TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025107962
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024161996
出願日
2024-09-19
発明の名称
機能性フィラメント、極細機能性繊維及びその用途
出願人
華巧國際有限公司
,
CHINA GOOD INTERNATIONAL LIMITED
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
D01F
1/10 20060101AFI20250714BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】柔らかさと質感を実現することができ、特に乳幼児用衣服又は下着での使用に適する布帛を実現できる機能性フィラメントを提供する。
【解決手段】機能性フィラメントは、ポリマーマトリックスと、ポリマーマトリックス内に分散された機能性ナノ粒子とを含む。機能性フィラメントの断面直径は、1μmから30μmの範囲であり、機能性ナノ粒子は、Au、Ag、Ti、Ge、Zn、Al、Mg、Si、Cu、Ca、Fe、Ba、K、Na、Mn、Ni、Ga、Pt、及び、これらの組合せからなる群から選択される元素を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリマーマトリックスと、前記ポリマーマトリックス内に分散された機能性ナノ粒子とを含む機能性フィラメントであって、
前記機能性フィラメントの断面直径は、1μmから30μmの範囲であり、
前記機能性ナノ粒子は、Au、Ag、Ti、Ge、Zn、Al、Mg、Si、Cu、Ca、Fe、Ba、K、Na、Mn、Ni、Ga、Pt、及び、これらの組合せからなる群から選択される元素を含む、機能性フィラメント。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記機能性フィラメントの断面直径は、5μmから20μmの範囲である、請求項1に記載の機能性フィラメント。
【請求項3】
前記機能性ナノ粒子の平均粒子径は、1nmから300nmの範囲である、請求項1に記載の機能性フィラメント。
【請求項4】
前記機能性ナノ粒子は、Fe、Ti、及び、Caを含む、請求項1に記載の機能性フィラメント。
【請求項5】
前記機能性ナノ粒子は、Al、Ba、Cu、Mg、Ni、Zn、Mn、及び、これらの組合せからなる群から選択される元素をさらに含む、請求項4に記載の機能性フィラメント。
【請求項6】
前記ポリマーマトリックスは、ポリエステル、ポリウレタン(PU)、ポリ(塩化ビニル)(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、アミノ含有ポリマー、シリコーン、及び、これらの混合物からなる群から選択される、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の機能性フィラメント。
【請求項7】
前記ポリマーマトリックスは、ポリエステルを含む、請求項6に記載の機能性フィラメント。
【請求項8】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の機能性フィラメントを含む、極細機能性繊維。
【請求項9】
前記極細機能性繊維の繊維繊度は、0.7デニール未満である、請求項8に記載の極細機能性繊維。
【請求項10】
繊維材料から製造される機能性布帛であって、
前記繊維材料は、請求項8に記載の極細機能性繊維を含む、機能性布帛。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性フィラメント、特に、断面直径がわずか1μmから30μmで機能性ナノ粒子を含む機能性フィラメントを提供する。本発明はまた、該機能性フィラメントを含む極細機能性繊維、及び、該機能性フィラメントを含む機能性布帛を提供する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
繊維産業において、繊維とは、複数のフィラメントを撚ることによって形成された糸を指す。繊維技術の発展により、繊維を構成するフィラメントの直径は数マイクロメートルまで微細化され、極細フィラメントから作られる、柔らかな質感と上質な感触の、特に下着の製造に適した布帛の作製が可能となっている。
【0003】
健康維持への意識から、特殊な機能を備えた機能性ナノ粒子を含む機能性繊維が登場した。中でも、遠赤外線放射粒子を含む遠赤外線繊維が著しい成長を遂げている。遠赤外線繊維は、血液の循環と新陳代謝を促進することができる。
【0004】
一般に、機能性繊維は、機能性粒子(例えば、遠赤外線を放射することができる金属粒子)をフィラメント製造用のマスターバッチに添加し、そして、機能性粒子を含むフィラメントを撚り合わせて機能性繊維を作製することにより調製される。しかしながら、機能性粒子のサイズの制限により、現在、機能性粒子を含むフィラメントの直径は、マイクロメートルのスケールに達することができない。その結果、そのようなフィラメントから撚られた繊維から製造される布帛は、満足のいくレベルの柔らかさと質感を達成することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、新たな機能性フィラメントを提供する。本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術において、一般に機能性粒子を粉砕して機能性材料のサイズを小さくしていることである。しかしながら、この方法には技術的なボトルネックがあり、マイクロメートル寸法の機能性フィラメントの作製が不可能になることである。継続的な研究の後、本発明者は従来技術の技術的なボトルネックを克服することに成功し、マイクロメートル寸法の機能性フィラメントを作製することに成功した。これらの機能性フィラメントを撚ることにより極細機能性繊維を形成することができ、この繊維から作られた布帛は、満足のいくレベルの柔らかさと質感を実現することができ、特に乳幼児用衣服又は下着での使用に適するものとなる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
したがって、本発明の目的は、ポリマーマトリックスと、前記ポリマーマトリックス内に分散された機能性ナノ粒子とを含む機能性フィラメントであって、前記機能性フィラメントの断面直径は、1μmから30μmの範囲であり、前記機能性ナノ粒子は、Au、Ag、Ti、Ge、Zn、Al、Mg、Si、Cu、Ca、Fe、Ba、K、Na、Mn、Ni、Ga、Pt、及び、これらの組合せからなる群から選択される元素を含む、機能性フィラメントを提供することである。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態において、前記機能性フィラメントの断面直径は、5μmから20μmの範囲である。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態において、前記機能性ナノ粒子の平均粒子径は、1nmから300nmの範囲である。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態において、前記機能性ナノ粒子は、Fe、Ti、及び、Caを含む。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態において、前記機能性ナノ粒子は、Al、Ba、Cu、Fe、Mg、Ni、Zn、Mn、及び、これらの組合せからなる群から選択される元素をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
華巧國際有限公司
機能性フィラメント、極細機能性繊維及びその用途
1か月前
個人
レッティング方法
23日前
東レ株式会社
多孔繊維および液体処理カラム
2日前
東レ株式会社
多孔繊維、繊維束及び吸着カラム
2日前
東レ株式会社
多孔中実繊維、繊維束及び吸着カラム
2日前
株式会社カネカ
繊維溶解液調整システム
2日前
村田機械株式会社
糸巻取機
15日前
TMTマシナリー株式会社
紡糸設備
29日前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法
9日前
JIN株式会社
ナノファイバー製造装置及びナノファイバー製造方法
21日前
東レ・モノフィラメント株式会社
モノフィラメント及び釣り糸
3日前
村田機械株式会社
空気紡績機及び吸引捕捉装置
15日前
トヨタ紡織株式会社
ノズルヘッド及び電界紡糸装置
23日前
トヨタ紡織株式会社
ノズルヘッド及び電界紡糸装置
22日前
株式会社プレジール
低ホルムアルデヒド含有ポリアセタール繊維の製造法及び繊維
1か月前
三井化学株式会社
フィラメントの製造方法、及び、3次元造形物の製造方法
1か月前
三井化学株式会社
フィラメントの製造方法、及び、3次元造形物の製造方法
1か月前
株式会社豊田中央研究所
炭素繊維、及び炭素繊維の製造方法
29日前
株式会社ユーグレナ
パラミロン-セルロース混合繊維及びその製造方法
23日前
オーミケンシ株式会社
セルロース系繊維、及びセルロース系繊維の製造方法
29日前
東レ・モノフィラメント株式会社
合成樹脂製網状構造体、並びに、それを用いてなる防護フェンス、落下防止用ネット、および、動物侵入防止用ネット
1か月前
株式会社豊田中央研究所
ジエン系ポリマー組成物、炭素繊維前駆体繊維、耐炎化繊維の製造方法、および炭素繊維の製造方法
1か月前
青島邦特生態紡織科技有限公司
タンパク質複合繊維の製造方法
2日前
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
紡績糸における少なくとも1つの脆弱点の形成を検出するための方法、データ処理のためのデバイス、監視デバイス、紡績機、コンピュータプログラム、及びコンピュータ可読媒体
14日前
オレゴン ヘルス アンド サイエンス ユニバーシティ
B型肝炎ウイルス特異的なT細胞応答
1か月前
エピテック・グループ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
炎症性疼痛の処置における非ステロイド性抗炎症薬と組み合わせた使用のためのN-パルミトイルエタノールアミド
3日前
日立建機株式会社
部品需要予測装置
18日前
他の特許を見る