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公開番号2025109095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002805
出願日2024-01-11
発明の名称冷凍装置
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25B 43/00 20060101AFI20250716BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】圧縮機が起動直後に停止することを防止し得る冷凍装置を提供する。
【解決手段】冷凍装置は、冷媒を圧縮する圧縮機10と、圧縮機10で圧縮された冷媒の凝縮を行う凝縮器11と、凝縮器11により液化した冷媒が気化される冷却器14とを配管16,17,18,19,20で接続して構成される。凝縮器11から冷却器14へ冷媒を流通させる配管19に、冷媒流路を開閉する電磁弁23が設けられる。電磁弁23と凝縮器11との間の配管18,19に、液冷媒を貯留可能な第2レシーバタンク24および逆止弁25が設けられる。圧縮機10の起動後、凝縮機側の液冷媒が第2レシーバタンク24に供給されるまでの間は、第2レシーバタンク24に貯留されている液冷媒が冷却器14に供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された冷媒の凝縮を行う凝縮器と、該凝縮器により液化した冷媒が気化される冷却器とを配管で接続した冷凍装置において、
前記凝縮器から冷却器へ冷媒を流通させる配管に設けられ、冷媒流路を開閉する開閉弁と、
該開閉弁と前記凝縮器との間の配管に設けられ、液冷媒を貯留可能な冷媒貯留手段と、
該冷媒貯留手段と前記凝縮器との間の配管に設けられ、凝縮器側への液冷媒の逆流を規制する逆止弁と、を備えた
ことを特徴とする冷凍装置。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記冷媒貯留手段は、前記開閉弁で冷媒流路を開放した状態で前記圧縮機が起動した場合に、前記凝縮器側からの液冷媒が当該冷媒貯留手段に供給されるまでの間、前記冷却器へ液冷媒を供給可能な量の液冷媒を貯留可能に構成されている請求項1記載の冷凍装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、圧縮機、凝縮器および冷却器を、冷媒が循環するように配管で接続した冷凍装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、圧縮機および凝縮器を備えた凝縮器ユニットと、冷却器を備えた冷却器ユニットとが分離して配置され、圧縮機の冷媒吐出口と冷却器の冷媒吸入口とが高圧配管で接続されると共に、冷却器の冷媒吐出口と圧縮機の冷媒吸入口とが低圧配管で接続された冷凍装置が開示されている。また、冷凍装置は、高圧配管に介挿された膨張弁と圧縮機との間に電磁弁が介挿されると共に、低圧配管に低圧スイッチが配設されて、ポンプダウン運転によって圧縮機を停止するよう構成されている。ポンプダウン運転では、圧縮機を停止させる際に、電磁弁を閉弁して冷凍回路を閉止した状態で圧縮機の運転を継続し、冷却器や低圧配管内の冷媒が凝縮器ユニット側に運ばれることで低下する低圧配管内の圧力が一定値以下になると、低圧スイッチが働いて圧縮機を停止させる。このような、ポンプダウン運転を行うことにより、圧縮機の起動時における該圧縮機の負担の軽減、液冷媒の戻りの防止、除霜効率の上昇などの効果を得ることができる。なお、ポンプダウン運転により停止した圧縮機を駆動する際には、電磁弁を開放し、低圧圧力が上昇して高圧配管内の高圧圧力と均衡すると低圧スイッチが復帰して、圧縮機が起動するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-61760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記冷凍装置における冷凍回路内の液冷媒は、温度の高い方から低い方に集まる傾向にあり、また物理的な高さが高い方から低い方に集まることから、冷却器ユニットと凝縮器ユニットとの周囲の温度差や、凝縮器ユニットと冷却器ユニットとの設置位置の高低差等の各種条件によっては、ポンプダウン運転による圧縮機の停止時に、冷凍回路内の液冷媒の多くが凝縮器ユニット側に溜まってしまう現象が起きる。このとき、冷却器ユニットや高圧配管には蒸気状態のガス冷媒しかなく、その状態で圧縮機を駆動するために電磁弁を開放すると、低圧圧力が上昇して高圧圧力と均衡して低圧スイッチが復帰することで圧縮機が起動するものの、凝縮器ユニット側に溜まっている液冷媒が膨張弁に到達するまでに時間が掛かるため、ガス冷媒が不足して、一旦上昇した低圧圧力が、低圧スイッチが働く圧力まで低下してしまい、圧縮機が起動直後に停止する問題があった。
【0005】
本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、圧縮機が起動直後に停止することを防止し得る冷凍装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、第1の手段は、
冷媒を圧縮する圧縮機(10)と、該圧縮機(10)で圧縮された冷媒の凝縮を行う凝縮器(11)と、該凝縮器(11)により液化した冷媒が気化される冷却器(14)とを配管(16,17,18,19,20)で接続した冷凍装置において、
前記凝縮器(11)から冷却器(14)へ冷媒を流通させる配管(19)に設けられ、冷媒流路を開閉する開閉弁(23)と、
該開閉弁(23)と前記凝縮器(11)との間の配管(18)に設けられ、液冷媒を貯留可能な冷媒貯留手段(24)と、
該冷媒貯留手段(24)と前記凝縮器(11)との間の配管(18)に設けられ、凝縮器側への液冷媒の逆流を規制する逆止弁(25)と、を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、凝縮器と冷却器とを接続する配管に設けられる開閉弁より凝縮器側に、冷媒貯留手段と逆止弁とを設けたので、ポンプダウン運転によって圧縮機を停止する際に、冷媒貯留手段に液冷媒を貯留しておくことができ、ポンプダウン運転によって停止した圧縮機を駆動する際には、冷媒貯留手段に貯留した液冷媒によってガス冷媒が不足するのを防ぎ、圧縮機が起動直後に停止するのを防止することができる。また、圧縮機が起動すると、冷媒貯留手段に貯留されている液冷媒によって適当な冷却運転を行うことができるので、圧縮機の起動後に適当な冷却運転が開始されるまでのタイムラグを短かくすることができる。
【0007】
第2の手段は、前記冷媒貯留手段(24)は、前記開閉弁(23)で冷媒流路を開放した状態で前記圧縮機(10)が起動した場合に、前記凝縮器(11)側からの液冷媒が当該冷媒貯留手段(24)に供給されるまでの間、前記冷却器(14)へ液冷媒を供給可能な量の液冷媒を貯留可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、圧縮機の起動後、凝縮器側から液冷媒が冷媒貯留手段に供給されるまでは、当該冷媒貯留手段に貯留されている液冷媒によって冷却運転を行うことができるので、圧縮機の起動後に、適当な冷却運転を中断することなく継続することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る冷凍装置によれば、圧縮機が、ガス冷媒の不足によって起動直後に停止してしまうのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の冷凍装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明に係る冷凍装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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