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公開番号2025113462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025089553,2023212152
出願日2025-05-29,2019-05-31
発明の名称インクジェット記録用水性インク
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09D 11/38 20140101AFI20250725BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 疎水性の記録媒体への濡れ性が良く、その表面でインク滴が広がり、少量で所定面積を埋めることが可能な、新たなインクジェット記録用水性インクを提供する。
【解決手段】 本発明のインクジェット記録用水性インクは、界面活性剤と、水溶性有機溶剤と、水と、を含み、前記界面活性剤は、20℃への水への溶解度が0.05質量%~0.2質量%であり、全量における前記界面活性剤の含有量が、1質量%以上である、ことを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
界面活性剤(但し、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤の少なくとも一方を含む界面活性剤を除く)と、水溶性有機溶剤と、水と、を含み、
前記界面活性剤は、少なくともポリオキシエチレン系界面活性剤を含み、
前記界面活性剤は、20℃の水への溶解度が0.05質量%~0.2質量%であり、
全量における前記界面活性剤の含有量が、2質量%~2.7質量%である、
ことを特徴とするインクジェット記録用水性インク。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記界面活性剤として、さらにアセチレングリコール系界面活性剤を含む、請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項3】
前記水溶性有機溶剤が、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、トリプロピレングリコール及びジエチレングリコールからなる群から選択される少なくとも一つを含む、請求項1又は2記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項4】
全量における前記水溶性有機溶剤の含有量が、10質量%以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項5】
さらに、樹脂微粒子を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項6】
さらに、着色剤を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項7】
疎水性の記録媒体への記録に用いるための、請求項1~6のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録用水性インクに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コート紙等への定着性に優れたインクジェット記録用水性インクとして、塩化ビニル-アクリル系共重合体を含む水性インクが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-19811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コート紙、プラスチック、フィルム等の疎水性の記録媒体への濡れ性が良く、その表面でインク滴が広がり、少量で所定面積を埋めることが可能な、新たなインクジェット記録用水性インクが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、疎水性の記録媒体への濡れ性が良く、その表面でインク滴が広がり、少量で所定面積を埋めることが可能な、新たなインクジェット記録用水性インクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用水性インクは、
界面活性剤と、水溶性有機溶剤と、水と、を含み、
前記界面活性剤は、20℃への水への溶解度が0.05質量%~0.2質量%であり、
全量における前記界面活性剤の含有量が、1質量%以上である、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、20℃への水への溶解度が0.05質量%~0.2質量%である、水にほとんど溶けない疎水性の界面活性剤を1質量%以上含むことで、疎水性の記録媒体への濡れ性が良く、その表面でインク滴が広がり、少量で所定面積を埋めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明において、「20℃の水への溶解度がX質量%である界面活性剤」とは、20℃の水(100-X)gに、Xg溶解する界面活性剤を意味する。例えば、「20℃への水への溶解度が0.2質量%である界面活性剤」とは、20℃の水99.8gに、0.2g溶解する界面活性剤を意味する。
【0010】
本発明のインクジェット記録用水性インク(以下、「水性インク」又は「インク」と言うことがある。)は、コート紙、プラスチック、フィルム、OHPシート等の疎水性の記録媒体へのインクジェット記録に好適に利用可能であるが、これに限定されるものではなく、例えば、普通紙、光沢紙、マット紙等の疎水性の記録媒体以外の記録媒体へのインクジェット記録にも利用可能である。本発明において、「コート紙」とは、例えば、上級印刷紙、中級印刷紙等のパルプを主要な構成要素とした普通紙に、平滑性、白色度、光沢度等の向上を目的として、コート剤を塗布したものを言い、具体的には、上級コート紙、中級コート紙等があげられる。
(【0011】以降は省略されています)

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