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公開番号2025108198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001964
出願日2024-01-10
発明の名称コンパイル制御装置及びプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06F 8/60 20180101AFI20250715BHJP(計算;計数)
要約【課題】デバイスドライバをコンパイルする際の、カーネルソースのパス情報の管理負荷を軽減し得るコンパイル制御装置及びプログラムを提供すること。
【解決手段】一実施形態のコンパイル制御装置は、絶対パス及び相対パスの組を指定するコマンドに応じてコンテナを起動するコンテナ管理部と、絶対パスに基づきコンテナにカーネルソースをマウントする第1マウント部と、相対パス及びコンテナにおけるカーネルソースの第1マウントパスに基づきコンテナにおけるドライバソースの第2マウントパスを決定するパス決定部と、第2マウントパスに基づきコンテナにドライバソースをマウントする第2マウント部と、コンテナ上でカーネルソースを用いてドライバソースをコンパイルするコンパイル部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
絶対パス及び相対パスの組を指定する第1コマンドに応じて、コンテナを起動するコンテナ管理部と、
前記絶対パスに基づき、前記コンテナにカーネルソースをマウントする第1マウント部と、
前記相対パス、及び前記コンテナにおける前記カーネルソースの第1マウントパスに基づき、前記コンテナにおけるドライバソースの第2マウントパスを決定するパス決定部と、
前記第2マウントパスに基づき、前記コンテナに前記ドライバソースをマウントする第2マウント部と、
前記コンテナ上で前記カーネルソースを用いて前記ドライバソースをコンパイルするコンパイル部と、
を備えた、コンパイル制御装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記絶対パスは、ホストにおけるトップディレクトリを起点とする前記カーネルソースの絶対パスであり、
前記相対パスは、前記ホストにおける前記ドライバソースを起点とする前記カーネルソースの相対パスである、
請求項1記載のコンパイル制御装置。
【請求項3】
前記コンテナ管理部は、前記コンテナに前記第1マウントパス及び前記第2マウントパスに対応するディレクトリ構造がない場合、前記コンテナに前記ディレクトリ構造を生成する、
請求項1記載のコンパイル制御装置。
【請求項4】
前記コンパイル部は、
前記絶対パス又は前記相対パスのいずれか一方を指定する第2コマンドに応じて、前記ホスト上で前記カーネルソースを用いて前記ドライバソースをコンパイルする、
請求項2記載のコンパイル制御装置。
【請求項5】
コンピュータを、
絶対パス及び相対パスの組を指定する第1コマンドに応じて、コンテナを起動するコンテナ管理部と、
前記絶対パスに基づき、前記コンテナにカーネルソースをマウントする第1マウント部と、
前記相対パス、及び前記コンテナにおける前記カーネルソースの第1マウントパスに基づき、前記コンテナにおけるドライバソースの第2マウントパスを決定するパス決定部と、
前記第2マウントパスに基づき、前記コンテナに前記ドライバソースをマウントする第2マウント部と、
前記コンテナ上で前記カーネルソースを用いて前記ドライバソースをコンパイルするコンパイル部と、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コンパイル制御装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
デバイスドライバをコンパイルする方法として、コンテナ技術を用いて、コンテナ上にマウントしたデバイスドライバをコンパイルする方法がある。デバイスドライバをコンパイルするためには、カーネルソース及びカーネルソースのパス情報が必要となる。このため、コンテナ上でデバイスドライバをコンパイルする場合には、カーネルソースをコンテナ上にマウントする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-540810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コンテナ上にマウントしたカーネルソースのパスは、ホスト上におけるカーネルソースのパスと異なる場合がある。このため、ホスト上でデバイスドライバをコンパイルする場合と、コンテナ上でデバイスドライバをコンパイルする場合とで、カーネルソースのパス情報について、異なる管理を要する。
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、デバイスドライバをコンパイルする際の、カーネルソースのパス情報の管理負荷を軽減し得るコンパイル制御装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、コンパイル制御装置は、絶対パス及び相対パスの組を指定する第1コマンドに応じて、コンテナを起動するコンテナ管理部と、上記絶対パスに基づき、上記コンテナにカーネルソースをマウントする第1マウント部と、上記相対パス、及び上記コンテナにおける上記カーネルソースの第1マウントパスに基づき、上記コンテナにおけるドライバソースの第2マウントパスを決定するパス決定部と、上記第2マウントパスに基づき、上記コンテナに上記ドライバソースをマウントする第2マウント部と、上記コンテナ上で上記カーネルソースを用いて上記ドライバソースをコンパイルするコンパイル部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るコンパイル制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係るコンパイル制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係るコンパイル制御装置のコンテナ上で実行するコンパイルコマンドの一例を示す図である。
図4は、実施形態に係るコンパイル制御装置におけるコンパイル処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、実施形態に係るコンパイル制御装置における絶対パス取得処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、実施形態に係るコンパイル制御装置における相対パス取得処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、実施形態に係るコンパイル制御装置に入力する第1コンパイルコマンドの第1例を示す図である。
図8は、実施形態に係るコンパイル制御装置に入力する第1コンパイルコマンドの第2例を示す図である。
図9は、実施形態に係るコンパイル制御装置のホスト上におけるカーネルソース及びドライバソースのパス情報の一例を示す図である。
図10は、実施形態に係るコンパイル制御装置のコンテナ上におけるカーネルソース及びドライバソースのパス情報の一例を示す図である。
図11は、実施形態に係るコンパイル制御装置に入力する第2コンパイルコマンドの第1例を示す図である。
図12は、実施形態に係るコンパイル制御装置に入力する第2コンパイルコマンドの第2例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態に係るコンパイル制御装置について、図面を用いて説明する。
実施形態に係るコンパイル制御装置は、Linux(登録商標)の開発環境で、Linuxカーネルを用いてデバイスドライバをコンパイルする機能を有する情報処理装置である。デバイスドライバは、例えば、MFP(multifunction peripheral)、BCP(barcode printer)、及びPOS(point of sale)等のドライバである。以下では、Linuxは、「ホストOS」又は「ホスト」と呼ぶ。Linuxカーネルのソースコードは、「カーネルソース」と呼ぶ。デバイスドライバのソースコードは、「ドライバソース」と呼ぶ。
【0009】
1. 構成
まず、実施形態に係るコンパイル制御装置の構成について説明する。
【0010】
1.1 ハードウェア構成
図1は、実施形態に係るコンパイル制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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