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公開番号2025109148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002895
出願日2024-01-11
発明の名称車両用ナビゲーション装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20250716BHJP(測定;試験)
要約【課題】バッテリーの使用環境をコントロールすることにより、バッテリーの性能劣化を防止し、車両を目的地まで誘導する。
【解決手段】自車位置情報取得部110と、走行候補ルート検索部120と、外部情報取得部130と、検索された複数の走行候補ルートに対して、走行条件と取得した外部情報とに基づいて、検索された走行候補ルートの前記目的地に自車両が到着した時のバッテリーの残容量を算出するバッテリー残容量算出部140と、を備え、外部情報取得部130は、検索された複数の走行候補ルートを通過する際の外部情報として気温情報を取得し、バッテリー残容量算出部140は、気温情報を加味して、検索された複数の走行候補ルートに対して、目的地に到着した時のバッテリーの残容量を算出し、走行候補ルート検索部120は、バッテリーの残容量が所定量以上となる走行候補ルートを検索する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自車位置情報を取得する自車位置情報取得部と、
前記自車位置情報に基づいて、現在地から目的地までの走行候補ルートを検索する走行候補ルート検索部と、
外部情報を取得する外部情報取得部と、
該検索された複数の前記走行候補ルートに対して、走行条件と該取得した前記外部情報とに基づいて、検索された前記走行候補ルートの前記目的地に自車両が到着した時のバッテリーの残容量を算出するバッテリー残容量算出部と、
を備え、
前記外部情報取得部は、該検索された複数の前記走行候補ルートを通過する際の前記外部情報として気温情報を取得し、前記バッテリー残容量算出部は、前記気温情報を加味して、前記検索された複数の前記走行候補ルートに対して、前記目的地に到着した時の前記バッテリーの残容量を算出し、前記走行候補ルート検索部は、前記バッテリーの残容量が所定量以上となる前記走行候補ルートを検索することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
自車位置情報を取得する自車位置情報取得部と、
前記自車位置情報に基づいて、現在地から目的地までの走行候補ルートを検索する走行候補ルート検索部と、
外部情報を取得する外部情報取得部と、
該検索された複数の前記走行候補ルートに対して、走行条件に基づいて、検索された前記走行候補ルートの前記目的地に自車両が到着した時のバッテリーの残容量を算出するバッテリー残容量算出部と、
を備え、
前記走行候補ルート検索部は、前記外部情報に基づいて、通過時の気温が予め定めた温度以下の気温となる区間が存在する場合に、前記区間を所定時間以上走行しないルートを含むルートのうち、前記バッテリーの残容量が所定量以上となる前記走行候補ルートを検索することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記外部情報取得部は、ユーザ端末を用いて、前記検索された複数の前記走行候補ルートを通過する際の前記外部情報として気温情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記バッテリーは、リン酸鉄系リチウムイオン電池で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項5】
ユーザ端末に情報を送信する通信部を備え、
前記通信部は、前記走行候補ルート検索部により検索された走行候補ルート情報と検索理由とをユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ナビゲーション装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ナビゲーション装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
現在、衛星測位システムから得られる自車両の現在位置情報と地図情報とを併用して自車両の現在位置を表示するとともに、現在地から目的地までの経路案内を行う車両用ナビゲーション装置が、広く普及している。
近年、こうした車両用ナビゲーション装置は、交通情報なども考慮し、現在地から目的地までの所要時間に基づいて最適経路や候補経路が複数提示される利便性を有する装置として進歩を遂げている。
【0003】
一方で、近年においては、環境への配慮や走行音の静粛性等の特徴を有する電動車両が、従来の内燃機関により駆動する車両を凌駕する勢いで、その普及を加速化している。
電動車両は、当初、航続距離の問題が課題となっていたが、この課題もバッテリーの性能向上や充電インフラの整備促進によって徐々に改善されており、ナビゲーションシステムを前提とした自動運転との親和性も高い。
とは言え、依然として、電動車両をナビゲーションする上での最大の関心事は、航続可能距離であり、これを決定するバッテリー残量(充電率)と電費(電力消費率)とが重要な情報であることに変わりない。
【0004】
上記の事柄に対して、走行用モータと、走行用モータと電力をやりとりするバッテリーと、バッテリーの電力により作動する車内空調装置を含む車載補機と、バッテリーの残量を推定する残量推定手段を含むバッテリー管理装置と、を備えた電動車両のナビゲーション装置であって、衛星測位システムを利用した車両位置検出手段と、地図情報を参照して目的地までの経路を設定する経路設定手段と、経路地域の気象情報を参照して補機電費を推定する手段と、前記補機電費と走行電費を考慮した経路走行の所要電力と所要時間を算出する手段と、を備え、それらに基づいて目的地到着時のバッテリー残量と目的地到着時刻を案内することにより、走行電費や補機電費を経路案内に反映させ、利用者の経路選択範囲を拡大する電動車両のナビゲーション装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-168326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在、これからの電動車両の目覚ましい普及に対応するため、車載用バッテリーとして、コストや安全性等を担保した様々な車載用バッテリーが開発され、電動車両に搭載されている。
【0007】
しかしながら、電動車両に搭載されている現在主流のリチウムイオンバッテリーの中には、例えば、0℃以下の低温の環境下における充電において、金属リチウムが析出する可能性があり、金属リチウムが析出すると、発火を誘発するデンドライトショート回路を形成する可能性が指摘されているものもある。
逆に言えば、推奨使用環境下においては、安全性が担保でき、低コストで、高い放電容量率を享受することができる。
【0008】
特許文献1に記載の技術では、上記のような事項は開示されておらず、「経路地域の気象情報を参照」するという開示はあるものの、「経路地域の気象情報」は、あくまでも補機の稼働状況を推定するものである。
【0009】
そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、使用環境により性能が劣化する虞のあるバッテリーが車両に搭載されている場合であっても、バッテリーの使用環境をコントロールすることにより、バッテリーの性能劣化を防止し、車両を目的地まで誘導する車両用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、自車位置情報を取得する自車位置情報取得部と、前記自車位置情報に基づいて、現在地から目的地までの走行候補ルートを検索する走行候補ルート検索部と、外部情報を取得する外部情報取得部と、該検索された複数の前記走行候補ルートに対して、走行条件と該取得した前記外部情報とに基づいて、検索された前記走行候補ルートの前記目的地に自車両が到着した時のバッテリーの残容量を算出するバッテリー残容量算出部と、を備え、前記外部情報取得部は、該検索された複数の前記走行候補ルートを通過する際の前記外部情報として気温情報を取得し、前記バッテリー残容量算出部は、前記気温情報を加味して、前記検索された複数の前記走行候補ルートに対して、前記目的地に到着した時の前記バッテリーの残容量を算出し、前記走行候補ルート検索部は、前記バッテリーの残容量が所定量以上となる前記走行候補ルートを検索することを特徴とする車両用ナビゲーション装置を提案している。
(【0011】以降は省略されています)

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