TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025109597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003582
出願日
2024-01-12
発明の名称
受信アンテナ装置、及び送信アンテナ装置
出願人
国立大学法人東京科学大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04B
7/08 20060101AFI20250717BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信信号の通信状態の影響を低減することができる受信アンテナ装置、及び送信アンテナ装置を提供する。
【解決手段】指向性が異なるn個の通信信号を受信する複数のアンテナユニット3が設けられたアンテナ部2と、前記アンテナ部に接続された時分割部11と、前記時分割部に接続され、受信した前記通信信号からn個の受信信号を復調する、n個の各前記受信信号に対応して設けられたn個の信号受信部12と、を備え、前記時分割部は、受信時において、n個の各前記受信信号のシンボルの周期に比して短いサンプリング周期において時分割し、前記受信信号の通信状態に応じて、前記アンテナ部とn個の前記信号受信部との接続の切替えを任意の接続タイミングにおいて行って前記指向性毎にn個の前記受信信号をサンプリングする受信アンテナ装置1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
指向性が異なるn個の通信信号を受信する複数のアンテナユニットが設けられたアンテナ部と、
前記アンテナ部に接続された時分割部と、
前記時分割部に接続され、受信した前記通信信号からn個の受信信号を復調する、n個の各前記受信信号に対応して設けられたn個の信号受信部と、を備え、
前記時分割部は、受信時において、n個の各前記受信信号のシンボルの周期に比して短いサンプリング周期において時分割し、前記受信信号の通信状態に応じて、前記アンテナ部とn個の前記信号受信部との接続の切替えを任意の接続タイミングにおいて行って前記指向性毎にn個の前記受信信号をサンプリングし、
前記アンテナ部は、前記サンプリング周期において前記指向性に対応する前記通信信号が分割された分割受信信号を前記接続タイミングにおいて受信し、
各前記信号受信部は、前記時分割部と接続する前記接続タイミングにおいて自体の前記指向性に対応する前記分割受信信号を取得し、自体の前記指向性に対応する前記受信信号を個別に復調する、
受信アンテナ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記時分割部は、前記サンプリング周期においてランダムに順位付けされた前記接続タイミングに基づいて前記分割受信信号をサンプリングする、
請求項1に記載の受信アンテナ装置。
【請求項3】
前記時分割部は、
前記受信信号の前記通信状態に応じて前記接続タイミングの順位を調整する、
請求項1に記載の受信アンテナ装置。
【請求項4】
前記時分割部は、
前記受信信号に対する妨害波の受信状態に応じて、前記接続タイミングにおける前記サンプリング周期の長さを調整する、
請求項1に記載の受信アンテナ装置。
【請求項5】
前記時分割部は、
前記受信信号に対する妨害波の受信状態に応じて、前記受信信号をサンプリングする際の前記サンプリング周期を調整し、前記分割受信信号の受信レベルを調整する、
請求項3に記載の受信アンテナ装置。
【請求項6】
前記時分割部は、
前記受信信号に対する妨害波の受信状態に応じて、前記シンボルの周期において前記分割受信信号をサンプリングする第1サンプリング周波数に比して高い第2サンプリング周波数に変更し、
前記第2サンプリング周波数に基づいて、前記分割受信信号をサンプリングする、
請求項1に記載の受信アンテナ装置。
【請求項7】
各前記アンテナユニットには、前記時分割部の前記接続タイミングに同期して、前記分割受信信号を受信するタイミングの位相調整を個別に行う位相調整部が設けられ、
各前記位相調整部は、前記時分割部の前記接続タイミングに同期して前記分割受信信号を受信する受信タイミングの位相調整を行い、前記アンテナ部の前記指向性を切り替えるスイッチ回路部を備える、
請求項2に記載の受信アンテナ装置。
【請求項8】
各前記位相調整部は、前記時分割部の前記接続タイミングに応じて書き換え可能なテーブルに基づいて、順位が変更されたランダムな前記接続タイミングに基づいて前記受信タイミングの位相調整を行う、
請求項7に記載の受信アンテナ装置。
【請求項9】
前記位相調整部は、
前記分割受信信号から分割された直交する位相を有する2つの直交信号を入力し、各前記直交信号に対して前記指向性に応じて重み付けし、重み付けされた2つの前記分割受信信号を加算することにより前記分割受信信号に位相差を与えて出力する複数のスイッチ回路を備える、
請求項7に記載の受信アンテナ装置。
【請求項10】
前記時分割部は、
ランダムに順位付けされた前記接続タイミングに基づいてサンプリングする前記分割受信信号の振幅の変動分を調整する振幅補償を行う、
請求項7に記載の受信アンテナ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信アンテナ装置、及び送信アンテナ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、高速大容量通信を実現する第5世代(5G)通信の研究が進められている。これまで、高速大容量通信を可能とするMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信を更に進化させたMassive MIMO通信が実現されている。Massive MIMO通信によれば、無線基地局は、多数のアンテナを用いてビームフォーミングすることにより、多数の移動局と同時に無線通信することが可能となる。
【0003】
ミリ波帯の信号を遠方に送信するためには、多数のアンテナを用いたフェーズドアレイアンテナにより指向性を有するビームフォーミングをする必要がある。Massive MIMO通信をミリ波帯におけるフェーズドアレイアンテナにより実現しようとすると、1つのアンテナに対してMIMOストリーム数分の回路を構成する必要がある(非特許文献1、図15参照)。そうすると、Massive MIMO通信においてアンテナの数が多数となるフェーズドアレイアンテナでは、各アンテナに対して通信対象のストリーム数に応じた回路を構成する必要があり、アンテナ数の増加に伴って回路構成が膨大となると共に、消費電力やコストが著しく増大する虞がある。発明者らは、回路構成を簡略化しつつ、多数の移動局と信号を送受信することができる無線通信装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/260097号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
無線通信において送受信される通信信号は、送受信レベルや妨害波等の通信状態の影響を受け、品質が劣化する場合がある。特許文献1では、通信信号の通信状態の影響を低減することに関する技術についてはまだ提案されていなかった。発明者らは、無線通信技術に関して鋭意研究を続けた結果、通信状態の影響を低減する手法を見出した。
【0006】
本発明は、通信信号の通信状態の影響を低減することができる受信アンテナ装置、及び送信アンテナ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、指向性が異なるn個の通信信号を受信する複数のアンテナユニットが設けられたアンテナ部と、前記アンテナ部に接続された時分割部と、前記時分割部に接続され、受信した前記通信信号からn個の受信信号を復調する、n個の各前記受信信号に対応して設けられたn個の信号受信部と、を備え、前記時分割部は、受信時において、n個の各前記受信信号のシンボルの周期に比して短いサンプリング周期において時分割し、前記受信信号の通信状態に応じて、前記アンテナ部とn個の前記信号受信部との接続の切替えを任意の接続タイミングにおいて行って前記指向性毎にn個の前記受信信号をサンプリングし、前記アンテナ部は、前記サンプリング周期において前記指向性に対応する前記通信信号が分割された分割受信信号を前記接続タイミングにおいて受信し、各前記信号受信部は、前記時分割部と接続する前記接続タイミングにおいて自体の前記指向性に対応する前記分割受信信号を取得し、自体の前記指向性に対応する前記受信信号を個別に復調する、受信アンテナ装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通信信号の通信状態の影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成を示す図である。
受信アンテナ装置の概略的な構成を示す図である。
受信アンテナ装置の具体的な回路構成を示すブロック図である。
RF移相器の回路構成を示す図である。
位相調整回路の回路構成を示す図である。
位相調整を実現する複数のスイッチ回路の構成を示す図である。
受信信号のサンプリングの一例を説明する図である。
受信信号のサンプリングの一例を説明する図である。
受信信号のサンプリングの一例を説明する図である。
受信アンテナ装置の構成を示すブロック図である。
無線通信方法の処理の流れを示すフローチャートである。
送信アンテナ装置の概略的な構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に示されるように、無線通信システムSは、受信アンテナ装置1と、複数の移動局Bとにより構成されている。無線通信システムSは、受信アンテナ装置1と、複数の移動局Bn(nは自然数)との同時通信を可能とするものである。受信アンテナ装置1は、フェーズドアレイアンテナを用いて複数の移動局Bnから到来する指向性を有する複数の通信信号Fnを個別に受信する。受信アンテナ装置1は、受信した通信信号Fnに基づいて受信信号を復調する。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
国立大学法人東京科学大学
クリーム
19日前
国立大学法人東京科学大学
積層造形樹脂部品嵌合接合体
18日前
国立大学法人東京科学大学
メタン製造方法及びメタン製造装置
25日前
国立大学法人東京科学大学
蛍光繊維体及び蛍光繊維体の製造方法
1か月前
国立大学法人東京科学大学
受信アンテナ装置、及び送信アンテナ装置
1日前
国立大学法人東京科学大学
部分的内皮間葉移行マーカーとしての遺伝子の発現産物の使用
1か月前
国立大学法人東京科学大学
組換え水素酸化細菌、及びポリヒドロキシアルカン酸の製造方法
26日前
東ソー株式会社
窒化マグネシウムケイ素膜、圧電体及び圧電素子
16日前
国立大学法人東京科学大学
ポリヒドロキシアルカン酸、組換え水素酸化細菌、及びポリヒドロキシアルカン酸の製造方法
26日前
株式会社ファンケル
SEC12タンパク発現促進剤
9日前
国立大学法人東京科学大学
抗菌・抗ウイルス性組成物、抗菌・抗ウイルス性フィルム、抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び、物品
19日前
国立大学法人東京科学大学
蔓型パワーソフトグリッパ装置、その駆動方法、並びに蔓型パワーソフトグリッパを用いた装置及びジャッキアップ装置
1か月前
国立研究開発法人物質・材料研究機構
ダイヤモンド量子センサー、ダイヤモンドアンビルセル型量子センサーおよび測定装置
23日前
メルセデスベンツ グループ エージー
硫化物系固体電解質、その製造および使用、ならびにこれを含有する固体電池セル
1か月前
個人
店内配信予約システム
10日前
サクサ株式会社
中継装置
17日前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
キヤノン株式会社
通信装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
電気興業株式会社
無線中継器
1か月前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
17日前
日本精機株式会社
画像投映システム
19日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
2か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
1か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
2か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
1か月前
キヤノン株式会社
通信システム
1か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
株式会社クーネル
音響装置
1か月前
エルメック株式会社
信号伝送回路
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る