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公開番号2025112225
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006428
出願日2024-01-18
発明の名称ドリルガード及び被穿孔品の製造方法
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B23B 47/00 20060101AFI20250724BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ドリルで被削材の穿孔を行う場合において、ドリルが折れた際に被削材が損傷しないようにカバー等で被削材を保護する作業を回避できるようにすることである。
【解決手段】実施形態に係るドリルガードは、ドリルを挿入するための貫通孔を有し、位置決め用の貫通孔に挿入して使用される位置決め用の穿孔ブッシュに取付けて使用又は前記穿孔ブッシュと一体化されるドリルガードであって、前記位置決め用の貫通孔に挿入するための前記穿孔ブッシュの挿入部における外径よりも大きい外径又は最大幅を有する筒状部と、前記筒状部の一端を前記穿孔ブッシュの挿入部と連結するための連結部とを有し、前記筒状部の他端を開口端とすることによって前記ドリルを前記開口端側から前記穿孔ブッシュの前記貫通孔に挿入可能とし、前記ドリルが折れた場合に折れたドリルの破片が飛散せずに前記筒状部の内側に留まるようにしたものである。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
ドリルを挿入するための貫通孔を有し、位置決め用の貫通孔に挿入して使用される位置決め用の穿孔ブッシュに取付けて使用又は前記穿孔ブッシュと一体化されるドリルガードであって、
前記位置決め用の貫通孔に挿入するための前記穿孔ブッシュの挿入部における外径よりも大きい外径又は最大幅を有する筒状部と、
前記筒状部の一端を前記穿孔ブッシュの挿入部と連結するための連結部と、
を有し、
前記筒状部の他端を開口端とすることによって前記ドリルを前記開口端側から前記穿孔ブッシュの前記貫通孔に挿入可能とし、前記ドリルが折れた場合に折れたドリルの破片が飛散せずに前記筒状部の内側に留まるようにしたドリルガード。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記挿入部の外径よりも外径が大きい鍔を有する前記穿孔ブッシュに取付けて使用されるドリルガードであって、
前記連結部は前記穿孔ブッシュの前記鍔を前記筒状部の内部に配置した状態で前記挿入部を挿入するための貫通孔を有し、
前記連結部の貫通孔と前記穿孔ブッシュの挿入部との間における嵌め合い公差を、前記位置決め用の貫通孔と前記穿孔ブッシュの挿入部との間における嵌め合い公差よりもきつくした請求項1記載のドリルガード。
【請求項3】
前記筒状部の筒状の内面の軸方向における長さを、前記穿孔ブッシュの前記挿入部における外径の1倍以上3倍以下にした請求項1記載のドリルガード。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドリルガードを設けた前記穿孔ブッシュの前記挿入部を前記位置決め用の貫通孔に挿入し、前記ドリルを前記穿孔ブッシュの前記貫通孔に挿入して被削材を穿孔することによって被穿孔品を製造する被穿孔品の製造方法。
【請求項5】
請求項2記載のドリルガードを設けた前記穿孔ブッシュの前記挿入部を前記位置決め用の貫通孔に挿入し、前記ドリルを前記穿孔ブッシュの前記貫通孔に挿入して被削材を穿孔することによって被穿孔品を製造する被穿孔品の製造方法であって、
前記穿孔ブッシュの前記挿入部を前記連結部の前記貫通孔に挿入した場合に前記連結部から前記被削材側に突き出す前記挿入部の突出し長さを、前記位置決め用の貫通孔が形成された位置決め治具の厚さに合わせて決定する被穿孔品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ドリルガード及び被穿孔品の製造方法
に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ドリルを用いて被削材の穿孔を行う場合には、ドリルが折れた際に折損したドリルが飛散しないようにすることが重要である(例えば特許文献1参照)。航空機部品等の大型の部品の組立作業では、リベットやボルト等のファスナを挿入するための孔を、作業者が手持ち式の工具回転装置で保持したドリルを用いて加工する場合が多い。このため、穿孔作業時においてドリルが折れた場合に被削材が損傷しないように、事前に被削材がカバー等で保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭60-061106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の方法では、穿孔前の段取りとして作業者が被削材をカバー等で保護する作業が必要となる。特に航空機部品のように被削材が大型である場合には、被削材を保護するためのカバーのサイズ及び重量が大きくなり、作業者による作業時間と手間がかかるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、ドリルで被削材の穿孔を行う場合において、ドリルが折れた際に被削材が損傷しないようにカバー等で被削材を保護する作業を回避できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るドリルガードは、ドリルを挿入するための貫通孔を有し、位置決め用の貫通孔に挿入して使用される位置決め用の穿孔ブッシュに取付けて使用又は前記穿孔ブッシュと一体化されるドリルガードであって、前記位置決め用の貫通孔に挿入するための前記穿孔ブッシュの挿入部における外径よりも大きい外径又は最大幅を有する筒状部と、前記筒状部の一端を前記穿孔ブッシュの挿入部と連結するための連結部とを有し、前記筒状部の他端を開口端とすることによって前記ドリルを前記開口端側から前記穿孔ブッシュの前記貫通孔に挿入可能とし、前記ドリルが折れた場合に折れたドリルの破片が飛散せずに前記筒状部の内側に留まるようにしたものである。
【0007】
また、本発明の実施形態に係る被穿孔品の製造方法は、上述したドリルガードを設けた前記穿孔ブッシュの前記挿入部を前記位置決め用の貫通孔に挿入し、前記ドリルを前記穿孔ブッシュの前記貫通孔に挿入して被削材を穿孔することによって被穿孔品を製造するものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係るドリルガードの使用状態を示す縦断面図。
図1に示すドリルガードの正面図。
図1に示すドリルガードの上面図。
図1に示すドリルガードの下面図。
図1に示すドリルガードの筒状部の内部に折れたドリルの一部を収容した例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係るドリルガードの変形例を示す縦断面図。
図6に示すドリルガードの正面図。
図6に示すドリルガードの上面図。
図6に示すドリルガードの下面図。
本発明の第2の実施形態に係るドリルガードと穿孔ブッシュからなる穿孔治具の使用状態を示す縦断面図。
本発明の第3の実施形態に係るドリルガードと穿孔ブッシュからなる穿孔治具の使用状態を示す縦断面図。
図11に示す穿孔治具の正面図。
図11に示す穿孔治具の上面図。
図11に示す穿孔治具の下面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態に係るドリルガード及び被穿孔品の製造方法について添付図面を参照して説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
(構成及び機能)
図1は本発明の第1の実施形態に係るドリルガード1の使用状態を示す縦断面図、図2は図1に示すドリルガード1の正面図、図3は図1に示すドリルガード1の上面図、図4は図1に示すドリルガード1の下面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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