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公開番号
2025109464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003366
出願日
2024-01-12
発明の名称
情報処理装置及びシステム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G06Q
10/30 20230101AFI20250717BHJP(計算;計数)
要約
【課題】本開示の目的は、電気自動車に搭載される電池のリサイクル処理を促進させることに寄与する技術を提供することである。
【解決手段】情報処理装置は、各地域において所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量を予測する。さらに、情報処理装置は、対応する地域での所定期間におけるリサイクル対象の電池の発生量がリサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測される第1リサイクル処理施設が存在するか否かを判別する。そして、第1リサイクル処理施設が存在すると判定された場合、情報処理装置は、第1リサイクル処理施設に対応する第1地域において発生する、第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を、追加でリサイクル処理することが可能な一又は複数の第2リサイクル処理施設を特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電気自動車それぞれの、走行履歴を示す走行履歴情報及び電池の状態を示す電池情報を取得することと、
前記走行履歴情報に基づいて各電気自動車が属する地域を特定することと、
各地域に属する複数の電気自動車それぞれの前記電池情報に基づいて、各地域において所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量を予測することと、
各地域に対応するリサイクル処理施設それぞれの電池のリサイクル処理能力と、各地域において前記所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量と、に基づいて、対応する地域での前記所定期間におけるリサイクル対象の電池の発生量が前記リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測される第1リサイクル処理施設が存在するか否かを判別することと、
前記第1リサイクル処理施設が存在すると判定された場合、前記第1リサイクル処理施設に対応する第1地域において前記所定期間内に発生すると見込まれる、前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を追加でリサイクル処理することが可能な一又は複数の第2リサイクル処理施設を特定することと、
を実行する制御部を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1リサイクル処理施設以外のリサイクル処理施設それぞれにおいて追加でリサイクル処理可能な電池の量に基づいて、前記制御部が前記一又は複数の第2リサイクル処理施設を特定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1地域において前記所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量が前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測されること、及び、前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を前記一又は複数の第2リサイクル処理施設において追加でリサイクル処理することが可能であることを、前記第1リサイクル処理施設及び前記一又は複数の第2リサイクル処理施設に通知することを前記制御部がさらに実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1地域において前記所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量が前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測されること、及び、前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を前記一又は複数の第2リサイクル処理施設において追加でリサイクル処理することが可能であることを、前記第1地域において発生したリサイクル対象の電池を回収し前記第1リサイクル処理施設に輸送する物流業者に通知することを前記制御部がさらに実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数の電気自動車と通信する第1サーバ装置と、前記第1サーバ装置と通信する第2サーバ装置と、を備えるシステムであって、
前記第1サーバ装置が、
走行履歴を示す走行履歴情報及び電池の状態を示す電池情報を含む車両情報を前記複数の電気自動車それぞれから受信し、
前記第2サーバ装置が、
前記複数の電気自動車それぞれの前記走行履歴情報及び前記電池情報を前記第1サーバ装置から受信することと、
前記走行履歴情報に基づいて各電気自動車が属する地域を特定することと、
各地域に属する複数の電気自動車それぞれの前記電池情報に基づいて、各地域において所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量を予測することと、
各地域に対応するリサイクル処理施設それぞれの電池のリサイクル処理能力と、各地域において前記所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量と、に基づいて、対応する地域での前記所定期間におけるリサイクル対象の電池の発生量が前記リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測される第1リサイクル処理施設が存在するか否かを判別することと、
前記第1リサイクル処理施設が存在すると判定された場合、前記第1リサイクル処理施設に対応する第1地域において前記所定期間内に発生すると見込まれる、前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を追加でリサイクル処理することが可能な一又は複数の第2リサイクル処理施設を特定することと、を実行する、
システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気自動車に搭載される電池のリサイクル処理に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リサイクル資源の回収量を予測するシステムが開示されている。特許文献1に記載のシステムでは、特定地域内に立地する特定店舗からの各リサイクル資源の排出量が算出される。さらに、各リサイクル資源の排出量データと、特定地域におけるリサイクル資源の回収実績量データとに基づいて、両者間の連動比率が算出される。そして、過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応する連動比率を適用することにより、将来の同期間におけるリサイクル資源の同地域からの回収予定量が算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-259964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、電気自動車に搭載される電池のリサイクル処理を促進させることに寄与する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様に係る情報処理装置は、
複数の電気自動車それぞれの、走行履歴を示す走行履歴情報及び電池の状態を示す電池情報を取得することと、
前記走行履歴情報に基づいて各電気自動車が属する地域を特定することと、
各地域に属する複数の電気自動車それぞれの前記電池情報に基づいて、各地域において所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量を予測することと、
各地域に対応するリサイクル処理施設それぞれの電池のリサイクル処理能力と、各地域において前記所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量と、に基づいて、対応する地域での前記所定期間におけるリサイクル対象の電池の発生量が前記リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測される第1リサイクル処理施設が存在するか否かを判別することと、
前記第1リサイクル処理施設が存在すると判定された場合、前記第1リサイクル処理施設に対応する第1地域において前記所定期間内に発生すると見込まれる、前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を追加でリサイクル処理することが可能な一又は複数の第2リサイクル処理施設を特定することと、
を実行する制御部を備える。
【0006】
本開示の第2の態様に係るシステムは、
複数の電気自動車と通信する第1サーバ装置と、前記第1サーバ装置と通信する第2サーバ装置と、を備えるシステムであって、
前記第1サーバ装置が、
走行履歴を示す走行履歴情報及び電池の状態を示す電池情報を含む車両情報を前記複数の電気自動車それぞれから受信し、
前記第2サーバ装置が、
前記複数の電気自動車それぞれの前記走行履歴情報及び前記電池情報を前記第1サーバ装置から受信することと、
前記走行履歴情報に基づいて各電気自動車が属する地域を特定することと、
各地域に属する複数の電気自動車それぞれの前記電池情報に基づいて、各地域において所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量を予測することと、
各地域に対応するリサイクル処理施設それぞれの電池のリサイクル処理能力と、各地域において前記所定期間内に発生すると見込まれるリサイクル対象の電池の量と、に基づいて、対応する地域での前記所定期間におけるリサイクル対象の電池の発生量が前記リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過することが予測される第1リサイクル処理施設が存在するか否かを判別することと、
前記第1リサイクル処理施設が存在すると判定された場合、前記第1リサイクル処理施設に対応する第1地域において前記所定期間内に発生すると見込まれる、前記第1リサイクル処理施設の電池のリサイクル処理能力を超過する分のリサイクル対象の電池を追加でリサイクル処理することが可能な一又は複数の第2リサイクル処理施設を特定することと、を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電気自動車に搭載される電池のリサイクル処理を促進させることに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るリサイクル管理システムの概略を説明するための図である。
図2は、リサイクル管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。
図3は、制御部によって実行される第1の処理を示す図である。
図4は、制御部によって実行される第2の処理を示す図である。
図5は、予測情報のテーブル構成の一例を示す図である。
図6は、制御部によって実行される第3の処理のフローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
近年、駆動用の電池を搭載した電気自動車が増加している。ここで、電気自動車には、バッテリEV(BEV:Battery Electric Vehicle)のみならず、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)が含まれてもよい。電気自動車に搭
載された電池は、経年劣化等によりその性能が低下した場合でも、電極等に使用されている材料を取り出す等の処理を施すことでリサイクルすることができる。
【0010】
本開示は、リサイクル処理施設における電池のリサイクル処理を促進させるためのものである。リサイクル処理施設は、電気自動車から取り外されたリサイクル対象の電池が集められ、集められた電池に対してリサイクル処理が施される施設である。各リサイクル処理施設には、対応する地域が定められている。ここでの「地域」は、都道府県又は市区町村等の行政区画、或いは、リサイクル処理施設から所定範囲内の区域であってもよい。各リサイクル処理施設には、対応する地域内において発生したリサイクル対象の電池が集められると推定される。
(【0011】以降は省略されています)
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