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公開番号2025112662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007031
出願日2024-01-19
発明の名称ラベル貼付装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B65C 9/42 20060101AFI20250725BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】印刷テープに形成された余白領域を剥離せずにラベルを剥離して被着体に貼り付けられるラベル貼付装置を提供する。
【解決手段】前回の印刷時の最後ラベルが剥がされた後のラベル160の先端部から印刷位置PRまでの部分は、新たに印刷することができない廃棄ラベル161である。搬送ローラ34によってテープ150を搬送しつつ、廃棄ラベル161の先端部が剥離位置PLを越えた廃棄位置DPに到達するまで、CPUは巻取部のリール80を駆動するモータに弛み防止電流を流す。弛み防止電流は、剥離に必要な剥離荷重未満の荷重で巻取部を駆動することによって、剥離材170に非剥離張力を生じさせる。よって廃棄ラベル161は剥離されることなく剥離位置PLを通過することができる。廃棄ラベル161の先端部が廃棄位置DPに到達した後は、剥離張力を生じさせる巻取電流をモータに流し、リール80で剥離材170を巻き取る。
【選択図】図38
特許請求の範囲【請求項1】
テープ状のラベル材と、前記ラベル材の一方の面に貼付された剥離材とを有する印刷テープの前記ラベル材に画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部に印刷された前記印刷テープを搬送する搬送部と、
前記印刷部よりも前記印刷テープの搬送方向の下流側に配置され、前記印刷部により印刷された前記ラベル材を単票状のラベルに切断する切断部と、
前記切断部に切断された前記ラベルを前記剥離材から剥離する剥離部と、
前記印刷部、前記搬送部および前記切断部のそれぞれを制御する制御部と
を備え、前記剥離部によって剥離された前記ラベルを、前記ラベルの貼付対象である被着体に貼り付けるラベル貼付装置において、
前記制御部は、
1つの前記ラベルである先行ラベルと、前記搬送方向において前記先行ラベルの上流側に位置する後続ラベルとの間に、前記印刷部による印刷対象外の領域である余白領域が形成されるように前記ラベル材を切断し、
前記搬送方向における前記余白領域の下流側の端部が前記剥離部の位置または前記剥離部よりも前記搬送方向の上流側に位置する場合、前記剥離部が前記ラベルの剥離に要する第1張力よりも小さい第2張力を前記印刷テープに付与した状態で前記印刷テープを搬送し、
前記余白領域の下流側の端部が前記剥離部の位置よりも前記搬送方向の下流側に位置する場合に、前記印刷テープに前記第1張力を付与した状態で前記印刷テープを搬送すること
を特徴とするラベル貼付装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
テープ状のラベル材と、前記ラベル材の一方の面に貼付された剥離材とを有する印刷テープの前記ラベル材に画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部に印刷された前記印刷テープを搬送する搬送部と、
前記印刷テープの搬送方向の下流側に配置され、前記印刷部により印刷された前記ラベル材を単票状のラベルに切断する切断部と、
前記切断部に切断された前記ラベルを前記剥離材から剥離する剥離部と、
前記印刷部、前記搬送部および前記切断部のそれぞれを制御する制御部と
を備え、前記剥離部によって剥離された前記ラベルを、前記ラベルの貼付対象である被着体に貼り付けるラベル貼付装置において、
前記制御部は、
1つの前記ラベルである先行ラベルと、前記搬送方向において前記先行ラベルの上流側に位置する後続ラベルとの間に、前記印刷部による印刷対象外の領域である余白領域が形成されるように前記ラベル材を切断し、
前記余白領域が前記剥離部の位置または前記剥離部よりも前記搬送方向の上流側に位置する場合、前記剥離部が前記ラベルの剥離に要する第1張力よりも小さい第2張力を前記印刷テープに付与した状態で前記印刷テープを搬送し、
前記搬送方向における前記余白領域の上流側の端部が前記剥離部の位置よりも前記搬送方向の上流側において前記剥離部の近傍に位置する場合に、前記第1張力を付与した状態で前記印刷テープを搬送すること
を特徴とするラベル貼付装置。
【請求項3】
前記切断部は、前記印刷テープの前記ラベル材および前記剥離材のうち、前記ラベル材を切断する半切断部を有すること
を特徴とする請求項1または2に記載のラベル貼付装置。
【請求項4】
前記切断部は、前記印刷テープを切り離す全切断部を有し、
前記全切断部は、前記半切断部よりも前記搬送方向の上流側に配置されたこと
を特徴とする請求項3に記載のラベル貼付装置。
【請求項5】
前記制御部は、単票状の前記ラベルを連続して印刷する場合、
前記先行ラベルと前記後続ラベルとの間に前記余白領域を形成せずに前記印刷部による前記ラベルへの印刷を行い、
前記先行ラベルの前記搬送方向の上流側の端部が前記半切断部の位置に搬送された場合に、前記印刷部による前記後続ラベルへの印刷を一時停止して、前記半切断部による前記ラベル材の切断を行うこと
を特徴とする請求項3に記載のラベル貼付装置。
【請求項6】
前記印刷部は、
少なくとも、前記ラベル材および前記剥離材を収容し、前記印刷テープの種類を示す情報を含む指標部を有するテープカセットを装着する装着部と、
前記テープカセットの前記指標部が示す情報に基づいて、前記印刷テープの種類を検出する検出部と
を有すること
を特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
【請求項7】
前記搬送部は、
前記印刷テープを巻き取る巻取部を備え、
前記制御部は、前記巻取部を制御して、
前記剥離部によって前記印刷テープから前記ラベル材が剥離される前記第1張力と、
前記剥離部によって前記印刷テープから前記ラベル材が剥離されない前記第2張力と
を前記剥離材に付与すること
を特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
【請求項8】
前記搬送部は、
ローラニップに挟んだ前記印刷テープを前記剥離部へ向けて送り出す搬送ローラを備え、
前記制御部は、前記搬送ローラを制御して、
前記剥離部によって前記印刷テープから前記ラベル材が剥離される前記第1張力と、
前記剥離部によって前記印刷テープから前記ラベル材が剥離されない前記第2張力と
を前記印刷テープに付与すること
を特徴とする請求項7に記載のラベル貼付装置。
【請求項9】
前記搬送部は、
前記巻取部を駆動する第1駆動源と、
前記搬送ローラを駆動する第2駆動源と
を備えたこと
を特徴とする請求項8に記載のラベル貼付装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記搬送ローラによって前記印刷テープを搬送し、且つ、前記巻取部による前記剥離材の巻き取りを停止、または前記第1駆動源が、前記剥離部による前記ラベルの剥離に必要な剥離荷重よりも小さい荷重で前記巻取部を駆動するように制御することで前記印刷テープに前記第2張力を付与し、
前記搬送ローラによって前記印刷テープを搬送し、且つ、前記第1駆動源が、前記剥離部による前記ラベルの剥離に必要な前記剥離荷重以上の荷重で前記巻取部を駆動するように制御することで前記印刷テープに前記第1張力を付与すること
を特徴とする請求項9に記載のラベル貼付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被着体にラベルを貼り付けるラベル貼付装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
台紙に剥離可能に貼付けられたラベルを被貼付媒体に貼り付けるラベル貼付装置が知られている(例えば特許文献1参照)。ラベル貼付装置は、台紙を鋭角部へ向けて送り出す送出しローラと、鋭角部を通り過ぎた台紙を引張りながら回収する引出しローラを備える。ラベル貼付装置は、送出しローラおよび引出しローラの一方の速度を減速または加速し、ローラ間に速度差を生じさせることで、鋭角部近傍での台紙の張力を弱め、ラベルの台紙からの剥離を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-16932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷テープに印刷し、ハーフカットによってラベルを作成するラベル貼付装置の場合、先行ラベルへの印刷後に、後続ラベルの作成を行わず、被着体への先行ラベルの貼付を行う場合がある。この場合、ラベル材の印刷部と剥離部との間に位置する部分は、次回のラベルの作成において使用されない余白領域となる。特許文献1では、台紙にあらかじめラベルのみが貼付けられた、いわゆるダイカットラベルを対象としており、余白領域の処理について考慮されていなかった。
【0005】
本発明の目的は、印刷テープに形成された余白領域を剥離せずにラベルを剥離して被着体に貼り付けられるラベル貼付装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様によれば、テープ状のラベル材と、前記ラベル材の一方の面に貼付された剥離材とを有する印刷テープの前記ラベル材に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部に印刷された前記印刷テープを搬送する搬送部と、前記印刷部よりも前記印刷テープの搬送方向の下流側に配置され、前記印刷部により印刷された前記ラベル材を単票状のラベルに切断する切断部と、前記切断部に切断された前記ラベルを前記剥離材から剥離する剥離部と、前記印刷部、前記搬送部および前記切断部のそれぞれを制御する制御部とを備え、前記剥離部によって剥離された前記ラベルを、前記ラベルの貼付対象である被着体に貼り付けるラベル貼付装置において、前記制御部は、1つの前記ラベルである先行ラベルと、前記搬送方向において前記先行ラベルの上流側に位置する後続ラベルとの間に、前記印刷部による印刷対象外の領域である余白領域が形成されるように前記ラベル材を切断し、前記搬送方向における前記余白領域の下流側の端部が前記剥離部の位置または前記剥離部よりも前記搬送方向の上流側に位置する場合、前記剥離部が前記ラベルの剥離に要する第1張力よりも小さい第2張力を前記印刷テープに付与した状態で前記印刷テープを搬送し、前記余白領域の下流側の端部が前記剥離部の位置よりも前記搬送方向の下流側に位置する場合に、前記印刷テープに前記第1張力を付与した状態で前記印刷テープを搬送することを特徴とするラベル貼付装置が提供される。
【0007】
第2張力は、例えば印刷テープの搬送において印刷テープに弛みが生ずる張力である。余白領域の下流側の端部が剥離部の位置および剥離部よりも上流側に位置する場合に第2張力で印刷テープを搬送することによって、余白領域の下流側の端部は剥離部によって剥離されずに剥離部の位置を通過する。第1張力は、剥離部が印刷テープからラベルを剥離可能な張力である。余白領域の下流側の端部が剥離部の位置を越えてから印刷テープに第1張力を付与することで、印刷テープの弛みがなくなり、余白領域は剥離されずに搬送される。よってラベル貼付装置は、余白領域を剥離せずに、ラベルを剥離して被着体に貼り付けることができる。
【0008】
本発明の第2態様によれば、テープ状のラベル材と、前記ラベル材の一方の面に貼付された剥離材とを有する印刷テープの前記ラベル材に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部に印刷された前記印刷テープを搬送する搬送部と、前記印刷テープの搬送方向の下流側に配置され、前記印刷部により印刷された前記ラベル材を単票状のラベルに切断する切断部と、前記切断部に切断された前記ラベルを前記剥離材から剥離する剥離部と、前記印刷部、前記搬送部および前記切断部のそれぞれを制御する制御部とを備え、前記剥離部によって剥離された前記ラベルを、前記ラベルの貼付対象である被着体に貼り付けるラベル貼付装置において、前記制御部は、1つの前記ラベルである先行ラベルと、前記搬送方向において前記先行ラベルの上流側に位置する後続ラベルとの間に、前記印刷部による印刷対象外の領域である余白領域が形成されるように前記ラベル材を切断し、前記余白領域が前記剥離部の位置または前記剥離部よりも前記搬送方向の上流側に位置する場合、前記剥離部が前記ラベルの剥離に要する第1張力よりも小さい第2張力を前記印刷テープに付与した状態で前記印刷テープを搬送し、前記搬送方向における前記余白領域の上流側の端部が前記剥離部の位置よりも前記搬送方向の上流側において前記剥離部の近傍に位置する場合に、前記第1張力を付与した状態で前記印刷テープを搬送することを特徴とするラベル貼付装置が提供される。
【0009】
第2張力は、例えば印刷テープの搬送において印刷テープに弛みが生ずる張力である。余白領域が剥離部を通過する場合に第2張力で印刷テープを搬送することによって、余白領域は剥離部によって剥離されない。第1張力は、剥離部が印刷テープからラベルを剥離可能な張力である。余白領域の上流側の端部が剥離部の上流側で剥離部の近傍に位置する場合に印刷テープに第1張力を付与することで印刷テープの弛みがなくなり、そのときに余白領域は剥離部を通過しているので剥離されずに搬送される。よってラベル貼付装置は、余白領域を剥離せずに、ラベルを剥離して被着体に貼り付けることができる。
【0010】
第1態様および第2態様において、前記切断部は、前記印刷テープの前記ラベル材および前記剥離材のうち、前記ラベル材を切断する半切断部を有してもよい。ラベル貼付装置は、半切断部によって剥離材は切断せずにラベル材を切断し、単票状のラベルを作成することができる。故にラベル貼付装置は、ラベルを非連続に作成する場合に生ずる余白領域を剥離材から剥離せずに、ラベルを剥離して被着体に貼り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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