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公開番号
2025110097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003832
出願日
2024-01-15
発明の名称
着火器具
出願人
東京パイプ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F23Q
7/00 20060101AFI20250718BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】 簡易な構成により操作が容易で高い安全性を担保できる着火器具を提供すること。
【解決手段】本体ケースと、上記本体ケースに回動可能に設置される燃焼筒ケースと、上記本体ケースに直線方向に移動可能に設置される着火ボタンと、を具備し、上記着火ボタンには着火ボタン側係合部が設けられていて、上記燃焼筒ケースの回動軸には回動軸側係合部が設けられていて、上記着火ボタン側係合部に上記回動軸側係合部が係合されていて、非使用状態であれば上記着火ボタンの移動が上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部によって規制され、上記燃焼筒ケースが非使用状態から回動され使用状態となった場合に上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部による上記着火ボタンの移動の規制が解除され上記着火ボタンによる着火操作が可能になるもの。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
本体ケースと、
上記本体ケースに回動可能に設置される燃焼筒ケースと、
上記本体ケースに直線方向に移動可能に設置される着火ボタンと、
を具備し、
上記着火ボタンには着火ボタン側係合部が設けられていて、
上記燃焼筒ケースの回動軸には回動軸側係合部が設けられていて、
上記着火ボタン側係合部に上記回動軸側係合部が係合されていて、
非使用状態であれば上記着火ボタンの移動が上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部によって規制され、
上記燃焼筒ケースが非使用状態から回動され使用状態となった場合に上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部による上記着火ボタンの移動の規制が解除され上記着火ボタンによる着火操作が可能になることを特徴とする着火器具。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
請求項1記載の着火器具において、
上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部のうちの一方は直線状の溝であり、
上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部のうちの他方は上記直線状の溝に対して空間が設けられた状態で収容される大きさの突起であることを特徴とする着火器具。
【請求項3】
請求項2記載の着火器具において、
上記直線状の溝は非使用時における上記着火ボタン側係合部の位置から上記回動軸の外周側に延長される一本の溝であることを特徴とする着火器具。
【請求項4】
請求項2記載の着火器具において、
複数の上記直線状の溝があり、それぞれの上記直線上の溝は非使用時における上記着火ボタン側係合部の位置から上記回動軸の外周側に放射状に延長されることを特徴とする着火器具。
【請求項5】
請求項4記載の着火器具において、
2本の直交する上記直線状の溝が設けられていることを特徴とする着火器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、着火器具に係り、特に、簡易な構成により操作が容易で高い安全性を担保できるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の着火器具を開示するものとして、例えば、特許文献1から特許文献4がある。
特許文献1記載の折りたたみ式着火器は、燃料タンク、圧電ユニット、及び、操作部材を有する本体と、上記本体に対して回動可能な回動アーム部とからなる。上記折りたたみ式着火器にはロック機構が設けられていて、上記ロック機構により上記回動アーム部の開き角度が所定角度以下の場合は操作部材の押し込みが阻止される。上記ロック機構には上記回動アーム部の基部の回動軸の周りに同心円状に設けられた円筒壁の一部に設けられた肉厚部と上記操作部材に設けられたフック部があり、上記回動アーム部の開き角度が所定角度より大きい場合は上記肉厚部と上記フック部が干渉せず上記操作部材を押し込んで着火することが可能であるが、上記回動アーム部の開き角度が所定角度以下の場合は上記肉厚部と上記フック部が干渉して上記操作部材を押し込むことができなくなる。
【0003】
特許文献2記載のマルチモード式ライターは、ハウジングにワンド組立体が回動可能に設置されていて、上記ワンド組立体とともに回転されるカムがある。上記マルチモード式ライターには着火操作用のトリガーと連動して動作し上記カムに押し付けられるカムフォロアが設置されていて、上記カムと上記カムフォロアによって上記ワンド組立体が所定の角度以上に開かないと上記着火トリガーを押し込むことができないようになっている。
【0004】
特許文献3記載の着火器具は、本体部に対して先端に火炎口が設けられた炎口棒部が回動可能に設置されていて、常時はロックレバーの先端が回動基部に圧接され摩擦力によって上記炎口棒部の回動が規制されるが、上記ロックレバーを操作すると上記炎口棒部の回動の規制が解除されるとともに着火レバーに上記ロックレバーのロック部が係合されて上記着火レバーによる着火操作を規制するようになっている。
【0005】
特許文献4の折たたみ式安全ライターは、押しボタンが設置されたハウジングに回動可能に延長チューブが設置されている。非使用時には上記折たたみ式安全ライターは折りたたまれた状態で、上記延長チューブが上記押しボタンを覆い隠す状態となっている。使用時には上記延長チューブを回動させ、上記押しボタンを露出させて着火操作が可能な状態とするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-64605号公報
特表2006-524310号公報
特開2005-140475号公報
特開昭60-122828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
特許文献1の折りたたみ式着火器では、回動軸周りの円筒壁やフックといった部分の構成が複雑である。
特許文献2のマルチモード式ライターでは、カムを用いた構成が採用されていて、構成が複雑である。
特許文献3の着火器具では、ロックレバーの操作が必要で、操作が煩雑である。
特許文献4の折たたみ式安全ライターでは、使用者の手が延長チューブの先端に近い状態であっても着火操作が可能であり、確実に安全性が担保されるとは言えない。
【0008】
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成により操作が容易で高い安全性を担保できる着火器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による着火器具は、本体ケースと、上記本体ケースに回動可能に設置される燃焼筒ケースと、上記本体ケースに直線方向に移動可能に設置される着火ボタンと、を具備し、上記着火ボタンには着火ボタン側係合部が設けられていて、上記燃焼筒ケースの回動軸には回動軸側係合部が設けられていて、上記着火ボタン側係合部に上記回動軸側係合部が係合されていて、非使用状態であれば上記着火ボタンの移動が上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部によって規制され、上記燃焼筒ケースが非使用状態から回動され使用状態となった場合に上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部による上記着火ボタンの移動の規制が解除され上記着火ボタンによる着火操作が可能になることを特徴とするものである。
また、請求項2による着火器具は、請求項1記載の着火器具において、上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部のうちの一方は直線状の溝であり、上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部のうちの他方は上記直線状の溝に対して空間が設けられた状態で収容される大きさの突起であることを特徴とするものである。
また、請求項3による着火器具は、請求項2記載の着火器具において、上記直線状の溝は非使用時における上記着火ボタン側係合部の位置から上記回動軸の外周側に延長される一本の溝であることを特徴とするものである。
また、請求項4による着火器具は、請求項2記載の着火器具において、複数の上記直線状の溝があり、それぞれの上記直線上の溝は非使用時における上記着火ボタン側係合部の位置から上記回動軸の外周側に放射状に延長されることを特徴とするものである。
また、請求項5による着火器具は、請求項4記載の着火器具において、2本の直交する上記直線状の溝が設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
以上述べたように、本願発明の請求項1による着火器具によると、本体ケースと、上記本体ケースに回動可能に設置される燃焼筒ケースと、上記本体ケースに直線方向に移動可能に設置される着火ボタンと、を具備し、上記着火ボタンには着火ボタン側係合部が設けられていて、上記燃焼筒ケースの回動軸には回動軸側係合部が設けられていて、上記着火ボタン側係合部に上記回動軸側係合部が係合されていて、非使用状態であれば上記着火ボタンの移動が上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部によって規制され、上記燃焼筒ケースが非使用状態から回動され使用状態となった場合に上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部による上記着火ボタンの移動の規制が解除され上記着火ボタンによる着火操作が可能になるので、簡易な構成により操作が容易で高い安全性を担保できる。
また、請求項2による着火器具によると、請求項1記載の着火器具において、上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部のうちの一方は直線状の溝であり、上記回動軸側係合部と上記着火ボタン側係合部のうちの他方は上記直線状の溝に対して空間が設けられた状態で収容される大きさの突起であるので、より簡易な構成にできる。
また、請求項3による着火器具によると、請求項2記載の着火器具において、上記直線状の溝は非使用時における上記着火ボタン側係合部の位置から上記回動軸の外周側に延長される一本の溝であるので、より簡易な構成にできる。
また、請求項4による着火器具によると、請求項2記載の着火器具において、複数の上記直線状の溝があり、それぞれの上記直線上の溝は非使用時における上記着火ボタン側係合部の位置から上記回動軸の外周側に放射状に延長されるので、簡易な構成により使用状態とすることができる上記燃焼筒ケースの角度を増加できる。
また、請求項5による着火器具によると、請求項4記載の着火器具において、2本の直交する上記直線状の溝が設けられているので、より簡易な構成にできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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