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公開番号
2025113507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025091160,2021200043
出願日
2025-05-30,2021-12-09
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
38/08 20060101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】リーケージを確保すると共に、小型化が可能なコイル装置を提供すること。
【解決手段】ボビン10と、ボビン10に巻回してある第1コイル部74を有する第1ワイヤ70と、ボビン10に巻回してある第2コイル部84を有する第2ワイヤ80と、ボビン10に取り付けられるコア60a,60bと、を有するコイル装置1である。コア60a,60bの主中脚部64a,64bは、第1コイル部74および第2コイル部84の内側に配置してある。コア60a,60bの第1副中脚部66a1,66b1は、第1コイル部74の内側であって第2コイル部84の外側に配置してある。コア60a,60bの第2副中脚部66a2,66b2は、第2コイル部84の内側であって第1コイル部74の外側に配置してある。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ボビンと、
前記ボビンに巻回してある第1コイル部を有する第1ワイヤと、
前記ボビンに巻回してある第2コイル部を有する第2ワイヤと、
前記ボビンに取り付けられるコアと、を有するコイル装置であって、
前記コアは、
第1軸方向に延在するベース部と、
前記ベース部の前記第1軸方向の略中央に配置してある主中脚部と、
前記ベース部において前記主中脚部に対して前記第1軸方向の一方側に配置してある第1副中脚部と、
前記ベース部において前記第1軸方向の他方側に配置してある第2副中脚部と、を有し、
前記主中脚部は、前記第1コイル部および前記第2コイル部の内側に配置してあり、
前記第1副中脚部は、前記第1コイル部の内側であって前記第2コイル部の外側に配置してあり、
前記第2副中脚部は、前記第2コイル部の内側であって前記第1コイル部の外側に配置してあり、
前記コアは、前記ベース部の一部である第1ベース部を少なくとも含むコア第1部分と、前記ベース部の他の一部であって前記第1ベース部に対して略平行である第2ベース部を少なくとも含むコア第2部分とを有し、
前記コア第1部分と前記コア第2部分とが、前記第1コイル部の巻回軸に沿って前記第1コイル部および前記第2コイル部を挟んでおり、
前記第1副中脚部には、第1のギャップが形成してあり、
前記主中脚部には、第2のギャップが設けられていないコイル装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
ボビンと、
前記ボビンに巻回してある第1コイル部を有する第1ワイヤと、
前記ボビンに巻回してある第2コイル部を有する第2ワイヤと、
前記ボビンに取り付けられるコアと、を有するコイル装置であって、
前記コアは、
第1軸方向に延在するベース部と、
前記ベース部の前記第1軸方向の略中央に配置してある主中脚部と、
前記ベース部において前記主中脚部に対して前記第1軸方向の一方側に配置してある第1副中脚部と、
前記ベース部において前記第1軸方向の他方側に配置してある第2副中脚部と、を有し、
前記主中脚部は、前記第1コイル部および前記第2コイル部の内側に配置してあり、
前記第1副中脚部は、前記第1コイル部の内側であって前記第2コイル部の外側に配置してあり、
前記第2副中脚部は、前記第2コイル部の内側であって前記第1コイル部の外側に配置してあり、
前記コアは、前記ベース部の一部である第1ベース部を少なくとも含むコア第1部分と、前記ベース部の他の一部であって前記第1ベース部に対して略平行である第2ベース部を少なくとも含むコア第2部分とを有し、
前記コア第1部分と前記コア第2部分とが、前記第1コイル部の巻回軸に沿って前記第1コイル部および前記第2コイル部を挟んでおり、
前記第1副中脚部には、第1のギャップが設けられておらず、
前記主中脚部には、第2のギャップが形成してあるコイル装置。
【請求項3】
ボビンと、
前記ボビンに巻回してある第1コイル部を有する第1ワイヤと、
前記ボビンに巻回してある第2コイル部を有する第2ワイヤと、
前記ボビンに取り付けられるコアと、を有するコイル装置であって、
前記コアは、
第1軸方向に延在するベース部と、
前記ベース部の前記第1軸方向の略中央に配置してある主中脚部と、
前記ベース部において前記主中脚部に対して前記第1軸方向の一方側に配置してある第1副中脚部と、
前記ベース部において前記第1軸方向の他方側に配置してある第2副中脚部と、を有し、
前記主中脚部は、前記第1コイル部および前記第2コイル部の内側に配置してあり、
前記第1副中脚部は、前記第1コイル部の内側であって前記第2コイル部の外側に配置してあり、
前記第2副中脚部は、前記第2コイル部の内側であって前記第1コイル部の外側に配置してあり、
前記コアは、前記ベース部の一部である第1ベース部を少なくとも含むコア第1部分と、前記ベース部の他の一部であって前記第1ベース部に対して略平行である第2ベース部を少なくとも含むコア第2部分とを有し、
前記コア第1部分と前記コア第2部分とが、前記第1コイル部の巻回軸に沿って前記第1コイル部および前記第2コイル部を挟んでおり、
前記第1副中脚部には、第1のギャップが形成してあり、
前記主中脚部には、第2のギャップが形成してあり、
前記第1のギャップおよび第2のギャップの距離は、リーケージを調整するように決定してあるコイル装置。
【請求項4】
前記コアは、前記ベース部に配置してある第1外脚部および第2外脚部を有し、
前記第1副中脚部は、前記第1外脚部と前記主中脚部との間に配置してあり、
前記第2副中脚部は、前記第2外脚部と前記主中脚部との間に配置してあり、
前記第1外脚部は、前記第1コイル部の外側に配置してあり、
前記第2外脚部は、前記第2コイル部の外側に配置してある請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項5】
前記主中脚部の断面積は、前記第1外脚部の断面積と前記第2外脚部の断面積の合計と略同じである請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記主中脚部の断面積は、前記第1副中脚部の断面積よりも大きい請求項1~5のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項7】
前記コアは、前記第1軸方向に直交する対称軸を基準として対称である請求項1~6のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項8】
前記コア第1部分と前記コア第2部分とは、前記第1コイル部の巻回軸に沿って対称である請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項9】
前記コアは、前記第1軸および前記第1コイル部の巻回軸に垂直な第2軸に沿って分割されている請求項1~8のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項10】
前記ボビンは、前記第1コイル部が巻回してある第1巻回部と、前記第2コイル部が巻回してある第2巻回部と、前記第1巻回部と前記第2巻回部とを隔てる巻回隔壁鍔と、を有し、
前記第1巻回部には、前記主中脚部が配置される第1主貫通孔と、前記第1副中脚部が配置される第1副貫通孔と、が形成してあり、
前記第2巻回部には、前記主中脚部が配置される第2主貫通孔と、前記第2副中脚部が配置される第2副貫通孔が形成してあり、
前記第1主貫通孔と前記第2主貫通孔とは連通している請求項1~9のいずれかに記載のコイル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばリーケージトランスとして好適に用いられるコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
トランスの機能に加えてチョークコイルの機能を有する複合トランスとして、リーケージトランスが用いられている。リーケージトランスでは、リーケージがチョークコイルとしての機能を果たすため、チョークコイルの構造を省略でき、トランスの小型化に資するという利点がある。
【0003】
特許文献1には、1次コイルの内側に2次コイルを配置した横型リーケージトランスと、1次コイルおよび2次コイルを同軸に巻回して上下に配置した縦型リーケージトランスが開示されている。
【0004】
しかしながら、いずれのトランスにおいても、1次コイルと2次コイルとの間に一定の距離を設けなくてはリーケージを確保することができず、トランスの小型化が困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-158927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、リーケージを確保すると共に、小型化が可能なコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
ボビンと、
前記ボビンに巻回してある第1コイル部を有する第1ワイヤと、
前記ボビンに巻回してある第2コイル部を有する第2ワイヤと、
前記ボビンに取り付けられるコアと、を有するコイル装置であって、
前記コアは、
第1軸方向に延在するベース部と、
前記ベース部の前記第1軸方向の略中央に配置してある主中脚部と、
前記ベース部において前記主中脚部に対して前記第1軸方向の一方側に配置してある第1副中脚部と、
前記ベース部において前記第1軸方向の他方側に配置してある第2副中脚部と、を有し、前記主中脚部は、前記第1コイル部および前記第2コイル部の内側に配置してあり、
前記第1副中脚部は、前記第1コイル部の内側であって前記第2コイル部の外側に配置してあり、
前記第2副中脚部は、前記第2コイル部の内側であって前記第1コイル部の外側に配置してある。
【0008】
このように構成することで、それぞれのコイル同士が近接していても、副中脚部を介して漏れ磁束が生じ、リーケージを確保することができ、コイル装置の小型化を実現することができる。また、このように構成することで、交流抵抗を抑え、銅損の増加を抑制することができる。
【0009】
さらに、この構成によれば、1次コイルと2次コイルの巻数比の調節も容易である。たとえば、従来の横型リーケージトランスでは、それぞれのコイルの巻数比を1:1にし、インダクタンスをそろえると、小型のままリーケージを確保することが困難であったが、上述した構成によれば、それぞれのコイルの巻数比を1:1とし、さらに、それぞれのコイルのインダクタンスをそろえた場合であっても、リーケースを容易に確保することができる。
【0010】
好ましくは、前記コアは、前記ベース部に配置してある第1外脚部および第2外脚部を有し、前記第1副中脚部は、前記第1外脚部と前記主中脚部との間に配置してあり、前記第2副中脚部は、前記第2外脚部と前記主中脚部との間に配置してあり、前記第1外脚部は、前記第1コイル部の外側に配置してあり、前記第2外脚部は、前記第2コイル部の外側に配置してある。このように構成することで、各コイル部が外脚部の間に収まり、コイル装置の小型化を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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