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公開番号2025109054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002745
出願日2024-01-11
発明の名称電源装置及び照明器具
出願人東芝ライテック株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 45/36 20200101AFI20250716BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電気的雑音をより適切に低減できる電源装置及び照明器具を提供する。
【解決手段】基板と、基板に設けられ、入力された交流電力を光源モジュールに対応した直流電力に変換する電源回路と、直流電力を光源モジュールに出力するための出力部と、接地電位に設定される接地電極と、基板から外部に放射される電気的雑音の抑制を行う接地回路と、を備え、電源回路は、交流電力を整流電力に変換する整流回路と、整流電力を直流電力に変換する変換回路と、を有し、接地回路は、整流回路の高電位出力端子と出力部の第1出力端子との間の第1経路と、接地電極と、の間に設けられた第1コンデンサと、整流回路の低電位出力端子と出力部の第2出力端子との間の第2経路と、接地電極と、の間に設けられた第2コンデンサと、を有することを特徴とする電源装置が提供される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に設けられ、入力された交流電力を光源モジュールに対応した直流電力に変換し、変換後の直流電力を前記光源モジュールに供給することにより、前記光源モジュールを点灯させる電源回路と、
前記基板に設けられ、前記電源回路によって変換された直流電力を前記光源モジュールに出力するための高電位側の第1出力端子及び低電位側の第2出力端子の一対の出力端子を有する出力部と、
前記基板に設けられ、外部の接地電位の部分と電気的に接続されることにより、前記接地電位に設定される接地電極と、
前記基板に設けられ、前記基板から外部に放射される電気的雑音の抑制を行う接地回路と、
を備え、
前記電源回路は、
一対の入力端子と、高電位出力端子と、低電位出力端子と、を有し、前記一対の入力端子を介して入力される交流電力を整流電力に変換し、変換後の整流電力を前記高電位出力端子及び前記低電位出力端子から出力する整流回路と、
前記整流回路によって変換された整流電力を前記光源モジュールに対応した直流電力に変換し、変換後の直流電力を前記出力部に出力する変換回路と、
を有し、
前記接地回路は、
前記高電位出力端子と前記第1出力端子との間の第1経路と、前記接地電極と、の間に設けられた第1コンデンサと、
前記低電位出力端子と前記第2出力端子との間の第2経路と、前記接地電極と、の間に設けられた第2コンデンサと、
を有することを特徴とする電源装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記接地回路は、前記第1経路と前記接地電極との間のインピーダンスが、前記第2経路と前記接地電極との間のインピーダンスと等しくなるように、前記第1経路と前記接地電極とを前記第1コンデンサを介して接続するとともに、前記第2経路と前記接地電極とを前記第2コンデンサを介して接続することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項3】
前記接地回路は、前記第1コンデンサと前記接地電極との間、及び前記第2コンデンサと前記接地電極との間に設けられた第3コンデンサをさらに有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項4】
前記接地回路は、
前記第1コンデンサと直列に接続された第1インダクタと、
前記第2コンデンサと直列に接続された第2インダクタと、
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項5】
前記接地回路は、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点と、前記接地電極と、の間に設けられたインダクタをさらに有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項6】
前記接地回路は、
前記第1コンデンサと直列に接続された第1抵抗素子と、
前記第2コンデンサと直列に接続された第2抵抗素子と、
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項7】
前記接地回路は、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点と、前記接地電極と、の間に設けられた抵抗素子をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項8】
前記変換回路は、
前記整流回路によって変換された整流電力を別の電力に変換することにより、前記整流回路の入力電流において、高調波が発生することを抑制する第1変換器と、
前記第1変換器の変換後の電力を前記光源モジュールに対応した直流電力に変換する第2変換器と、
を有し、
前記第1コンデンサの一端は、前記高電位出力端子と前記第1変換器との間の経路と電気的に接続され、
前記第2コンデンサの一端は、前記低電位出力端子と前記第1変換器との間の経路と電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項9】
前記変換回路は、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチングによって前記整流電力を前記直流電力に変換し、
前記接地電極は、前記スイッチング素子と熱的に結合することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項10】
光源を有する光源モジュールと、
請求項1~9のいずれか1つに記載の電源装置と、
を備えたことを特徴とする照明器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電源装置及び照明器具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
LEDなどの光源を有する光源モジュールと、光源モジュールに直流電力を供給して光源モジュールを点灯させる電源装置と、を備えた照明器具が知られている。電源装置は、交流電力を直流電力に変換して光源モジュールに供給する電源回路を有する。このような電源装置では、電源回路における電力の変換の動作にともなって、電気的雑音(ノイズ)が外部に放射されてしまう可能性がある。放射される電気的雑音の低減方法として、交流電力の入力部にコンデンサによる接地回路を追加するという手法がある。
【0003】
しかしながら、交流電力の入力部に接地回路を設ける構成では、雑音低減効果が不十分な場合がある。このため、電源装置及び照明器具では、電気的雑音をより適切に低減できるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-57265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、電気的雑音をより適切に低減できる電源装置及び照明器具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、基板と、前記基板に設けられ、入力された交流電力を光源モジュールに対応した直流電力に変換し、変換後の直流電力を前記光源モジュールに供給することにより、前記光源モジュールを点灯させる電源回路と、前記基板に設けられ、前記電源回路によって変換された直流電力を前記光源モジュールに出力するための高電位側の第1出力端子及び低電位側の第2出力端子の一対の出力端子を有する出力部と、前記基板に設けられ、外部の接地電位の部分と電気的に接続されることにより、前記接地電位に設定される接地電極と、前記基板に設けられ、前記基板から外部に放射される電気的雑音の抑制を行う接地回路と、を備え、前記電源回路は、一対の入力端子と、高電位出力端子と、低電位出力端子と、を有し、前記一対の入力端子を介して入力される交流電力を整流電力に変換し、変換後の整流電力を前記高電位出力端子及び前記低電位出力端子から出力する整流回路と、前記整流回路によって変換された整流電力を前記光源モジュールに対応した直流電力に変換し、変換後の直流電力を前記出力部に出力する変換回路と、を有し、前記接地回路は、前記高電位出力端子と前記第1出力端子との間の第1経路と、前記接地電極と、の間に設けられた第1コンデンサと、前記低電位出力端子と前記第2出力端子との間の第2経路と、前記接地電極と、の間に設けられた第2コンデンサと、を有することを特徴とする電源装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
電気的雑音をより適切に低減できる電源装置及び照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る照明器具を模式的に表すブロック図である。
実施形態に係る電源装置を模式的に表すブロック図である。
実施形態に係る電源装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
実施形態に係る電源装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
実施形態に係る電源装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
実施形態に係る電源装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
図7(a)~図7(c)は、実施形態に係る電源装置の特性の一例を模式的に表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0010】
図1は、実施形態に係る照明器具を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、照明器具2は、電源装置10と、光源モジュール12と、を備える。光源モジュール12は、電源装置10と接続される。光源モジュール12は、例えば、コネクタなどを介することにより、電源装置10に対して着脱可能に接続される。但し、光源モジュール12は、例えば、電源装置10と一体的に設けてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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