を検出する温度センサを備え、待機モードにて保冷運転の終了後に圧縮機が停止後に短時間で再び起動するのを防ぐための保護時間以上で設定された最低停止時間で停止させる条件下で温度センサの検出温度に基づいて保冷運転を実行するように制御したものであり、待機モード中に保冷運転終了後に再び保冷運転を開始するまでの時間を計時し、保冷運転終了後に最低停止時間経過直後に保冷運転を所定回数で連続して開始させたときの保冷運転の運転状況から判定される貯氷室内の温度状況に基づいて扉が開放された状態を検知するようにしてもよい。
【0009】
待機モード中に扉が閉められているときには、貯氷室内の温度が短時間で上昇せず、待機モード中に保冷運転を実行する頻度が低い。これに対し、待機モード中に扉が開放された状態となると、貯氷室内の温度は取出口から冷気が放出されることで上昇し、待機モード中に保冷運転を実行する頻度が高くなる。このように、保冷運転の運転状況は扉が閉じられた状態の貯氷室を冷却するときと扉が開放された状態の貯氷室を冷却するときで異なり、保冷運転の運転状況から扉が閉じられた状態の貯氷室の温度状況か扉が開放された状態の貯氷室内の温度状況かを判定することができる。これにより、待機モード中に保冷運転終了後に再び保冷運転を開始するまでの時間を計時し、保冷運転終了後に最低停止時間経過直後に保冷運転を所定回数で連続して開始させたときの保冷運転の運転状況から扉が開放された状態の貯氷室内の温度状況を判定でき、この貯氷室の温度状況から扉が開放された状態を検知できるようになる。
【0010】
同様に、上記のように構成した製氷機においては、貯氷室内の温度を検出する温度センサを備え、待機モードにて保冷運転の終了後に圧縮機が停止後に短時間で再び起動するのを防ぐための保護時間以上で設定された最低停止時間で停止させる条件下で温度センサの検出温度に基づいて保冷運転を実行するように制御したものであり、待機モード中の一定時間内に保冷運転を開始した回数が所定回数以上であるときの保冷運転の運転状況から判定される貯氷室内の温度状況に基づいて扉が開放された状態を検知するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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