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公開番号
2025110426
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2025085282,2023213743
出願日
2025-05-22,2023-12-19
発明の名称
薄膜回路基板
出願人
き邦科技股分有限公司
代理人
弁理士法人服部国際特許事務所
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】薄膜回路基板を提供する。
【解決手段】薄膜回路基板100は基板及び放熱シート120を備える。放熱シート120は基板に貼着され、第1放熱部121、第2放熱部122、第3放熱部123を有する。放熱シート120の輪郭が非矩形の多辺形を呈することにより、放熱シート120及び基板が発生させる応力を減少させ、薄膜回路基板100の反りを防止する。第1放熱部121に第1チップシャドウ200aが形成される。仮想線Yは第1放熱部121、第2放熱部122、第3放熱部123を通過し、第3放熱部123の第3幅W3は、第1放熱部121の第1幅W1及び第2放熱部122の第2幅W2より小さくない。放熱シート120は第1放熱部121に位置すると共に基板を露出する第1切欠き部124を有し、第1チップシャドウ200aは第1切欠き部124と第3放熱部123の間に位置する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面(110a)及び第2面(110b)を有する基板(110)であって、前記第2面は第1チップ(200)及び第2チップ(300)を接合するために用いられている基板と、
前記基板の前記第1面に貼着されている放熱シート(120)であって、前記放熱シートの輪郭は非矩形の多辺形を呈し、前記放熱シートは、第1放熱部(121)と、第2放熱部(122)と、第3放熱部(123)と、を有し、前記第3放熱部は前記第1放熱部と前記第2放熱部との間に位置し、前記第3放熱部は前記第1放熱部及び前記第2放熱部に連結され、前記第1チップ及び前記第2チップは前記放熱シートの真上に設置されて第1チップシャドウ(200a)及び第2チップシャドウ(300a)をそれぞれ形成するために用いられている放熱シートと、を備えており、
前記第1チップは前記第2面の第1領域(110b1)に設置され、前記第2チップは前記第2面の第2領域(110b2)に設置され、前記第1チップ及び前記第2チップは前記第2面に互い違いに配列されていると共に前記第1領域と前記第2領域との間に位置している第3領域(110b3)を露出し、前記第1チップは前記第1放熱部の真上に位置し、且つ前記第1放熱部に前記第1チップシャドウを形成し、前記第2チップは前記第2放熱部の真上に位置し、且つ前記第2放熱部に前記第2チップシャドウを形成し、前記第3領域は前記第3放熱部の上に位置して、
仮想線(Y)は前記第1放熱部、前記第2放熱部、及び前記第3放熱部を通過し、前記仮想線に対して垂直になる方向に沿って、前記第3放熱部の第3幅(W3)は前記第1放熱部の第1幅(W1)及び前記第2放熱部の第2幅(W2)より小さくなく、
前記放熱シートは、前記第1放熱部に位置していると共に前記基板を露出している第1切欠き部(124)を有し、前記第1チップシャドウは前記第1切欠き部と前記第3放熱部との間に位置していることを特徴とする薄膜回路基板。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記放熱シートは、前記第2放熱部に位置していると共に前記基板を露出している第2切欠き部(126)を有し、前記第2チップシャドウは前記第2切欠き部と前記第3放熱部との間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の薄膜回路基板。
【請求項3】
前記第1チップシャドウ及び前記第2チップシャドウは前記第1切欠き部と前記第2切欠き部との間に位置していることを特徴とする請求項2に記載の薄膜回路基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄膜回路基板に関し、詳しくは、非矩形の多辺形放熱シートを備える薄膜回路基板に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の薄膜フリップチップパッケージプロセスはロール・ツー・ロール(Roll to Roll)輸送方式を採用して各種プロセス(例えば、放熱シート貼着及びフリップチップ接合プロセス)を実行し、回路基板テープを複数の薄膜フリップチップパッケージに切断し、治具により薄膜フリップチップパッケージのそれぞれを挟持し、薄膜フリップチップパッケージのそれぞれと電子素子(例えば、表示パネルや回路基板)とを接合する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の薄膜回路基板10は基板11及び放熱シート12を備え(図1と図2参照)、放熱シート12は粘着剤13により基板11の表面11aに貼着され、チップ20は基板11の他の表面11bに結合され、放熱シート12はチップ20の動作時の温度を低下させるために用いられている。しかしながら、基板11、放熱シート12、及び粘着剤13の材料の特性(例えば、可塑性、展延性、熱膨張係数等)が異なるため、基板11、放熱シート12、及び粘着剤13がプロセス環境温度の影響を受けるか、治具により挟持された場合に、薄膜回路基板10に反り(warpage)や湾曲が生じ、薄膜回路基板10を電子素子に正確に接合できなくなった。
【0004】
本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
【0005】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、非矩形の多辺形放熱シートを基板に貼着することで、薄膜回路基板の反りや湾曲を防止する薄膜回路基板の構成を採用することによって、上記目的が達成されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様である薄膜回路基板は、基板及び放熱シートを備える。前記基板は第1面及び第2面を有している、前記第2面は第1チップ及び第2チップを接合するために用いられている。前記放熱シートは前記基板の前記第1面に貼着され、前記放熱シートの輪郭は非矩形の多辺形を呈している。前記放熱シートは、第1放熱部と、第2放熱部と、第3放熱部と、を有し、前記第3放熱部は前記第1放熱部と前記第2放熱部との間に位置し、前記第3放熱部は前記第1放熱部及び前記第2放熱部に連接されている。前記第1チップ及び前記第2チップは前記放熱シートの上に設置され、第1チップシャドウ及び第2チップシャドウをそれぞれ形成している。
前記第1チップは前記第2面の第1領域に設置され、前記第2チップは前記第2面の第2領域に設置され、前記第1チップ及び前記第2チップは前記第2面に互い違いに配列されていると共に前記第1領域と前記第2領域との間に位置している第3領域を露出している。前記第1チップは前記第1放熱部の真上に位置し、且つ前記第1放熱部に前記第1チップシャドウを形成している。前記第2チップは前記第2放熱部の真上に位置し、且つ前記第2放熱部に前記第2チップシャドウを形成している。前記第3領域は前記第3放熱部の上に位置している。
仮想線は前記第1放熱部、前記第2放熱部、及び前記第3放熱部を通過している。前記仮想線に対して垂直になる方向に沿って、前記第3放熱部の第3幅は前記第1放熱部の第1幅及び前記第2放熱部の第2幅より小さくない。
前記放熱シートは、前記第1放熱部に位置していると共に前記基板を露出している第1切欠き部を有し、前記第1チップシャドウは前記第1切欠き部と前記第3放熱部との間に位置している。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る放熱シートの輪郭は非矩形の多辺形を呈し、且つ第3放熱部は第1放熱部及び第2放熱部に連結されている。これにより、基板の湾曲抵抗強度を高め、且つ放熱シート及び基板に発生する応力を減少させ、薄膜回路基板の反りや湾曲を防止し、同時に放熱シートの面積を増加させて放熱効果を高めている。
【0008】
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
従来の薄膜回路基板の一実施形態を示す底面図である。
従来の薄膜回路基板の一実施形態を示す断面図である。
本発明の第1実施例に係る回路基板テープを示す底面図である。
本発明の第1実施例に係る薄膜回路基板を示す底面図である。
図4のC-C線に沿う断面図である。
薄膜回路基板を治具で挟持する断面図である。
本発明の第2実施例に係る薄膜回路基板を示す底面図である。
本発明の第3実施例に係る薄膜回路基板を示す底面図である。
本発明の第4実施例に係る薄膜回路基板を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の薄膜回路基板の実施形態を図面に基づき説明する。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に説明する部材、材料等は、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。第4実施例が特許請求の範囲に記載の発明を実施するための形態に相当する。
(【0011】以降は省略されています)
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