特許ウォッチ

公開番号2025108804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002214
出願日2024-01-11
発明の名称照明装置
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F21S 8/04 20060101AFI20250716BHJP(照明)
要約【課題】従来オフィスにも、ABWオフィスにもフレキシブルに対応できる照明装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様の装置は、天井に取り付けられる平面視方形型の照明装置であって、固定式の第1照明器具、ライティングダクト、並びに、前記第1照明器具及び前記ライティングダクトに給電する端子台を備えており、前記ライティングダクトは、方形型の前記照明装置の少なくとも1つの辺に沿うように1つ以上配置されており、前記ライティングダクトには、可動式の第2照明器具を取り付けることが可能であり、前記ライティングダクトに前記第2照明器具が取り付けられた場合に、前記第1照明器具及び前記第2照明器具の消灯及び点灯を切り替えることができる設定部が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
天井に取り付けられる平面視方形型の照明装置であって、
固定式の第１照明器具、ライティングダクト、並びに、前記第１照明器具及び前記ライティングダクトに給電する端子台を備えており、
前記ライティングダクトは、方形型の前記照明装置の少なくとも１つの辺に沿うように１つ以上配置されており、
前記ライティングダクトには、着脱式の第２照明器具を取り付けることが可能であり、
前記ライティングダクトに前記第２照明器具が取り付けられた場合に、前記第１照明器具及び前記第２照明器具の消灯及び点灯を切り替えることができる設定部が設けられていることを特徴とする照明装置。
続きを表示（約 850 文字）【請求項２】
前記ライティングダクトは、
前記第１照明器具の延在方向と平行となる配置、及び
前記第１照明器具の延在方向と直交する配置
のいずれか少なくとも一方の配置であることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項３】
前記ライティングダクトは、両側面が該照明装置の筐体を構成する部品に覆われた状態で照明器具に固定されていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項４】
前記端子台は前記第１照明器具用の電源から受電した電源電圧を変圧して、前記ライティングダクトに給電することを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項５】
前記端子台は前記第１照明器具用の電源から受電する第１端子台と、前記ライティングダクト用の電源から受電する第２端子台とからなることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項６】
前記設定部は、前記第２照明器具が取り付けられた場合、及び／又は、前記第２照明器具が点灯した場合には、前記第１照明器具は消灯されるように設定することを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項７】
前記設定部は、前記第２照明器具が取り付けられた場合には、前記第１照明器具及び前記第２照明器具の消費電力の合計が、前記第１照明器具の電力容量を超えないように点消灯制御、及び／又は調光制御することを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項８】
前記設定部は、前記第１照明器具及び前記第２照明器具の点消灯及び調光の操作をする操作スイッチを備えることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項９】
前記ライティングダクトは、第１照明器具と一体のユニットであることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
【請求項１０】
前記第１照明器具は交換可能なユニットであることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明装置に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来オフィスにおける照明装置には、執務室内を一様に必要な照度で照明することが求められている。これに対して、ＡＢＷ（Activity Based Working）オフィスの普及に伴い、照明装置にも目的や業務内容に合わせて、自由に働く場所や時間を選択できる働き方に応じた照明環境、例えば、オフィスに通常の執務席とは別に、集中用の席や、リラックススペースなどの多様なエリアに応じた照明が求められている。ＡＢＷオフィスに対応した照明として、例えば特許文献１のような環境制御システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０６１１２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に開示されている環境制御システムでは、複数の机が配置されている室内における机の上面を照明するための複数のスポットライトと、室内において机の上面よりも広範囲な領域を照明するための複数のベースライトと、室内に音を出力する複数のスピーカとを備え、ＡＢＷオフィスの一部領域を、人が特に作業に集中し易い集中制御領域と、ＡＢＷオフィスの他の一部領域を、人が特にリラックス感を感じ易くて複数人がコミュニケーションを行う共創領域との二つの領域に分断し、また、ゾーニング効果を高めるために、両領域の間にバッファ領域を設けている。スポットライトを取り付けるために、天井には予め複数のダクトレールが設置されている。
【０００５】
ところが、従来オフィスから、ＡＢＷオフィスへとレイアウト変更をする場合には、例えば特許文献１のような大規模なＡＢＷオフィス専用の環境制御システムの設置が必要となり、レイアウト変更に伴う照明計画が困難であるという問題点があった。
【０００６】
本開示の目的は、従来オフィスにも、ＡＢＷオフィスにもフレキシブルに対応できる照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の照明装置は、天井に取り付けられる平面視方形型の照明装置であって、固定式の第１照明器具、ライティングダクト、並びに、前記第１照明器具及び前記ライティングダクトに給電する端子台を備えており、前記ライティングダクトは、方形型の前記照明装置の少なくとも１つの辺に沿うように１つ以上配置されており、前記ライティングダクトには、着脱式の第２照明器具を取り付けることが可能であり、前記ライティングダクトに前記第２照明器具が取り付けられた場合に、前記第１照明器具及び前記第２照明器具の消灯及び点灯を切り替えることができる設定部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の照明装置によれば、第２照明器具を取り付けない状態では、従来オフィスに対応している。また、例えば第１照明器具としてベースライトを設け、ライティングダクトに第２照明器具としてスポットライト設けることにより、ＡＢＷオフィスにもフレキシブルに対応できる。また、ライティングダクトが照明器具に組み込まれることにより、意匠的にも優れている。ライティングダクトが照明器具に組み込まれて一体的に構築された照明装置であるため、スポットライトだけを使用する設定の場合でも、ベースライトが消灯していることによる違和感がない。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態１の照明装置の斜視図である。
図１の照明装置にスポットライトを取り付けた場合の斜視図である。
図２に示した照明装置に取り付けられた複数のスポットライトのうちの１つを拡大した模式図である。
図１の照明装置のライティングダクトの模式図である。
図１の照明装置のライティングダクトに対応するプラグの模式図である。
図１の照明装置のライティングダクトにプラグを取り付けた場合の模式図である。
実施形態１の照明装置の配線の説明図である。
実施形態１の照明装置の変形例の配線の説明図である。
実施形態１の照明装置の調光スイッチの説明図である。
実施形態２の照明装置の斜視図である。
実施形態３の照明装置の平面図である。
実施形態３の照明装置の断面図である。
実施形態３の照明装置の第１照明器具ユニット取り付けの説明図である。
実施形態４の照明装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る照明装置について詳細に説明する。但し、以下に示す実施形態は本発明の技術思想を具体化するための照明装置を例示するものであって、本発明をこれらに特定するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。本発明の実施形態においてはＡＢＷオフィスへの適応例を中心に説明するが、本発明はＡＢＷオフィス専用の照明器具に限定されるものではなく、従来オフィス用等、多用途に使用可能な照明器具である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許