TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025108917
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002459
出願日
2024-01-11
発明の名称
バーンアウト実施タイミングの判定方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
F27D
19/00 20060101AFI20250716BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】バーンアウトの実施タイミングを精度良く判定できる技術を提供する。
【解決手段】真空浸炭炉のバーンアウトを実施するタイミングの判定方法は、複数の圧力計が計測した真空浸炭炉内の各計測圧力の経時変化を用いて、予め定められた閾値圧力以上である複数の圧力計のうちの第1圧力計が計測した第1圧力のピークのタイミングと、第1圧力計と異なる第2圧力計が計測した第1圧力のピークに対応する第2圧力のピークのタイミングと、の時間差であるピーク時間差の基準範囲を設定する設定工程と、設定工程の後に真空浸炭炉の各計測圧力の経時変化を取得し、ピーク時間差を取得する取得工程と、取得工程で取得したピーク時間差が基準範囲外である場合に、バーンアウトの実施するタイミングであると出力する判定工程と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
真空浸炭炉のバーンアウトを実施するタイミングの判定方法であって、
複数の圧力計が計測した前記真空浸炭炉内の各計測圧力の経時変化を用いて、予め定められた閾値圧力以上である前記複数の圧力計のうちの第1圧力計が計測した第1圧力のピークのタイミングと、前記第1圧力計と異なる第2圧力計が計測した前記第1圧力の前記ピークに対応する第2圧力のピークのタイミングと、の時間差であるピーク時間差の基準範囲を設定する設定工程と、
前記設定工程の後に前記真空浸炭炉の前記各計測圧力の経時変化を取得し、前記ピーク時間差を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記ピーク時間差が前記基準範囲外である場合に、前記バーンアウトの実施するタイミングであると出力する判定工程と、を含む、判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、バーンアウト実施タイミングの判定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
真空浸炭炉において、炉内に付着した煤を除去するためにバーンアウトを実施することが知られている。特許文献1では、バーンアウト中の炉内の温度や圧力、排気ガスの成分を監視し、バーンアウトの終了タイミングを判定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-131936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バーンアウトの実施タイミングを精度良く判定できる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の形態によれば、真空浸炭炉のバーンアウトを実施するタイミングの判定方法が提供される。この判定方法は、複数の圧力計が計測した前記真空浸炭炉内の各計測圧力の経時変化を用いて、予め定められた閾値圧力以上である前記複数の圧力計のうちの第1圧力計が計測した第1圧力のピークのタイミングと、前記第1圧力計と異なる第2圧力計が計測した前記第1圧力の前記ピークに対応する第2圧力のピークのタイミングと、の時間差であるピーク時間差の基準範囲を設定する設定工程と、前記設定工程の後に前記真空浸炭炉の前記各計測圧力の経時変化を取得し、前記ピーク時間差を取得する取得工程と、前記取得工程で取得した前記ピーク時間差が前記基準範囲外である場合に、前記バーンアウトの実施するタイミングであると出力する判定工程と、を含む。
浸炭炉内において放電が生じる場所や放電に伴い生じる圧力の変化量を特定することは困難である。この形態の判定方法によれば、ピーク時間差を用いて、バーンアウトの実施タイミングを判定している。そのため、単に圧力の値を用いる場合よりも、精度良くバーンアウトの実施タイミングを判定できる。
【0007】
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、真空浸炭装置や真空浸炭装置の制御方法等の態様で実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
真空浸炭装置の構成を示す説明図である。
タイミング判定処理の一例を示すフローチャートである。
基準範囲の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態における、真空浸炭装置100の構成を示す説明図である。真空浸炭装置100は、真空浸炭炉110と、真空ポンプ120と、第1圧力計210と第2圧力計220と制御装置300とを備えている。真空浸炭装置100は、鋼鉄などの加工対象を減圧および加熱状態の真空浸炭炉110内に配置し、加工対象の表面に浸炭ガスを接触させることにより、浸炭ガスの炭素を加工対象の表面から侵入拡散させる浸炭処理を行う。
【0010】
真空ポンプ120は真空浸炭炉110内のガスを吸引して外部に排出する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
電池
19日前
トヨタ自動車株式会社
電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
方法
26日前
トヨタ自動車株式会社
電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
方法
19日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電極
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
26日前
トヨタ自動車株式会社
車両
17日前
トヨタ自動車株式会社
方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
膜体
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電極
26日前
トヨタ自動車株式会社
車両
23日前
トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
方法
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
18日前
トヨタ自動車株式会社
電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
19日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
18日前
トヨタ自動車株式会社
移動体
18日前
トヨタ自動車株式会社
電極体
24日前
トヨタ自動車株式会社
自動車
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電動車
18日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
充電器
16日前
トヨタ自動車株式会社
軸部材
1か月前
続きを見る
他の特許を見る