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公開番号
2025109071
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002776
出願日
2024-01-11
発明の名称
集出荷方法及びシステム
出願人
株式会社セラク
代理人
個人
主分類
G06Q
50/02 20240101AFI20250716BHJP(計算;計数)
要約
【課題】トレーサビリティのみならず、未選別在庫から農作物の規格を精度よく推定することを可能にすること。
【解決手段】 未選別荷物の識別コードから読み取った未選別荷物識別情報ごとに生産者情報、重量情報を入力して、クラウドサーバへ送信する携帯端末と、農作物の規格ごとのコンテナに付された識別コードから選別済み荷物識別情報を読み取りコンテナの重量情報と共にクラウドサーバへ送信する手段とを有する集出荷システムであって、前記クラウドサーバは、未選別荷物識別情報に紐付けて、生産者情報、未選別荷物の重量情報を保存する手段と、選別済み荷物識別情報に紐付けて、規格情報及び選別済み荷物の重量情報を保存する手段と、生産者情報ごとに、規格ごとの農作物の重量の割合を算定して規格割合リストを生成する手段と、規格割合リストをもとに未選別荷物の在庫の規格ごとの農作物の重量を算定する手段とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
農作物を収納する未選別荷物について、未選別荷物識別情報を含む識別コードを付ける工程と、
前記未選別荷物識別情報に、生産者又は生産地域情報、及び前記未選別荷物の重量情報を紐付けて登録する工程と、
農作物の規格ごとにコンテナを準備し、夫々の前記コンテナにユニークな選別済み荷物識別情報を含む識別コードを付する工程と、
識別コード読取装置によって夫々の前記コンテナに付された識別コードから前記選別済み荷物識別情報を読み取り、前記選別済み荷物識別情報と前記未選別荷物識別情報を紐付けて登録する工程と、
選別機によって前記未選別荷物の農作物を該当する規格のコンテナに収納する工程と、
選別前後の夫々の前記コンテナの重量の変化から農作物の規格ごとの重量を算定し、該重量を前記選別済み荷物識別情報に紐付けて登録する工程と、
前記未選別荷物情報に紐付けられている生産者又は生産地域情報ごとに、規格ごとの農作物の重量の割合を算定して、規格割合リストを生成する工程と、
前記規格割合リストに基づいて未選別荷物の在庫の規格ごとの農作物の重量を算定する工程と、
を含むことを特徴とする集出荷方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
未選別荷物に付された識別コードから未選別荷物識別情報を読み取る手段と、前記未選別荷物識別情報ごとに生産者又は生産地域、該未選別荷物の重量情報を入力して、クラウドサーバへ送信する手段と、を備えた携帯端末と、
規格ごとのコンテナに付された識別コードから選別済み荷物識別情報を読み取る識別コード読取装置と、
前記コンテナの重量情報と前記識別コード読取装置で読み取った前記選別済み荷物識別情報とを前記クラウドサーバへ送信する選別情報送信手段と、
前記携帯端末および前記送信手段と通信ネットワークを介して繋がるクラウドサーバとを備えた集出荷システムであって、
前記クラウドサーバは、
前記未選別荷物識別情報に紐付けて、生産者又は生産地域情報、未選別荷物の重量情報を保存する手段と、
前記選別済み荷物識別情報に紐付けて、規格情報、及び選別済み荷物の重量情報を保存する手段と、
生産者又は生産地域情報ごとに、規格ごとの農作物の重量の割合を算定して、規格割合リストを生成する規格割合演算手段と、
前記規格割合リストをもとに未選別荷物の在庫の規格ごとの農作物の重量を算定する規格毎在庫量推定手段と、
を備えたことを特徴とする集出荷システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産者(農家)から持ち込まれる農産物を等級、階級などの規格別に選別した後、袋詰めや箱詰めにして出荷する集出荷方法及びシステムに係り、特に袋詰めや箱詰めにされた個々の荷物に生産者等の情報を紐づけすると共に、未選別在庫に含まれる潜在的な各規格の在庫数量を把握することのできる集出荷方法及びシステムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
青果等の農作物のうち例えば根菜類や果菜類などにおいては、出荷にあたっては規格に応じた選別(重量・大きさ・品質)が必要となる。人による選別には多くの労力が必要となることから、一般に機械による選別が行われている。しかし、選別用機械はコストが高く、小規模経営体が導入することは困難であることから、未選別のまま農業協同組合(以下、「JA」という。)などが運営する選果場に持ち込まれ、共同で選別が行われている。こうした選別を共選と呼んでいる。
【0003】
共選においては、農家から荷物を受け取る荷受の工程と、その荷物を選別し、パッケージングする選別の工程に分けられる。選別には時間を要するため、荷受の工程と選別の工程は時間的に分断される。機械選別の場合、荷受した青果がそのまま流通するわけではなく、選別によって再パッケージングされるため、荷受けした荷物と選別後の荷物を紐づけて管理することが困難であり、問題となっている。また、未選別の在庫の中にどの規格がどれだけ含まれているのか把握できないことも問題となっている。例えば、かんしょにおいては、S・M・L・2Lなどといった規格に分けられるが、取引は規格を指定して行われるため、規格Mの注文を受けても、未選別在庫に十分な規格Mのかんしょが含まれていない可能性がある。
【0004】
従来から、農家から受け取った荷物から生産者の識別情報を読み取り、当該荷物の重量を計測した後に、再パッケージングされた荷物に生産者情報や重量情報を付設して出荷処理するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-249249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
たとえば、特許文献1には、生産者固有の識別情報を読取り、仕分けコンベアが搬送する農作物の所定項目を項目計測装置で計測し、生産者固有の識別情報を記録した記録媒体農作物自体に夫々付設し、上述の識別情報及び重量情報を対応させて情報管理装置に記憶し、項目別に仕分け処理される農作物を箱体に所定量収容すると共に、情報管理装置による判定と対応して、生産者固有の記録媒体を箱体自体に付設して出荷処理するシステムが記載されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術では、出荷される荷物と生産者情報および重量情報が単に紐づけされるのみで、未選別在庫における規格ごとの在庫数量を推定することができない。
【0008】
本発明は従来のかかる事情に鑑みてなされたものであり、荷受けした荷物と選別後の荷物とを紐づけて管理可能にすることにより、出荷後も生産履歴を追うことができるのみならず、未選別在庫から農作物の規格を精度よく推定することができる集出荷方法及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の集出荷方法においては、
農作物を収納する未選別荷物について、未選別荷物識別情報を含む識別コードを付ける工程と、
前記未選別荷物識別情報に、生産者又は生産地域情報、及び前記未選別荷物の重量情報を紐付けて登録する工程と、
農作物の規格ごとにコンテナを準備し、夫々の前記コンテナにユニークな選別済み荷物識別情報を含む識別コードを付する工程と、
識別コード読取装置によって夫々の前記コンテナに付された識別コードから前記選別済み荷物識別情報を読み取り、前記選別済み荷物識別情報と前記未選別荷物識別情報を紐付けて登録する工程と、
選別機によって前記未選別荷物の農作物を該当する規格のコンテナに収納する工程と、
選別前後の夫々の前記コンテナの重量の変化から農作物の規格ごとの重量を算定し、該重量を前記選別済み荷物識別情報に紐付けて登録する工程と、
前記未選別荷物情報に紐付けられている生産者又は生産地域情報ごとに、規格ごとの農作物の重量の割合を算定して、規格割合リストを生成する工程と、
前記規格割合リストに基づいて未選別荷物の在庫の規格ごとの農作物の重量を算定する工程と、
を含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る集出荷システムは、
未選別荷物に付された識別コードから未選別荷物識別情報を読み取る手段と、前記未選別荷物識別情報ごとに生産者又は生産地域、該未選別荷物の重量情報を入力して、前記クラウドサーバへ送信する手段と、を備えた携帯端末と、
規格ごとのコンテナに付された識別コードから選別済み荷物識別情報を読み取る識別コード読取装置と、
前記コンテナの重量情報と前記識別コード読取装置で読み取った前記選別済み荷物識別情報とを前記クラウドサーバへ送信する選別情報送信手段と、
前記携帯端末および前記送信手段と通信ネットワークを介して繋がるクラウドサーバとを備えた集出荷システムであって、
前記クラウドサーバは、
前記未選別荷物識別情報に紐付けて、生産者又は生産地域情報、未選別荷物の重量情報を保存する手段と、
前記選別済み荷物識別情報に紐付けて、規格情報、及び選別済み荷物の重量情報を保存する手段と、
生産者又は生産地域情報ごとに、規格ごとの農作物の重量の割合を算定して、規格割合リストを生成する規格割合演算手段と、
前記規格割合リストをもとに未選別荷物の在庫の規格ごとの農作物の重量を算定する規格毎在庫量推定手段と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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