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公開番号2025112717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007129
出願日2024-01-22
発明の名称旗形レンチ用アダプタ
出願人株式会社 黒田精機製作所
代理人弁理士法人クスノキ特許事務所
主分類B25B 23/142 20060101AFI20250725BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】小型の旗形レンチにトルクリミッタ機能を付与することができる旗形レンチ用アダプタを提供すること。
【解決手段】軸部91の基端側に旗部93を有する旗形レンチ90に取り付けられる旗形レンチ用アダプタ1であって、操作者に把持されて回動操作されるハンドル20の長手方向の一側に、旗形レンチ90の軸部91を挿通して保持する保持部22と、保持部22に保持された旗形レンチ90の旗部93に当接し、前記回動動作の操作力を旗部93に作用させる作用部材60とを備え、ハンドル20と作用部材60とがトルクリミッタ機構を介して接続されている構成とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
軸部の基端側に旗部を有する旗形レンチに取り付けられる旗形レンチ用アダプタであって、
操作者に把持されて回動操作されるハンドルの長手方向の一側に、
前記旗形レンチの軸部を挿通して保持する保持部と、
前記保持部に保持された旗形レンチの前記旗部に当接し、前記回動操作の操作力を前記旗部に作用させる作用部材とを備え、
前記ハンドルと前記作用部材とがトルクリミッタ機構を介して接続されている旗形レンチ用アダプタ。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記トルクリミッタ機構は、
前記ハンドル側のばねによって付勢された球状部材と、
前記球状部材が嵌合する係合凹部を有する前記作用部材側の球受部材とを備え、
前記ハンドルの回動操作による締付けトルクが所定値に達すると、前記球状部材と前記係合凹部との係合が外れ、前記操作力が前記作用部材に伝達されない非伝達状態となる請求項1に記載の旗形レンチ用アダプタ。
【請求項3】
前記球状部材を付勢する前記ばねのばね圧を調整するトルク調整機構を備えている請求項1または2に記載の旗形レンチ用アダプタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、旗形レンチに取り付けられる旗形レンチ用アダプタに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、切削工具のスローアウェイチップを着脱する作業などに、特許文献1に記載されているように、樹脂製の旗部を備えた小型の旗形レンチが広く用いられている。
【0003】
ところで、スローアウェイチップをホルダに装着する際に、ねじを締める締付けトルクが大きすぎると、チップにひずみが生じたり、ねじが破損したりするおそれがある。逆に締付けトルクが小さすぎると、ねじが緩んでチップの固定が甘くなるおそれがある。よって、チップをホルダに正確に装着するためには、適正な締付けトルクでねじを締めることが重要となる。
【0004】
このような問題に対して、出願人は、特許文献2に記載されているように、旗形のハンドルの内部にトルクリミッタ機構を搭載したトルクレンチを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-285275号公報
特開2023-19287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2のトルクレンチはハンドルとレンチを一体化したものであるため、特許文献1に記載されているような一般的な旗形レンチに後付けでトルクリミッタ機能を付与することができない。このため、旗形レンチを使用するユーザーにとっては、チップ交換作業等におけるトルク管理は依然として困難であった。
【0007】
本発明の目的は、上記した従来の問題点を解決し、小型の旗形レンチにトルクリミッタ機能を付与することができる旗形レンチ用アダプタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、軸部の基端側に旗部を有する旗形レンチに取り付けられる旗形レンチ用アダプタであって、操作者に把持されて回動操作されるハンドルの長手方向の一側に、前記旗形レンチの軸部を挿通して保持する保持部と、前記保持部に保持された旗形レンチの前記旗部に当接し、前記回動操作の操作力を前記旗部に作用させる作用部材とを備え、前記ハンドルと前記作用部材とがトルクリミッタ機構を介して接続されている旗形レンチ用アダプタとする。
【0009】
また、前記トルクリミッタ機構は、前記ハンドル側のばねによって付勢された球状部材と、前記球状部材が嵌合する係合凹部を有する前記作用部材側の球受部材とを備え、前記ハンドルの回動操作による締付けトルクが所定値に達すると、前記球状部材と前記係合凹部との係合が外れ、前記操作力が前記作用部材に伝達されない非伝達状態となることが好ましい。
【0010】
また、前記旗形レンチ用アダプタは、前記球状部材を付勢する前記ばねのばね圧を調整するトルク調整機構を備えていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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