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公開番号2025114929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009172
出願日2024-01-25
発明の名称画像読取装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/191 20060101AFI20250730BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 シェーディング補正およびMTF補正のために設ける基準部材の設置場所のサイズが小さくて済む。
【解決手段】 画像読取部21は、所定の方向に原稿を移動させつつ原稿の画像を読み取り、読み取った画像を画像データとして出力する。補正処理部は、画像読取部から出力された画像データに対してシェーディング補正およびMTF補正を行う。補正設定部は、画像読取部により読み取られた基準部材6の画像データのうち、白基準領域31の画像データに基づいてシェーディング補正の白基準値を導出するとともに、MTFチャート領域32の画像データに基づいて、MTF補正の特性を調整するためのMTF値を導出する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定の方向に原稿を移動させつつ前記原稿の画像を読み取り、読み取った前記画像を画像データとして出力する画像読取部と、
前記画像読取部から出力された前記画像データに対してシェーディング補正およびMTF補正を行う補正処理部と、
白基準領域およびMTFチャート領域を含む基準部材と、
前記画像読取部により読み取られた前記基準部材の画像データのうち、前記白基準領域の画像データに基づいて前記シェーディング補正の白基準値を導出するとともに、前記MTFチャート領域の画像データに基づいて、前記MTF補正の特性を調整するためのMTF値を導出する補正設定部と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記白基準領域および前記MTF調整チャートは、主走査方向に沿って前記基準部材において交互に配置されており、
主走査方向において前記白基準領域についての前記MTF値は、当該白基準領域に隣接する前記MTFチャート領域の前記MTF値から導出され、
主走査方向において前記MTFチャート領域についての前記白基準値は、当該MTFチャート領域に隣接する前記白基準領域の前記白基準値から導出されること、
を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記補正設定部は、前記シェーディング補正の白基準値を導出する際に、前記MTF補正の特性の前回の調整からの経過時間が所定の閾値を超えていない場合には、前記MTF補正の特性の調整を行わないことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
【請求項4】
当該画像読取装置の機内温度を測定する温度センサーをさらに備え、
前記補正設定部は、前記機内温度に応じて、前記閾値を調整すること、
を特徴とする請求項3記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ある画像読取装置は、シェーディング補正用の白基準板とMTF(Modulation Transfer Function)補正用のMTF補正チャートとを別々に設け、白基準板のスキャンおよびMTF補正チャートのスキャンを行い、シェーディング補正およびMTF補正を行っている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-307870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の画像読取装置では、白基準板とMTF補正チャートとが別々に設けられるため、白基準板およびMTF補正チャートの設置場所のサイズが大きくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、シェーディング補正およびMTF補正のために設ける基準部材の設置場所のサイズが小さくて済む画像読取装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像読取装置は、所定の方向に原稿を移動させつつ前記原稿の画像を読み取り、読み取った前記画像を画像データとして出力する画像読取部と、前記画像読取部から出力された前記画像データに対してシェーディング補正およびMTF補正を行う補正処理部と、前記画像読取部により読み取られた前記基準部材の画像データのうち、前記白基準領域の画像データに基づいて前記シェーディング補正の白基準値を導出するとともに、前記MTFチャート領域の画像データに基づいて、前記MTF補正の特性を調整するためのMTF値を導出する補正設定部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シェーディング補正およびMTF補正のために設ける基準部材の設置場所のサイズが小さくて済む画像読取装置が得られる。
【0008】
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の内部構成を示す側面図である。
図2は、図1における基準部材6の一例を示す図である。
図3は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図4は、図1における基準部材6の画像データの主走査方向の輝度分布について説明する図である。
図5は、図1~図3に示す画像読取装置の動作について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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