TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025114721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025077607,2023138353
出願日2025-05-07,2023-08-28
発明の名称推定装置、推定方法、および、プログラム
出願人楽天グループ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/083 20240101AFI20250729BHJP(計算;計数)
要約【課題】より精度の高い配達計画を立てるために必要なドアステップタイムを算出する推定装置、推定方法、および、プログラムを提供する。
【解決手段】推定装置100は、第1配達者の位置の時系列を取得する位置情報取得部110と、各位置における第1配達者の移動速度を推定する移動速度推定部120と、推定された移動速度に基づいて、取得された時系列から部分時系列を抽出する部分時系列抽出部130と、第1配達先に関連付ける部分時系列を選択する部分時系列選択部と、選択された部分時系列から、予め設定されたルールに基づき、降車位置と乗車位置とを特定し、特定した降車位置と乗車位置とに基づき、第1駐停車位置を推定し、乗車位置が検知された時刻と、降車位置が検知された時刻と、から、第1配達先と第1駐停車位置の組合せに係るドアステップタイムを推定するドアステップタイム推定部150と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
配達者が車両から降車してから、配達先へ荷物を配達して、該車両に乗車するまでの時間であるドアステップタイムを推定する推定装置であって、
第1配達者が第1車両を用いて第1配達先へ第1荷物を配達する過程で検知された前記第1配達者の位置の時系列を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部により取得された前記時系列に含まれる各前記位置が検知された時刻から、各前記位置における前記第1配達者の移動速度を推定する移動速度推定部と、
前記移動速度推定部により推定された移動速度に基づいて、前記位置情報取得部により取得された前記時系列から、前記第1配達者が前記第1車両に搭乗していないと推定される部分時系列を抽出する部分時系列抽出部と、
前記部分時系列抽出部により抽出された前記部分時系列から、前記第1配達先に関連付ける部分時系列を選択する部分時系列選択部と、
前記部分時系列選択部により選択された前記部分時系列から、予め設定されたルールに基づき、前記第1配達者が前記第1車両から降車した降車位置と前記第1配達者が前記第1車両に乗車した乗車位置とを特定し、特定した前記降車位置と前記乗車位置とに基づき、前記第1配達者が前記第1荷物を前記第1配達先へ配達するために前記第1車両を駐停車した第1駐停車位置を推定し、特定された前記乗車位置が検知された時刻と、特定された前記降車位置が検知された時刻と、から、前記第1配達先と前記第1駐停車位置の組合せに係るドアステップタイムを推定するドアステップタイム推定部と、
を備える推定装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記ドアステップタイム推定部は、前記部分時系列選択部により選択された前記部分時系列に含まれる、検知時刻が早い位置データである先頭部分に基づいて、前記降車位置を特定し、検知時刻が遅い位置データである末尾部分に基づいて、前記乗車位置を特定する、
請求項1に記載の推定装置。
【請求項3】
前記ドアステップタイム推定部は、選択された前記部分時系列の中から、設定された個数、または、該部分時系列に含まれる全データ数に対する設定された割合に基づく個数の、前記先頭部分の位置データ、および、前記末尾部分の位置データをそれぞれ抽出し、抽出した前記先頭部分のいずれかを前記降車位置として特定し、抽出した前記末尾部分の位置データのいずれかを前記乗車位置として特定する、
請求項2に記載の推定装置。
【請求項4】
前記ドアステップタイム推定部は、抽出された前記先頭部分の位置データ、および、前記末尾部分の位置データの中から、距離が最も近い前記先頭部分の位置データと前記末尾部分の位置データとの組み合わせを特定し、特定した前記先頭部分、および、特定した前記末尾部分の位置データを、前記降車位置、および、前記乗車位置としてそれぞれ特定する、
請求項3に記載の推定装置。
【請求項5】
前記ドアステップタイム推定部は、前記特定された降車位置と乗車位置との中心位置を、前記第1駐停車位置に特定する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項6】
前記部分時系列選択部は、前記第1配達先の住所にもっとも近い部分時系列を選択して、該第1配達先と関連付ける、
請求項1から4のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項7】
配達者が車両から降車してから、配達先へ荷物を配達して、該車両に乗車するまでの時間であるドアステップタイムを推定するコンピュータが、
第1配達者が第1車両を用いて第1配達先へ第1荷物を配達する過程で検知された前記第1配達者の位置の時系列を取得するステップと、
取得された前記時系列に含まれる各前記位置が検知された時刻から、各前記位置における前記第1配達者の移動速度を推定するステップと、
推定された移動速度に基づいて、取得された前記時系列から、前記第1配達者が前記第1車両に搭乗していないと推定される部分時系列を抽出するステップと、
抽出された前記部分時系列から、前記第1配達先に関連付ける部分時系列を選択するステップと、
選択された前記部分時系列から、予め設定されたルールに基づき、前記第1配達者が前記第1車両から降車した降車位置と前記第1配達者が前記第1車両に乗車した乗車位置とを特定し、特定した前記降車位置と前記乗車位置とに基づき、前記第1配達者が前記第1荷物を前記第1配達先へ配達するために前記第1車両を駐停車した第1駐停車位置を推定し、特定された前記乗車位置が検知された時刻と、特定された前記降車位置が検知された時刻と、から、前記第1配達先と前記第1駐停車位置の組合せに係るドアステップタイムを推定するステップと、
を含む推定方法。
【請求項8】
配達者が車両から降車してから、配達先へ荷物を配達して、該車両に乗車するまでの時間であるドアステップタイムを推定するコンピュータに、
第1配達者が第1車両を用いて第1配達先へ第1荷物を配達する過程で検知された前記第1配達者の位置の時系列を取得する処理と、
取得された前記時系列に含まれる各前記位置が検知された時刻から、各前記位置における前記第1配達者の移動速度を推定する処理と、
推定された移動速度に基づいて、取得された前記時系列から、前記第1配達者が前記第1車両に搭乗していないと推定される部分時系列を抽出する処理と、
抽出された前記部分時系列から、前記第1配達先に関連付ける部分時系列を選択する処理と、
選択された前記部分時系列から、予め設定されたルールに基づき、前記第1配達者が前記第1車両から降車した降車位置と前記第1配達者が前記第1車両に乗車した乗車位置とを特定し、特定した前記降車位置と前記乗車位置とに基づき、前記第1配達者が前記第1荷物を前記第1配達先へ配達するために前記第1車両を駐停車した第1駐停車位置を推定し、特定された前記乗車位置が検知された時刻と、特定された前記降車位置が検知された時刻と、から、前記第1配達先と前記第1駐停車位置の組合せに係るドアステップタイムを推定する処理と、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推定装置、推定方法、および、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
配達車が配達する複数の荷物の配達計画を作成する技術が知られている。例えば、特許文献1には、配達通知情報の送信時刻と配達通知情報が閲覧された閲覧時刻との差に基づいてユーザの関心度を算出し、算出した関心度に基づいて、複数の荷物の配達順序を設定する提示装置が開示されている。この提示装置において、各荷物の配達先の住所を用いて配達コストが最小となるような配達経路を地図情報から探索することで各荷物の配達予定時刻を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/138776号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般に、配達者は、車両を一時的に駐停車して降車し、荷物を配達先まで届けるため、例えば、高層マンションと公道に面した一軒家等の配達先とでは、駐停車してから荷物を配達して車両に乗車するまでの時間が大きく異なる。ここで、当該時間をドアステップタイムと呼ぶ。そのため、予め作成された配達計画通りに配達できない可能性がある。したがって、配達先ごとのドアステップタイムを考慮することにより、より精度の高い配達計画を立てることが可能となる。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、より精度の高い配達計画を立てるために必要なドアステップタイムを算出する推定装置、推定方法、および、プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明に係る推定装置は、
配達者が車両から降車してから、配達先へ荷物を配達して、該車両に乗車するまでの時間であるドアステップタイムを推定する推定装置であって、
第1配達者が第1車両を用いて第1配達先へ第1荷物を配達する過程で検知された前記第1配達者の位置の時系列を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部により取得された前記時系列に含まれる各前記位置が検知された時刻から、各前記位置における前記第1配達者の移動速度を推定する移動速度推定部と、
前記移動速度推定部により推定された移動速度に基づいて、前記位置情報取得部により取得された前記時系列から、前記第1配達者が前記第1車両に搭乗していないと推定される部分時系列を抽出する部分時系列抽出部と、
前記部分時系列抽出部により抽出された前記部分時系列から、前記第1配達先に関連付ける部分時系列を選択する部分時系列選択部と、
前記部分時系列選択部により選択された前記部分時系列から、予め設定されたルールに基づき、前記第1配達者が前記第1車両から降車した降車位置と前記第1配達者が前記第1車両に乗車した乗車位置とを特定し、特定した前記降車位置と前記乗車位置とに基づき、前記第1配達者が前記第1荷物を前記第1配達先へ配達するために前記第1車両を駐停車した第1駐停車位置を推定し、特定された前記乗車位置が検知された時刻と、特定された前記降車位置が検知された時刻と、から、前記第1配達先と前記第1駐停車位置の組合せに係るドアステップタイムを推定するドアステップタイム推定部と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より精度の高い配達計画を立てるために必要なドアステップタイムを算出する推定装置、推定方法、および、プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
推定装置と他の機器の連携を示す説明図である。
配達者端末が受信する配達指示リストの一例を示す図である。
推定装置の機能的な構成を示す説明図である。
位置情報取得部により取得される時系列データの一例を示す図である。
部分時系列抽出部により抽出された時系列データの一例を示す図である。
部分時系列抽出部により部分時系列と配達先とを紐付ける処理の一例を説明する図である。
時系列データを地図上にプロットした一例を示す図である
図7に例示する時系列データの部分時系列の先頭部分と末尾部分とを示す図である。
ドアステップタイム推定部により生成されるドアステップタイムテーブルの一例を示す図である。
配達先情報取得部が受信する配達予定リストの一例を示す図である。
予測部により生成される予測結果テーブルの一例を示す図である。
推定装置の物理構成を示す説明図である。
ドアステップタイム推定処理のフローチャートである。
ドアステップタイム予測処理のフローチャートである。
予測部による処理の一例を説明する図である。
予測部による処理の別の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0010】
(推定装置及び配達者端末とプログラムの関係)
本実施例に係る推定装置は、車両を運転して荷物を配達先へ配達する配達者が、駐停車位置に車両を停車して降車してから、荷物を配達して駐停車位置に戻り、車両に乗車するまでの時間であるドアステップタイムを推定するものである。推定装置は、1台もしくは複数台のサーバ装置により構成される。推定装置は、配達者が操作するコンピュータである配達者端末の位置の時系列を収集し、収集した時系列に基づいて配達先と駐停車位置との組み合わせに係るドアステップタイムを算出する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

楽天グループ株式会社
管理装置、管理方法及びプログラム
4日前
楽天グループ株式会社
サーバ装置、制御方法及びプログラム
2日前
楽天グループ株式会社
提案システム、提案方法、及びプログラム
3日前
楽天グループ株式会社
決済システム、送信方法、及びプログラム
3日前
楽天グループ株式会社
決済システム、表示制御方法、及びプログラム
8日前
楽天グループ株式会社
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
10日前
楽天グループ株式会社
配信支援装置、配信支援方法、および、プログラム
1日前
楽天グループ株式会社
情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
2日前
楽天グループ株式会社
キャンペーン生成システム、キャンペーン生成方法及びプログラム
10日前
楽天グループ株式会社
情報処理装置、方法及びプログラム
22日前
楽天グループ株式会社
推定装置、推定方法、および、プログラム
11日前
楽天グループ株式会社
決済システム、表示制御方法、及びプログラム
8日前
楽天グループ株式会社
業務支援システム、業務支援方法、及び業務支援プログラム
1日前
個人
対話装置
2か月前
個人
情報処理装置
2か月前
個人
裁判のAI化
1か月前
個人
工程設計支援装置
1日前
個人
フラワーコートA
9日前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
記入設定プラグイン
1か月前
個人
検査システム
1か月前
個人
情報処理装置
2か月前
個人
介護情報提供システム
16日前
個人
設計支援システム
22日前
個人
設計支援システム
22日前
個人
携帯情報端末装置
2日前
個人
不動産売買システム
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
1か月前
個人
情報入力装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
1か月前
株式会社カクシン
支援装置
25日前
個人
物価スライド機能付生命保険
2か月前
個人
マイホーム非電子入札システム
2か月前
個人
アンケート支援システム
11日前
個人
備蓄品の管理方法
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
続きを見る