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公開番号2025112612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006943
出願日2024-01-19
発明の名称コイル及び電力授受装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H01F 38/14 20060101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイル及び電力授受装置を提供する。
【解決手段】コイルは、シート状の磁性体の第1部分、及び、前記第1部分の中央に立設された径の異なる同軸環状の磁性体からなる第2部分で構成されるシールドと、前記シールドの同軸リング状の第2部分の間に収容されるコイル導体とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
シート状の磁性体の第１部分、及び、前記第１部分の中央に立設された径の異なる同軸環状の磁性体からなる第２部分で構成されるシールドと、
前記シールドの同軸環状の第２部分の間に収容されるコイル導体と
を備えるコイル。
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
前記第２部分の高さは、前記コイル導体の高さ以上である
請求項１に記載のコイル。
【請求項３】
前記第１部分は、前記第２部分の外縁と略同形状である請求項１又は２に記載のコイル。
【請求項４】
前記シールドは、前記第２部分の端部から径方向の内側及び外側へ張り出した鍔部を有する請求項１又は２に記載のコイル。
【請求項５】
前記シールドは、前記第２部分の内側が磁性体で埋められている請求項１又は２に記載のコイル。
【請求項６】
請求項１又は２に記載のコイルを備え、
前記コイルにて無線で電力を送受する、電力授受装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電動移動体に搭載されたバッテリへのワイヤレス給電に用いるコイル及びそのコイルを用いた電力授受装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
脱炭素社会の実現に向け、駆動用バッテリに蓄積された電力で走行用のモータを駆動する電動移動体が普及し始めている。電動移動体は電気自動車のみならず、無人搬送車、フォークリフト、所謂ドローン等の飛行体、電気推進船等の水上モビリティ等を含む。これらの電動移動体に搭載された駆動用バッテリへの給電方法として、電力ケーブル経由ではなく、無線によって給電するワイヤレス給電システムが実用化されている。
【０００３】
有線による給電システムでは、高速給電が可能であるメリットがある一方で、ワイヤレス給電では、固定された給電コイルの場所に合わせた駐停車さえできれば、ユーザの作業なしに給電を開始できるというメリットがある。
【０００４】
ワイヤレス給電では、給電コイル及び受電コイル、特に受電コイルにおける磁束の漏れを低減するためにシート状の磁性体のシールドを対向面側と反対側の面に設ける（特許文献１等）。磁性体のシールドを設けることで、磁力線を収束させて電力伝送効率を向上させることが期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１０－０７００４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
電動移動体のワイヤレス給電では、給電コイル及び受電コイルの対向位置がずれたとしても、共振コイルの共鳴高度及び結合度をできる限り大きく維持し、電力伝送効率を維持することが望まれる。
【０００７】
本発明は、位置ズレに強く、電力伝送効率を維持できるコイル及び電力授受装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の一実施形態のコイルは、シート状の磁性体の第１部分、及び、前記第１部分の中央に立設された径の異なる同軸環状の磁性体からなる第２部分で構成されるシールドと、前記シールドの同軸環状の第２部分の間に収容されるコイル導体とを備える。
【発明の効果】
【０００９】
本開示のコイル及び電力授受装置によれば、そのシールドにより、電力伝送効率を高く維持でき、位置ズレに強くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１実施形態の電力授受装置の概要図である。
給電コイル、ケーシング及びシールドの略示斜視図である。
シールドの説明図である。
シールドの他の態様を示す断面図である。
第２実施形態の給電コイル、ケーシング及びシールドの略示斜視図である。
第２実施形態のシールドの説明図である。
第２実施形態のシールドの他の態様を示す断面図である。
第２実施形態のシールドの他の態様を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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