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公開番号
2025104579
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222482
出願日
2023-12-28
発明の名称
充電装置
出願人
新電元工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
7/20 20060101AFI20250703BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】低耐熱部品と高耐熱部品を分けて筐体内に配置し、低耐熱部品を実装する筐体を重点的に冷却することで、効率よく冷却できる充電装置を提供する。
【解決手段】本発明は、入出力筐体、操作部筐体10b及びユニット搭載部30を備えた充電装置筐体10と、操作部筐体10b内に実装された制御回路部と、充電装置筐体の背面12に配置され、操作部筐体10bに対向する位置に形成された吸気口151と、前記充電装置筐体10の底面の正面11、背面12に形成された排気口と、操作部筐体10bの下側のユニット搭載部30に搭載された充電ユニットと、入出力筐体内に実装され、入力部及び出力部を有する主回路部と、前記充電ユニットの上部に配置され、吸気口151から取り込んだ外気で主発熱部である充電ユニットを冷却するためのファン31を有し、制御回路部は、主回路部に比べて耐熱性の低い部品を有する充電装置である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
充電装置を設置した際に縦長の充電装置筐体であって、正面に対して右側又は左側に位置する縦長の入出力筐体、正面に対して長手方向の中央より上側に位置する操作部筐体、及び前記操作部筐体の下方に位置するユニット搭載部を備えた充電装置筐体と、
前記操作部筐体内に実装された制御回路部と、
前記充電装置筐体の背面に配置され、前記操作部筐体に対向する位置に形成された吸気口と、
前記充電装置筐体の底面の正面、背面に形成された排気口と、
前記充電装置筐体内の下側の前記ユニット搭載部に搭載された充電ユニットと、
前記入出力筐体内に実装され、入力部及び出力部を有する主回路部と、
前記充電ユニットの上部に配置され、吸気口から取り込んだ外気で主発熱部である充電ユニットを冷却するためのファンとを有し、
前記入出力筐体及び前記操作部筐体の各々は外気を導入する吸気口を有しない筐体であり、
前記制御回路部は、前記充電ユニットおよび前記主回路部に比べて耐熱性の低い部品を有することを特徴とする充電装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記主回路部より耐熱性の低い前記制御回路部を実装した前記操作部筐体を、前記主回路部より発熱量が多い前記充電ユニットを搭載した前記ユニット搭載部および前記制御回路部より発熱量が多い前記主回路部を実装した前記入出力筐体の各々を隔離することを特徴とする充電装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記ファンを回転させ、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記操作部筐体の背面を通ることで、前記操作部筐体が冷却されることを特徴とする充電装置。
【請求項4】
請求項1又は2において、
前記充電装置筐体内に配置され、前記吸気口に対向する面によって前記吸気口から吸い込まれた空気の流れを上向きにして折り返し、その空気を前記充電装置筐体の背面側に出すような経路を作る空気導入経路部を有し、
前記空気導入経路部の出口の上側及び下側の各々は、水返しの構造を備えていることを特徴とする充電装置。
【請求項5】
請求項1又は2において、
前記操作部筐体の上部には、前記制御回路部を冷却するために空気を吸い込む吸気口が設けられていることを特徴とする充電装置。
【請求項6】
請求項1又は2において、
前記入出力筐体には前記操作部筐体の端部側が入り込むように形成されていることを特徴とする充電装置。
【請求項7】
請求項1又は2において、
前記吸気口から吸い込まれた空気が前記操作部筐体の背面を通る際に、前記空気が前記充電装置筐体内に位置する前記入出力筐体の側面を通ることで、前記入出力筐体が空冷されることを特徴とする充電装置。
【請求項8】
請求項1又は2において、
前記入力部から前記充電ユニットに交流電流を入力するための交流配線、及び前記充電ユニットで変換された電力を前記出力部に入力するための直流配線は、前記入出力筐体の外側で且つ前記充電装置筐体内の前記吸気口の下方に配置され、
前記交流配線及び前記直流配線は、前記吸気口から吸い込まれた空気によって空冷されることを特徴とする充電装置。
【請求項9】
請求項1又は2において、
前記充電装置筐体内に位置する前記入出力筐体の上部に外気露出面を有することを特徴とする充電装置。
【請求項10】
請求項1又は2において、
前記充電装置筐体内に配置され、前記操作部筐体の背面に配置されたヒートシンクを有することを特徴とする充電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
屋外に充電装置を設置する場合に、筐体の内部部品の温度規格に合わせて筐体内部を冷却する必要がある。従来は、温度規格が低い制御回路系の部品と温度規格が比較的高く発熱部品である主回路系の部品が同一筐体内に混在しているため、温度規格が異なる筐体内を効率的に冷却するのは難しい場合がある。これに関連する技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
また、強制的に空気を循環させていない筐体内の温度分布は底面側が低く、上面側に向かうに従い高くなるため、温度規格が低い部品は底面側に実装することで規格内に抑える方法もあるが、ユーザーが操作する部位に関する部品で温度規格が低い部品は、操作し易い高さに実装する必要があるため、その部品の周囲温度抑制のために装置内全体の温度抑制が必要となる。この場合も冷却が難しい場合がある。各部品の温度規格に応じて、実装位置の温度を制御した最適化実装が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-85399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の種々の態様は、低耐熱部品と高耐熱部品を分けて筐体内に配置し、低耐熱部品を実装する筐体を重点的に冷却することで、効率よく冷却できる充電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に本発明の種々の態様について説明する。
【0007】
[1]充電装置を設置した際に縦長の充電装置筐体であって、正面に対して右側又は左側に位置する縦長の入出力筐体、正面に対して長手方向の中央より上側に位置する操作部筐体、及び前記操作部筐体の下方に位置するユニット搭載部を備えた充電装置筐体と、
前記操作部筐体内に実装された制御回路部と、
前記充電装置筐体の背面に配置され、前記操作部筐体に対向する位置に形成された吸気口と、
前記充電装置筐体の底面の正面、背面に形成された排気口と、
前記充電装置筐体内の下側の前記ユニット搭載部に搭載された充電ユニットと、
前記入出力筐体内に実装され、入力部及び出力部を有する主回路部と、
前記充電ユニットの上部に配置され、吸気口から取り込んだ外気で主発熱部である充電ユニットを冷却するためのファンとを有し、
前記入出力筐体及び前記操作部筐体の各々は外気を導入する吸気口を有しない筐体であり、
前記制御回路部は、前記充電ユニットおよび前記主回路部に比べて耐熱性の低い部品を有することを特徴とする充電装置。
【0008】
本発明の一態様に係る上記[1]の充電装置によれば、充電装置筐体内に、正面に対して右側又は左側に縦長の入出力筐体を配置し、正面に対して長手方向の中央より上側に操作部筐体を配置し、操作部筐体の下方に位置するユニット搭載部を配置する。入出力筐体内に入力部及び出力部を有する主回路部を実装し、主回路部に比べて耐熱性の低い部品を有する制御回路部を操作部筐体内に実装する。このように耐熱性の低い制御回路部を実装した操作部筐体を、主発熱部である充電ユニットを搭載したユニット搭載部および制御回路部より発熱部が多い主回路部を実装した入力筐体を各々隔離することで、これら制御回路部と主回路部と充電ユニットの各々実装エリアを充電装置筐体内で分けて配置している。そして、充電ユニットの上部に配置したファンを回転させ、吸気口から吸い込まれた空気により充電ユニットを冷却する。その結果、熱的な相互干渉を抑制しつつ、効率よく冷却できる充電装置を提供することができる。
【0009】
[2]上記[1]において、
前記主回路部より耐熱性の低い前記制御回路部を実装した前記操作部筐体を、前記主回路部より発熱量が多い前記充電ユニットを搭載した前記ユニット搭載部および前記制御回路部より発熱量が多い前記主回路部を実装した前記入出力筐体の各々を隔離することを特徴とする充電装置。
本発明の一態様に係る上記[2]の充電装置によれば、操作部筐体を、ユニット搭載部および入出力筐体各々を隔離するため、熱的な相互干渉を抑制することができる。
[3]上記[1]又は[2]において、
前記ファンを回転させ、前記吸気口から吸い込まれた空気が前記操作部筐体の背面を通ることで、前記操作部筐体が冷却されることを特徴とする充電装置。
本発明の一態様に係る上記[3]の充電装置によれば、ファンを回転させることで、耐熱性の低い部品を有する制御回路部を実装した操作部筐体を冷却することができ、その結果、制御回路部の温度上昇を抑えることができる。
[4]上記[1]又は[2]において、
前記充電装置筐体内に配置され、前記吸気口に対向する面によって前記吸気口から吸い込まれた空気の流れを上向きにして折り返し、その空気を前記充電装置筐体の背面側に出すような経路を作る空気導入経路部を有し、
前記空気導入経路部の出口の上側及び下側の各々は、水返しの構造を備えていることを特徴とする充電装置。
【0010】
本発明の一態様に係る上記[4]の充電装置によれば、空気導入経路部の出口の上側及び下側の各々に水返しの構造を備えることで、雨水が充電装置筐体の内部に直接侵入することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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