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公開番号2025109460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003362
出願日2024-01-12
発明の名称液体吐出ヘッド
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250717BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ダンパを有する液体吐出ヘッドの製造において、ダンパへの接着剤の付着の低減と、シール性の確保を両立する技術を提供する。
【解決手段】液体を吐出する複数のノズルと、複数のノズルにそれぞれ対応し、液体を収容する複数の圧力室と、複数の圧力室にそれぞれ配置され、液体を吐出するための圧力を発生させる複数の圧力発生素子と、複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第一流路と、複数の第一流路に連通する、複数の圧力室に共通な第二流路と、圧力発生素子により液体の圧力が上昇すると弾性変形するダンパを備え、液体は、共通の第二流路から、複数の第一流路を介して複数の圧力室のそれぞれに供給される、液体吐出ヘッドであって、第二流路を構成する第二流路部材のヤング率が65GPa以下である液体吐出ヘッドを用いる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルにそれぞれ対応し、前記液体を収容する複数の圧力室と、
前記複数の圧力室にそれぞれ配置され、前記液体を吐出するための圧力を発生させる複数の圧力発生素子と、
前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第一流路と、
前記複数の第一流路に連通する、前記複数の圧力室に共通な第二流路と、
前記圧力発生素子により前記液体の圧力が上昇すると弾性変形するダンパと、
を備え、
前記液体は、共通の前記第二流路から、前記複数の第一流路を介して前記複数の圧力室のそれぞれに供給される、液体吐出ヘッドであって、
前記第二流路を構成する第二流路部材のヤング率が65GPa以下である
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第二流路部材は、ヤング率が32.5GPa以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第二流路部材は、ヤング率が10GPa以下であり、材料が樹脂で構成される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第二流路部材は、ヤング率が5GPa以下であり、材料がフィラーを含まない樹脂で構成される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第二流路部材は、ヤング率0.1GPa以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第二流路部材は、ヤング率0.5GPa以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記第二流路部材の厚みは、50μm以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記第二流路部材の厚みは、100μm以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記第二流路部材の厚みは、200μm以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記第二流路部材の厚みは、500μm以下である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ノズルからインク等の液体を吐出して記録媒体への記録を行う液体吐出装置において、吐出時の圧力変動による影響を抑制するためのダンパを有する液体吐出ヘッドが広く用いられている。また、液体吐出ヘッドを製造するときに、接着剤を用いて複数のプレートを接着する工程が含まれる場合がある。特許文献1には、ダンパへの接着剤のはみ出しにより、ダンパ性能に影響を及ぼすことが記載されている。そこで特許文献1には、接着剤がはみ出した場合でも、ダンパへの接着剤の付着を低減するための部材を追加することで、ダンパ性能を安定させる液体吐出ヘッドが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7131260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、液体吐出ヘッド製造時の接着剤のはみ出しを低減してダンパへの接着剤の付着を抑制する方法として、特許文献1のように部材を追加する方法の他に、接着剤の流動性を下げる方法も考えられる。しかし、接着剤の流動性を下げると、液体に対するシール性が低下する懸念がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、ダンパを有する液体吐出ヘッドの製造において、ダンパへの接着剤の付着の低減と、シール性の確保の両立を可能とする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルにそれぞれ対応し、前記液体を収容する複数の圧力室と、
前記複数の圧力室にそれぞれ配置され、前記液体を吐出するための圧力を発生させる複数の圧力発生素子と、
前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第一流路と、
前記複数の第一流路に連通する、前記複数の圧力室に共通な第二流路と、
前記圧力発生素子により前記液体の圧力が上昇すると弾性変形するダンパと、
を備え、
前記液体は、共通の前記第二流路から、前記複数の第一流路を介して前記複数の圧力室のそれぞれに供給される、液体吐出ヘッドであって、
前記第二流路を構成する第二流路部材のヤング率が65GPa以下である
ことを特徴とする液体吐出ヘッドである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ダンパを有する液体吐出ヘッドの製造において、ダンパへの接着剤の付着の低減と、シール性の確保の両立を可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
液体吐出ヘッドに用いる素子基板を示す断面図
液体吐出ヘッドの断面構成を示す斜視図
液体吐出ヘッドに用いる素子基板の種々の構成例を示す図
液体吐出ヘッドに用いる素子基板の種々の構成例を示す図
液体吐出ヘッドに用いる素子基板の種々の構成例を示す図
素子基板の製造方法の一例を示す図
素子基板の製造方法の一例を示す図
素子基板の製造方法の別の例を示す図
液体吐出ヘッドの構成を示す図
従来例の素子基板を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。特に図示あるいは記述をしない構成や工程には、当該技術分野の周知技術または公知技術を適用することが可能である。また、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0010】
図1(A)、図1(B)は、実施形態の液体吐出ヘッドに用いる素子基板50の一例を示す断面図である。また図10は、従来の液体吐出ヘッドに用いる素子基板50の一例を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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