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公開番号2025111964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005925
出願日2024-01-18
発明の名称太陽電池及びその製造方法
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類H10F 10/00 20250101AFI20250724BHJP()
要約【課題】フィルム状の基板を用いた太陽電池の製造方法において、個片化時における光電変換部などの破損を防止する。
【解決手段】太陽電池100の製造方法は、フィルム状の基板10の表面11に光電変換部20を形成する第1の工程と、光電変換部20の外縁部21を覆うよう、基板10の表面11上に絶縁樹脂30を形成する第2の工程と、絶縁樹脂30の外縁部31を覆うよう、基板10の表面11上に絶縁樹脂30よりもヤング率の低い緩衝層40を形成する第3の工程と、緩衝層40に沿って基板10を切断することにより個片化する第4の工程と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
フィルム状の基板と、
前記基板上に設けられた光電変換部と、
前記基板上に設けられ、前記光電変換部の外縁部を覆う絶縁樹脂と、
前記基板上に設けられ、前記絶縁樹脂の外縁部を覆い、前記絶縁樹脂よりもヤング率の低い緩衝層と、
を備え、前記緩衝層の外縁部が露出している、
太陽電池。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記絶縁樹脂は熱硬化性樹脂材料からなり、前記緩衝層は熱可塑性樹脂材料からなる、
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項3】
前記光電変換部のうち前記絶縁樹脂で囲まれた領域を少なくとも覆う封止樹脂をさらに備え、
前記基板と平行な前記絶縁樹脂の上面の少なくとも一部が前記封止樹脂で覆われている、
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項4】
前記基板の外縁部、前記緩衝層の前記外縁部、および前記封止樹脂の外縁部が同一平面を構成する、
請求項3に記載の太陽電池。
【請求項5】
前記基板と平行な前記緩衝層の上面が前記封止樹脂で覆われることなく露出している、
請求項3に記載の太陽電池。
【請求項6】
前記絶縁樹脂の前記上面の別の一部が前記緩衝層で覆われている、
請求項5に記載の太陽電池。
【請求項7】
フィルム状の基板の表面に光電変換部を形成する第1の工程と、
前記光電変換部の外縁部を覆うよう、前記基板上に絶縁樹脂を形成する第2の工程と、
前記絶縁樹脂の外縁部を覆うよう、前記基板上に前記絶縁樹脂よりもヤング率の低い緩衝層を形成する第3の工程と、
前記緩衝層に沿って前記基板を切断することにより個片化する第4の工程と、
を備える太陽電池の製造方法。
【請求項8】
前記第3の工程を行った後、前記第4の工程を行う前に、前記光電変換部、前記絶縁樹脂、及び前記緩衝層を覆う封止樹脂を形成する工程をさらに備え、
前記第4の工程においては、前記緩衝層に沿って前記基板及び前記封止樹脂を切断する、
請求項7に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項9】
前記第3の工程を行った後、前記第4の工程を行う前に、前記緩衝層を覆うことなく、前記光電変換部のうち前記絶縁樹脂で囲まれた領域を少なくとも覆う封止樹脂を形成する工程をさらに備え、
前記第4の工程においては、前記封止樹脂を切断することなく、前記緩衝層に沿って前記基板を切断する、
請求項7に記載の太陽電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は太陽電池及びその製造方法に関し、特に、フィルム状の基板を用いた太陽電池及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フィルム状の基板を用いた太陽電池が開示されている。この種の太陽電池を作製する際には、基板上に複数の太陽電池を同時に形成した後、基板を切断することにより、個々の太陽電池に個片化することが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-083873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、基板を切断する際には切断刃による応力が加わるため、これによって光電変換部などが破損するおそれがあった。
【0005】
本開示においては、フィルム状の基板を用いた太陽電池及びその製造方法において、個片化時における光電変換部などの破損を防止し太陽電池の信頼性を高める技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面による太陽電池は、フィルム状の基板と、基板上に設けられた光電変換部と、基板上に設けられ、光電変換部の外縁部を覆う絶縁樹脂と、基板上に設けられ、絶縁樹脂の外縁部を覆い、絶縁樹脂よりもヤング率の低い緩衝層と、を備え、緩衝層の外縁部が露出している。
【0007】
本開示の一側面による太陽電池の製造方法は、フィルム状の基板の表面に光電変換部を形成する第1の工程と、光電変換部の外縁部を覆うよう、基板上に絶縁樹脂を形成する第2の工程と、絶縁樹脂の外縁部を覆うよう、基板上に絶縁樹脂よりもヤング率の低い緩衝層を形成する第3の工程と、緩衝層に沿って基板を切断することにより個片化する第4の工程と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、フィルム状の基板を用いた太陽電池及びその製造方法において、個片化時における光電変換部などの破損を防止し太陽電池の信頼性を高める技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示に係る技術の一実施形態による太陽電池100の外観を示す略平面図である。
図2は、図1に示すA-A線に沿った略断面図である。
図3は、太陽電池100の製造方法を説明するための略平面図である。
図4は、太陽電池100の製造方法を説明するための略断面図であり、図3に示すB-B線に沿った断面を示している。
図5は、太陽電池100の製造方法を説明するための略断面図であり、図3に示すB-B線に沿った断面を示している。
図6は、太陽電池100の第1の変形例による製造方法を説明するための略断面図であり、図3に示すB-B線に沿った断面を示している。
図7は、第1の変形例による製造方法により得られる太陽電池100の構造を示す略断面図であり、図1に示すA-A線に沿った断面を示している。
図8は、太陽電池100の第2の変形例による製造方法を説明するための略断面図であり、図3に示すB-B線に沿った断面を示している。
図9は、第2の変形例による製造方法により得られる太陽電池100の構造を示す略断面図であり、図1に示すA-A線に沿った断面を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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