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公開番号2025110456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004300
出願日2024-01-16
発明の名称制御装置、電気機器、およびシステム
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G10K 11/178 20060101AFI20250722BHJP(楽器;音響)
要約【課題】ユーザの周囲の雑音を低減することができる制御装置を提供する。
【解決手段】
制御装置は、周囲の音に関する周囲音信号を取得する周囲音信号取得部と、ユーザの位置に関するユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、周囲音信号とユーザ位置情報とを利用して、ユーザの位置における周囲の音を低減する逆位相音信号を生成する逆位相音信号生成部と、逆位相音信号を利用して、出力音信号を出力する出力音信号出力部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
周囲の音に関する周囲音信号を取得する周囲音信号取得部と、
ユーザの位置に関するユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、
前記周囲音信号と前記ユーザ位置情報とを利用して、前記ユーザの位置における前記周囲の音を低減する逆位相音信号を生成する逆位相音信号生成部と、
前記逆位相音信号を利用して、出力音信号を出力する出力音信号出力部と、を備えた制御装置。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
音声信号を受信する音声信号受信部と、
前記周囲音信号から前記音声信号の成分を除去する音声信号除去部と、をさらに備え、
前記逆位相音信号生成部は、前記音声信号の成分を除去した前記周囲音信号と前記ユーザ位置情報とを利用して、前記ユーザの位置における前記周囲の音を低減する前記逆位相音信号を生成する請求項１記載の制御装置。
【請求項３】
前記ユーザ位置情報を記憶した記憶部を更に備えた請求項１記載の制御装置。
【請求項４】
請求項１記載の制御装置と、
前記ユーザの位置を検出して前記ユーザ位置情報を前記制御装置に出力するユーザ位置検出部と、を備えた電気機器。
【請求項５】
請求項１記載の制御装置と、
特定の向きに音を発するスピーカと、を備え、
前記出力音信号出力部は、前記ユーザの位置に向けて音を発する前記スピーカに前記出力音信号を出力する電気機器。
【請求項６】
請求項１記載の制御装置と、
前記制御装置と通信する端末と、を備え、
前記端末は、前記周囲の音を検出して前記周囲音信号を前記制御装置に出力する周囲音検出部を有し、
前記ユーザ位置情報取得部は、前記ユーザ位置情報として前記端末の位置に関する情報を取得するシステム。
【請求項７】
前記端末は、音を発する音出力部をさらに有し、
前記逆位相音信号生成部は、前記音出力部に前記逆位相音信号を出力する請求項６に記載のシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置、電気機器、およびシステムに関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
電話機能を有したテレビジョン装置が開示されている（例えば、特許文献１）。特許文献１に開示されたテレビジョン装置は、マイクロフォンに入力された送話音声信号から、マイクロフォンを介して入力されたテレビ音声信号を除去し、テレビ音声信号が除去された後の送話音声信号を出力するテレビ音声除去回路を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－３１１８７６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された音声出力装置は、マイクに入力された音声信号の中から、テレビ音声に対応する信号については除去することができる。しかしながら、特許文献１に開示されたテレビジョン装置は、ユーザの周囲で生じる雑音などの環境音の除去については考慮されていない。
【０００５】
本開示の目的は、ユーザの周囲の雑音を低減することができる制御装置、電気機器、およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る制御装置は、周囲の音に関する周囲音信号を取得する周囲音信号取得部と、ユーザの位置に関するユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、前記周囲音信号と前記ユーザ位置情報とを利用して、前記ユーザの位置における前記周囲の音を低減する逆位相音信号を生成する逆位相音信号生成部と、前記逆位相音信号を利用して、出力音信号を出力する出力音信号出力部と、を備える。
【０００７】
本開示の一態様に係る電気機器は、周囲の音に関する周囲音信号を取得する周囲音信号取得部と、ユーザの位置に関するユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、前記周囲音信号と前記ユーザ位置情報とを利用して、前記ユーザの位置における前記周囲の音を低減する逆位相音信号を生成する逆位相音信号生成部と、前記逆位相音信号を利用して、出力音信号を出力する出力音信号出力部と、を備える制御装置と、前記ユーザの位置を検出して前記ユーザ位置情報を前記制御装置に出力するユーザ位置検出部と、を備える。
【０００８】
本開示の一態様に係るシステムは、周囲の音に関する周囲音信号を取得する周囲音信号取得部と、ユーザの位置に関するユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、前記周囲音信号と前記ユーザ位置情報とを利用して、前記ユーザの位置における前記周囲の音を低減する逆位相音信号を生成する逆位相音信号生成部と、前記逆位相音信号を利用して、出力音信号を出力する出力音信号出力部と、を備える制御装置と、前記制御装置と通信する端末と、を備え、前記端末は、前記周囲の音を検出して前記周囲音信号を前記制御装置に出力する周囲音検出部を有し、前記ユーザ位置情報取得部は、前記ユーザ位置情報として前記端末の位置に関する情報を取得する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の第１実施形態に係るテレビジョンの要部構成の一例を示す斜視図である。
本開示の第１実施形態に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
本開示の第１実施形態に係るテレビジョンとテレビジョンを視聴するユーザとの間における環境音と逆位相音の進行方向の一例を模式的に示す図である。
本開示の第１実施形態の変形例に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
本開示の第１実施形態の変形例に係るテレビジョンが備える記憶部に記憶されている適正距離情報の一例を示す表である。
本開示の第２実施形態に係るテレビジョンとテレビジョンを視聴するユーザとの間における環境音と逆位相音の進行方向の一例を模式的に示す図である。
本開示の第２実施形態に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
本開示の第２実施形態の第１変形例に係るテレビジョンとテレビジョンを視聴するユーザとの間における環境音と逆位相音の進行方向の一例を模式的に示す図である。
本開示の第２実施形態の第１変形例に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
本開示の第２実施形態の第２変形例に係るテレビジョンとテレビジョンを視聴するユーザとの間における環境音と逆位相音の進行方向の一例を模式的に示す図である。
本開示の第２実施形態の第２変形例に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
本開示の第２実施形態の第３変形例に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
本開示の第３実施形態に係るテレビジョンの要部構成の一例を示す斜視図である。
本開示の第３実施形態に係るテレビジョンにおける逆位相音出力処理に関するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施形態及び変形例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下ではすべての図を通じて同一または相当する部材には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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