TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025120860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015991
出願日2024-02-05
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/207 20060101AFI20250808BHJP(車両一般)
要約【課題】シートの背もたれ部の座部に対する後傾角度が大きく設定されている場合であっても、シート前方に配置されたエアバッグによって乗員を的確に受け止めることができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】乗員保護装置30は、助手席3と、助手席3の前方に配置されたエアバッグ50と、エアバッグ50に供給される膨張用ガスを放出するインフレーター14と、助手席3に配置されたエアバッグ61と、エアバッグ61に供給される膨張用ガスを放出するインフレーター62と、助手席3の背もたれ部3aの座部3bに対する後傾角度θを検出する角度検出センサ93と、インフレーター14、62を制御する制御部90とを備える。制御部90は、角度検出センサ93によって検出された後傾角度θが所定以上の場合、インフレーター14を作動させる前にインフレーター62を作動させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された乗員保護装置において、
背もたれ部と座部を備え、前記背もたれ部の前記座部に対する角度が変更可能に構成されたシートと、
前記シートの前方に配置され、膨張用ガスが供給されることによって膨張する第1エアバッグと、
前記第1エアバッグに供給される膨張用ガスを放出する第1インフレーターと、
前記シートの前記背もたれ部に配置され、膨張用ガスが供給されることによって膨張する第2エアバッグと、
前記第2エアバッグに供給される膨張用ガスを放出する第2インフレーターと、
前記背もたれ部の前記座部に対する後傾角度を検出する角度検出部と、
前記角度検出部の検出結果に基づいて、前記第1インフレーターと前記第2インフレーターとを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記角度検出部によって検出された前記後傾角度が所定以上の場合、前記第1インフレーターを作動させる前に前記第2インフレーターを作動させることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記車両と前記車両の周囲の物体との衝突可能性が高いか否かを判定する判定部を備え、
前記制御部は、前記角度検出部によって検出された前記後傾角度が前記所定以上で、且つ、前記判定部によって前記車両と前記車両の周囲の物体との衝突可能性が高いと判定された場合、前記第2インフレーターを作動させることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記車両と前記車両の周囲の物体とが衝突したか否かを判定する衝突判定部を備え、
前記制御部は、前記衝突判定部によって前記車両と前記車両の周囲の物体とが衝突したと判定された場合、前記第1インフレーターを作動させることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記第1エアバッグは、前記車両のインストルメントパネルに配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
【請求項5】
前記第1エアバッグは、前記車両のステアリングホイールに配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のシートに着座する乗員を保護する乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1、2に記載の構成のように、車両のシートの前方に配置されたインストルメントパネルやステアリングホイールにエアバッグを設けることにより、シートに着座する乗員を保護する構成が従来から知られている。これらのエアバッグは、インフレーターから膨張用ガスが供給されることによって膨張し、車両の衝突により前方移動する乗員を受け止めて保護する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-230701号公報
特開2020-142607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両のシートとして、背もたれ部の座部に対する角度を変化させるリクライニング動作が可能な構成が広く知られている。このリクライニング動作によって背もたれ部の座部に対する角度が変化される場合、シートに着座する乗員とシート前方のエアバッグとの位置関係は変化する。
【0005】
ここでシート前方に配置されたエアバッグは、一般的に背もたれ部の座部に対する角度が約110度であることを想定して形状等が設計されている。そのため、背もたれ部の座部に対する後傾角度が大きく設定され、背もたれ部が水平に近い状態で車両が衝突した場合、乗員とエアバッグとの当接位置が狙いの位置からずれるおそれがある。その場合、エアバッグが乗員を的確に受け止められないおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、シートの背もたれ部の座部に対する後傾角度が大きく設定されている場合であっても、シート前方に配置されたエアバッグによって乗員を的確に受け止めることができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明に係る乗員保護装置の代表的な構成は、車両に搭載された乗員保護装置において、背もたれ部と座部を備え、前記背もたれ部の前記座部に対する角度が変更可能に構成されたシートと、前記シートの前方に配置され、膨張用ガスが供給されることによって膨張する第1エアバッグと、前記第1エアバッグに供給される膨張用ガスを放出する第1インフレーターと、前記シートの前記背もたれ部に配置され、膨張用ガスが供給されることによって膨張する第2エアバッグと、前記第2エアバッグに供給される膨張用ガスを放出する第2インフレーターと、前記背もたれ部の前記座部に対する後傾角度を検出する角度検出部と、前記角度検出部の検出結果に基づいて、前記第1インフレーターと前記第2インフレーターとを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記角度検出部によって検出された前記後傾角度が所定以上の場合、前記第1インフレーターを作動させる前に前記第2インフレーターを作動させる。
【0008】
本発明によれば、乗員保護装置において、シートの背もたれ部の座部に対する後傾角度が大きく設定されている場合であっても、シート前方に配置されたエアバッグによって乗員を的確に受け止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インストルメントパネルの斜視概略図である。
車両の助手席の周囲を左側から見た図である。
第一エアバッグ装置の断面概略図である。
助手席の正面概略図である
助手席のフレームの斜視概略図である。
第二エアバッグ装置の断面概略図である。
第一エアバッグ装置と第二エアバッグ装置が作動する際の制御部の制御を示すフローチャートである。
車両が衝突する際の第一エアバッグ装置と第二エアバッグ装置の動作を示す模式図である。
車両が衝突する際の第一エアバッグ装置と第二エアバッグ装置の動作を示す模式図である。
車両が衝突する際の第一エアバッグ装置と第二エアバッグ装置の動作を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る乗員保護装置30について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、特定的な記載がない限り、左右方向は車両1の助手席3に着座する乗員Mから見た左方向と右方向を意味し、前後方向は助手席3に着座する乗員Mから見た前方向と後方向を意味する。上下方向は、鉛直方向の上方向と下方向を意味する。なお、以下の説明中の構成部品の寸法、材質、形状等は、特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
ガス生成装置
3日前
個人
カーテント
2か月前
個人
タイヤレバー
26日前
個人
前輪キャスター
今日
個人
車輪清掃装置
2か月前
個人
ルーフ付きトライク
17日前
個人
ホイルのボルト締結
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
24日前
日本精機株式会社
表示装置
24日前
個人
キャンピングトライク
2か月前
個人
車両通過構造物
27日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
24日前
日本精機株式会社
表示装置
7日前
個人
アクセルのソフトウェア
2か月前
個人
乗合路線バスの客室装置
1か月前
個人
車両用スリップ防止装置
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
1か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
21日前
株式会社ニフコ
照明装置
5日前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
株式会社ニフコ
保持装置
1か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
1か月前
個人
音声ガイド、音声サービス
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
17日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
極東開発工業株式会社
車両
24日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本無線株式会社
取付金具
1か月前
スズキ株式会社
運転支援装置
6日前
続きを見る