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公開番号2025114332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008969
出願日2024-01-24
発明の名称車両のバンパビーム
出願人株式会社SUBARU
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類B60R 19/04 20060101AFI20250729BHJP(車両一般)
要約【課題】軽衝突時に応力が偏って伝達された場合にも座屈による変位量を低減することができる車両のバンパビームを提供する。
【解決手段】バンパビーム8は、車幅方向に延在するフロントパネル20と、車幅方向に延在し、車体2の前後方向においてフロントパネル20と対向するリアパネル25と、リアパネル25の上縁及び下縁から車体2の前方にそれぞれ延出してフロントパネル20の上縁部及び下縁部にそれぞれ接続するアッパパネル26u及びロアパネル26lと、アッパパネル26u及びロアパネル26lの車幅方向の中途にそれぞれ複数設けられ、フロントパネル20側からリアパネル25側に延出する第1のビード28u及び第2のビード28lと、を備え、複数の第1のビード28u及び複数の第2のビード28lの延出端を、稜線L1稜線L2から離れた位置に設定している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に延在し、衝突荷重の入力面を形成する第1のパネルと、
前記車幅方向に延在し、車体の前後方向において前記第1のパネルと対向する第2のパネルと、
前記第2のパネルの上縁及び下縁から前記車体の前後方向にそれぞれ延出して前記第1のパネルの上縁部及び下縁部にそれぞれ接続する一対の第3のパネルと、
前記一対の第3のパネルのうちの少なくとも何れか一方の前記車幅方向の中途に複数設けられ、前記第1のパネル側から前記第2のパネル側に延出するビードと、を備え、
複数の前記ビードの延出端を、複数の前記ビードが設けられた前記第3のパネルと前記第2のパネルとの稜線から離れた位置に設定したことを特徴とする車両のバンパビーム。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第1のパネルと前記一対の第3のパネルとをスポット溶接によってそれぞれ接合する複数の溶接点を有し、
前記ビードを設けた領域における前記複数の溶接点のピッチは、他の領域における前記複数の溶接点のピッチよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の車両のバンパビーム。
【請求項3】
前記第1のパネルは、複数の前記ビードに対応する位置にサブビードを有することを特徴とする請求項1に記載の車両のバンパビーム。
【請求項4】
複数の前記ビードが設けられた領域よりも前記車幅方向の外側にクラッシュボックスとの接合位置を設定したことを特徴とする請求項1に記載の車両のバンパビーム。
【請求項5】
前記第2のパネルと前記一対の第3のパネルは、板金部材に対するプレス加工によって一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のバンパビーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車幅方向に延在する車両のバンパビームに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両は、前方からの衝突荷重を吸収するためのバンパを車体の前部に有する。このようなバンパは、車幅方向に延在するバンパビームと、左右一対のクラッシュボックスと、を有する。
【0003】
一般に、バンパビームには、バンパビームの座屈を制御可能なビードが設けられている。例えば、特許文献1には、バンパビーム(リンホース本体)の上下の面を構成するパネルに、バンパビームの前端から後端にかけて延在する複数の平行ビードを形成した技術が開示されている。例えば、ビードをバンパビームの左右2箇所に設けた場合、バンパビームは、車両衝突時に各ビードを起点として左右2箇所で座屈する。このような座屈位置をバンパビームの左右対称な位置に設定することにより、バンパビームは、軽衝突時における車体後方への移動量を抑制しつつ変形し、衝突荷重を効率良く吸収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-205732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ポール衝突等により、バンパビーム上の複数箇所のビードのうち、1箇所のビードの近傍に衝突荷重(応力)が偏って伝達された場合、バンパビームは1箇所のみが大きく座屈する虞がある。このような場合、バンパビームの座屈形状が左右で大きく相違し、バンパビームの座屈による変位量を抑制することが困難となる。その結果、座屈したバンパビームの一部が車体後方に大きく変位し、車載部品を損傷させる虞がある。
【0006】
本発明は、軽衝突時に応力が偏って伝達された場合にも座屈による変位量を低減することができる車両のバンパビームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様による車両のバンパビームは、車幅方向に延在し、衝突荷重の入力面を形成する第1のパネルと、前記車幅方向に延在し、車体の前後方向において前記第1のパネルと対向する第2のパネルと、前記第2のパネルの上縁及び下縁から前記車体の前後方向にそれぞれ延出して前記第1のパネルの上縁部及び下縁部にそれぞれ接続する一対の第3のパネルと、前記一対の第3のパネルのうちの少なくとも何れか一方の前記車幅方向の中途に複数設けられ、前記第1のパネル側から前記第2のパネル側に延出するビードと、を備え、複数の前記ビードの延出端を、複数の前記ビードが設けられた前記第3のパネルと前記第2のパネルとの稜線から離れた位置に設定したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の車両のバンパビームによれば、軽衝突時に応力が偏って伝達された場合にも座屈による変位量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両の前部の車体骨格を示す斜視図
車両の前部の車体骨格を示す平面図
バンパビームを示す斜視図
バンパビームを示す分解斜視図
図2のV-V断面図
軽衝突時における車両の前部の車体骨格を示す平面図
軽衝突時におけるバンパビームの応力分布を示す説明図
比較例に係り、軽衝突時における車両の前部の車体骨格を示す平面図
比較例に係り、軽衝突時におけるバンパビームの応力分布を示す説明図
第1の変形例に係り、バンパビームを示す斜視図
第1の変形例に係り、軽衝突時におけるバンパビームの応力分布を示す説明図
第2の変形例に係り、バンパビームを示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係り、図1は車両の前部の車体骨格を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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