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公開番号
2025108245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002048
出願日
2024-01-10
発明の名称
車両用表示装置および車両用制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60L
58/27 20190101AFI20250715BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリの昇温の効果をユーザに認識させる。
【解決手段】走行用のモータと、モータと電力をやりとりするバッテリと、バッテリからの電力により作動しバッテリを加熱するヒータと、を備え、低温時にバッテリの温度が目標温度まで上昇するようにヒータを作動させる昇温制御を実行する電気自動車に用いられ、情報を表示する車両用表示装置であって、昇温制御を実行しているときに、現在のバッテリの状態に基づいて昇温制御を実行しない場合における電気自動車の走行可能距離として算出される第1距離と、昇温制御を完了したときのバッテリの状態として予測される予測状態に基づいて昇温制御を完了した場合における電気自動車の走行可能距離として算出される第2距離と、を表示する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
走行用のモータと、前記モータと電力をやりとりするバッテリと、前記バッテリからの電力により作動し前記バッテリを加熱するヒータと、を備え、低温時に前記バッテリの温度が目標温度まで上昇するように前記ヒータを作動させる昇温制御を実行する電気自動車に用いられ、情報を表示する車両用表示装置であって、
前記昇温制御を実行しているときに、現在の前記バッテリの状態に基づいて前記昇温制御を実行しない場合における前記電気自動車の走行可能距離として算出される第1距離と、前記昇温制御を完了したときの前記バッテリの状態として予測される予測状態に基づいて前記昇温制御を完了した場合における前記電気自動車の走行可能距離として算出される第2距離と、を表示する
車両用表示装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
請求項1記載の車両用表示装置であって、
前記第1距離は、現在の前記バッテリの蓄電割合と温度とに基づいて前記バッテリから放電可能な電力量を算出し、算出した前記電力量に前記電気自動車の電費を乗じて得られる距離である
車両用表示装置。
【請求項3】
請求項1記載の車両用表示装置であって、
前記第2距離は、前記目標温度から現在の前記バッテリの温度を減じた温度差に前記バッテリの熱容量を乗じて前記昇温制御の開始から完了までの消費電力量を算出し、現在の前記バッテリの蓄電割合から前記消費電力量を前記バッテリの前記蓄電割合に換算した消費割合を減じて完了時割合を算出し、前記完了時割合と前記目標温度とに基づいて前記バッテリから放電可能な電力量を算出し、算出した前記電力量に前記電気自動車の電費を乗じて得られる距離である
車両用表示装置。
【請求項4】
走行用のモータと、前記モータと電力をやりとりするバッテリと、前記バッテリからの電力により作動し前記バッテリを加熱するヒータと、情報を表示する表示装置と、を備える電気自動車に用いられ、低温時に前記バッテリの温度が目標温度まで上昇するように前記ヒータを作動させる昇温制御を実行すると共に前記表示装置を制御する車両用制御装置であって、
前記昇温制御を実行するか否かの選択を受け付け選択受付部と、
現在の前記バッテリの状態に基づいて前記昇温制御を実行しない場合における前記電気自動車の走行可能距離として算出される第1距離と、前記昇温制御を完了したときの前記バッテリの状態として予測される予測状態に基づいて前記昇温制御を完了した場合における前記電気自動車の走行可能距離として算出される第2距離と、を前記表示装置に表示し、前記選択受付部により前記昇温制御を実行するという選択が受け付けられたときに前記昇温制御を実行する制御実行部と、
を備える車両用制御装置。
【請求項5】
請求項4記載の車両用制御装置であって、
前記昇温制御の実行中に、前記第1距離と、前記第2距離と、を前記表示装置に表示する
車両用制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用表示装置および車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車としては、電動モータと、電動モータと電力をやりとりするバッテリと、バッテリからの電力で作動し温風や温水の供給によりバッテリを昇温させるヒータ(バッテリ温度調整装置)と、車室内の空気調和を行なう空調装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、ヒータを作動させてバッテリを昇温させると共に出発予定時刻に合わせて車室内が予め適温になるように空調装置を制御する。ヒータの作動、空調装置の作動のいずれもバッテリの電力を消費することから、バッテリの負荷が増加して走行可能距離(航続可能距離)を減少させる可能性がある。そのため、それぞれの開始時刻を調整して、ヒータおよび空調装置の双方が作動する時間を短くして、バッテリの負荷の軽減を行なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-193319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の電気自動車において、ユーザは、ヒータの作動により走行可能距離が増加する効果を認識することができない。低温時において、ヒータが作動すると、バッテリが昇温しバッテリから放電可能な電力量が増加することで走行可能距離が増加する。一方で、ヒータはバッテリからの電力で作動するから、バッテリの蓄電割合が低下する。ユーザは、バッテリの昇温の効果を認識できないと、バッテリの昇温が不要と感じることがあることから、バッテリの昇温の効果をユーザに認識させることが重要な課題として認識されている。
【0005】
本開示の車両用表示装置および車両用制御装置は、バッテリの昇温の効果をユーザに認識させることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用表示装置および車両用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車両用表示装置は、
走行用のモータと、前記モータと電力をやりとりするバッテリと、前記バッテリからの電力により作動し前記バッテリを加熱するヒータと、を備え、低温時に前記バッテリの温度が目標温度まで上昇するように前記ヒータを作動させる昇温制御を実行する電気自動車に用いられ、情報を表示する車両用表示装置であって、
前記昇温制御を実行しているときに、現在の前記バッテリの状態に基づいて前記昇温制御を実行しない場合における前記電気自動車の走行可能距離として算出される第1距離と、前記昇温制御を完了したときの前記バッテリの状態として予測される予測状態に基づいて前記昇温制御を完了した場合における前記電気自動車の走行可能距離として算出される第2距離と、を表示する
ことを要旨とする。
【0008】
この本開示の車両用表示装置は、昇温制御を実行しているときに、現在のバッテリの状態に基づいて昇温制御を実行しない場合における電気自動車の走行可能距離として算出される第1距離と、昇温制御を完了したときのバッテリの状態として予測される予測状態に基づいて昇温制御を完了した場合における電気自動車の走行可能距離として算出される第2距離と、を表示する。第1距離と第2距離とを表示するから、バッテリの昇温の効果をユーザに認識させることができる。
【0009】
こうした本開示の車両用表示装置において、前記第1距離は、現在の前記バッテリの蓄電割合と温度とに基づいて前記バッテリから放電可能な電力量を算出し、算出した前記電力量に前記電気自動車の電費を乗じて得られる距離としてもよい。こうすれば、現在のバッテリの蓄電割合と温度とに基づいて第1距離を算出できる。
【0010】
また、本開示の車両用表示装置において、前記第2距離は、前記目標温度から現在の前記バッテリの温度を減じた温度差に前記バッテリの熱容量を乗じて前記昇温制御の開始から完了までの消費電力量を算出し、現在の前記バッテリの蓄電割合から前記消費電力量を前記バッテリの前記蓄電割合に換算した消費割合を減じて完了時割合を算出し、前記完了時割合と前記目標温度とに基づいて前記バッテリから放電可能な電力量を算出し、算出した前記電力量に前記電気自動車の電費を乗じて得られる距離としてもよい。こうすれば、目標温度と現在のバッテリの温度とバッテリの熱容量と現在のバッテリの蓄電割合とから第2距離を算出できる。
(【0011】以降は省略されています)
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