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公開番号
2025110164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003944
出願日
2024-01-15
発明の名称
打撃工具
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類
B25D
11/12 20060101AFI20250718BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】打撃工具の振動を抑制しつつ、先端工具による直線上の打撃力が充分に得られる打撃工具を提供する。
【解決手段】打撃工具は、モータ回転軸を中心に回転するモータシャフトを有するモータと、シリンダの内部に規定される空気室に隣接する打撃子を有し、空気室の空気バネを利用して、モータシャフトの回転運動を予め定められた打撃軸に沿った打撃子の直線運動に変換する打撃機構と、モータおよび打撃機構を収容するハウジングと、を備える。モータ回転軸は、打撃軸と平行であり、且つ、シリンダの内部を通過するように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
打撃工具であって、
モータ回転軸を中心に回転するモータシャフトを有するモータと、
シリンダの内部に規定される空気室に隣接する打撃子を有し、前記空気室の空気バネを利用して、前記モータシャフトの回転運動を予め定められた打撃軸に沿った前記打撃子の直線運動に変換する打撃機構と、
前記モータおよび前記打撃機構を収容するハウジングと、を備え、
前記モータ回転軸は、前記打撃軸と平行であり、且つ、前記シリンダの内部を通過するように構成されている、
打撃工具。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の打撃工具であって、
さらに、ユーザに把持されるように構成された把持部と、前記把持部の一端を前記ハウジングに連結する第1接続部と、前記把持部の他端を前記ハウジングに連結する第2接続部とを含むメインハンドルを備え、
前記打撃軸は、前記打撃軸に直交する方向に沿って前記打撃工具を見たときに、前記把持部の一端と前記把持部の他端との間を通過するように構成されている、
打撃工具。
【請求項3】
請求項2に記載の打撃工具であって、
前記打撃機構は、さらに、
前記モータシャフトに設けられる第1ベベルギヤと噛み合わせられる第2ベベルギヤと、
前記第2ベベルギヤと一体で設けられ、前記第2ベベルギヤとともに回転するクランクシャフトと、を備える、
打撃工具。
【請求項4】
請求項3に記載の打撃工具であって、
前記把持部の延在方向は、前記第2ベベルギヤの回転軸と直交する面と平行であり、且つ、前記打撃軸と交差する方向である、
打撃工具。
【請求項5】
請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記モータを制御するコントローラを備え、
前記メインハンドルは、前記ハウジングの後端部に接続され、
前記コントローラは、前記ハウジングに収容され、前記モータと前記把持部との間に配置される、
打撃工具。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記ハウジングは、さらに、前記モータに電力を供給するためのバッテリを着脱可能なバッテリ装着部を備え、
前記打撃軸は、前記バッテリ装着部を通過するように構成されている、
打撃工具。
【請求項7】
請求項2に直接的または間接的に従属する請求項6に記載の打撃工具であって、
前記バッテリ装着部は、前記ハウジングのうち、前記第1接続部と前記第2接続部との間に配置される、
打撃工具。
【請求項8】
請求項2、または、請求項2に直接的または間接的に従属する請求項3から請求項7までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記ハウジングは、
前記モータおよび前記打撃機構を収容する内部ハウジングと、
前記メインハンドルが接続され、前記内部ハウジングを収容する外部ハウジングと、を含み、
前記内部ハウジングと前記外部ハウジングとの間には、前記内部ハウジングと前記外部ハウジングとに当接する弾性体が配置される、
打撃工具。
【請求項9】
請求項3、または、請求項3に直接的または間接的に従属する請求項4から請求項8までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
さらに、ユーザに把持されるように構成されたフロントハンドルを備え、
前記打撃軸の延在方向を前後方向と規定したとき、
前記メインハンドルは、前記ハウジングのうち、前記第2ベベルギヤの回転軸よりも後側に接続され、
前記フロントハンドルは、前記ハウジングのうち、前記第2ベベルギヤの回転軸よりも前側に接続される、
打撃工具。
【請求項10】
さらに、作業領域に向けて光を照射可能な発光部を備える、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の打撃工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、打撃工具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、モータの駆動力により回転する支持軸と、支持軸の回転により回転される回転体と、回転体に取り付けられる衝撃部材と、先端工具としてのショベルとを備える打撃工具が開示されている。この打撃工具では、モータの駆動力によって回転されるクランク機構を利用して、モータによる回転運動がショベルの直線運動へと変換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第5002134号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、モータの駆動力が機械的に先端工具の往復移動に変換されるため、電動工具の振動が大きくなる可能性があり、また、先端工具による打撃力が充分に得られない可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様によれば、打撃工具が提供される。この打撃工具は、モータ回転軸を中心に回転するモータシャフトを有するモータと、シリンダの内部に規定される空気室に隣接する打撃子を有し、前記空気室の空気バネを利用して、前記モータシャフトの回転運動を予め定められた打撃軸に沿った前記打撃子の直線運動に変換する打撃機構と、前記モータおよび前記打撃機構を収容するハウジングと、を備える。前記モータ回転軸は、前記打撃軸と平行であり、且つ、前記シリンダの内部を通過するように構成されている。
【0006】
上記態様の打撃工具によれば、空気バネを利用する打撃機構により、機械的に運動エネルギを伝達する打撃機構と比較して、打撃工具の振動を抑制することができるとともに、大きい運動エネルギを先端工具に伝達することができる。また、モータ回転軸と打撃軸とを互いに近接させて、モータから先端工具までの構成を、略直線上に配置することにより、先端工具に直線上の力を加えやすく、掘削作業に好適な打撃工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る打撃工具の外観構成を示す説明図。
バッテリ装着部の構成を示す説明図。
図2のIII-III位置を示す断面図。
打撃機構の構成を示す説明図。
図1のV-V位置を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下では、本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、以下に開示される追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された装置、その製造方法および使用方法を提供するために、他の特徴や発明とは別に、または共に用いることができる。
【0009】
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、上記および下記の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、独立および従属クレームに記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
【0010】
本明細書および/または特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施形態および/または特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲およびグループまたは集団に関する記載は、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
(【0011】以降は省略されています)
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