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公開番号
2025114975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009242
出願日
2024-01-25
発明の名称
遅延時間測定装置
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
23/00 20230101AFI20250730BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】遅延時間をより正確に測定することができる遅延時間測定装置を提供する。
【解決手段】垂直同期信号解析部12は、ビデオカメラ1の撮像素子が映像信号のフレームにおける所定のラインの映像信号を生成するための露光を終了する第1の時刻を検出する。発光制御部13は第1の時刻の直前である第2の時刻に発光部10を発光させる。発光時刻記憶部14は第2の時刻を発光部10が発光する発光時刻として記憶する。受光信号取得部21は、受光部20からディスプレイ5から発せられる所定のラインの光を受光した受光信号を取得する。受光信号解析部22は、所定のラインの光が所定の割合以上立ち上がった第3の時刻を求める。受光時刻記憶部23は、第3の時刻を受光部20の受光時刻として記憶する。遅延時間決定部31は、発光時刻と受光時刻との差の時間を、ビデオカメラ1が生成した映像信号をディスプレイ5が表示するまでの遅延時間と決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ビデオカメラが生成する映像信号の垂直同期信号を解析して、前記ビデオカメラが備える撮像素子が前記映像信号のフレームにおける所定のラインの映像信号を生成するための露光を終了する第1の時刻を検出する垂直同期信号解析部と、
前記第1の時刻の直前である第2の時刻に、前記ビデオカメラによって撮像される発光部を発光させるよう前記発光部を制御する発光制御部と、
前記第2の時刻を前記発光部が発光する発光時刻として記憶する発光時刻記憶部と、
前記映像信号をネットワークを介して映像受信装置に送信し、前記映像受信装置が受信した前記映像信号をディスプレイに表示したとき、前記ディスプレイから発せられる前記所定のラインの光を受光する受光部が生成する受光信号を取得する受光信号取得部と、
前記受光信号を解析して、前記所定のラインの光が所定の割合以上立ち上がった第3の時刻を求める受光信号解析部と、
前記第3の時刻を前記受光部が前記所定のラインの光を受光した受光時刻として記憶する受光時刻記憶部と、
前記発光時刻記憶部に記憶されている前記発光時刻と前記受光時刻記憶部に記憶されている前記受光時刻との差の時間を、前記ビデオカメラが前記映像信号を生成してから、前記ディスプレイが前記映像信号を表示するまでの遅延時間と決定する遅延時間決定部と、
を備える遅延時間測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記映像受信装置に送信する前記映像信号を増幅する増幅器を備える請求項1に記載の遅延時間測定装置。
【請求項3】
ビデオカメラが生成する映像信号の垂直同期信号を解析して、前記ビデオカメラが備える撮像素子が前記映像信号のフレームにおける所定のラインの映像信号を生成するための露光を終了する第1の時刻を検出する垂直同期信号解析部と、
前記撮像素子が前記所定のラインの映像信号を生成するための露光を開始する前に、前記ビデオカメラによって撮像される発光部を発光させるよう前記発光部を制御する発光制御部と、
前記第1の時刻を基準時刻として記憶する基準時刻記憶部と、
前記映像信号をネットワークを介して映像受信装置に送信し、前記映像受信装置が受信した前記映像信号をディスプレイに表示したとき、前記ディスプレイから発せられる前記所定のラインの光を受光する受光部が生成する受光信号を取得する受光信号取得部と、
前記受光信号を解析して、前記所定のラインの光が所定の割合以上立ち上がった第2の時刻を求める受光信号解析部と、
前記第2の時刻を前記受光部が前記所定のラインの光を受光した受光時刻として記憶する受光時刻記憶部と、
前記基準時刻記憶部に記憶されている前記基準時刻と前記受光時刻記憶部に記憶されている前記受光時刻との差の時間を、前記ビデオカメラが前記映像信号を生成してから、前記ディスプレイが前記映像信号を表示するまでの遅延時間と決定する遅延時間決定部と、
を備える遅延時間測定装置。
【請求項4】
前記第1及び第2の時刻を計時する第1の時計と、
前記第3の時刻を計時する第2の時計と、
をさらに備え、
前記垂直同期信号解析部、前記発光制御部、前記発光時刻記憶部、前記受光時刻記憶部、前記遅延時間決定部、及び前記第1の時計は、発光制御・測定装置内に設けられ、
前記受光信号取得部、前記受光信号解析部、及び前記第2の時計は、受光装置内に設けられ、
前記発光制御・測定装置と前記受光装置とが、前記ネットワークを介して接続されている
請求項1または2に記載の遅延時間測定装置。
【請求項5】
前記第1の時刻を計時する第1の時計と、
前記第2の時刻を計時する第2の時計と、
をさらに備え、
前記垂直同期信号解析部、前記発光制御部、前記基準時刻記憶部、前記受光時刻記憶部、前記遅延時間決定部、及び前記第1の時計は、発光制御・測定装置内に設けられ、
前記受光信号取得部、前記受光信号解析部、及び前記第2の時計は、受光装置内に設けられ、
前記発光制御・測定装置と前記受光装置とが、前記ネットワークを介して接続されている
請求項3に記載の遅延時間測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遅延時間測定装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラが生成した映像信号を映像送信装置によって遠隔地にある映像受信装置に送信し、映像受信装置が映像信号を受信してディスプレイに表示することがある。ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの時間である遅延時間を測定することが求められることがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-172539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの遅延時間をより正確に測定することが求められている。本発明は、ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの遅延時間をより正確に測定することができる遅延時間測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ビデオカメラが生成する映像信号の垂直同期信号を解析して、前記ビデオカメラが備える撮像素子が前記映像信号のフレームにおける所定のラインの映像信号を生成するための露光を終了する第1の時刻を検出する垂直同期信号解析部と、前記第1の時刻の直前である第2の時刻に、前記ビデオカメラによって撮像される発光部を発光させるよう前記発光部を制御する発光制御部と、前記第2の時刻を前記発光部が発光する発光時刻として記憶する発光時刻記憶部と、前記映像信号をネットワークを介して映像受信装置に送信し、前記映像受信装置が受信した前記映像信号をディスプレイに表示したとき、前記ディスプレイから発せられる前記所定のラインの光を受光する受光部が生成する受光信号を取得する受光信号取得部と、前記受光信号を解析して、前記所定のラインの光が所定の割合以上立ち上がった第3の時刻を求める受光信号解析部と、前記第3の時刻を前記受光部が前記所定のラインの光を受光した受光時刻として記憶する受光時刻記憶部と、前記発光時刻記憶部に記憶されている前記発光時刻と前記受光時刻記憶部に記憶されている前記受光時刻との差の時間を、前記ビデオカメラが前記映像信号を生成してから、前記ディスプレイが前記映像信号を表示するまでの遅延時間と決定する遅延時間決定部とを備える遅延時間測定装置を提供する。
【0006】
本発明は、ビデオカメラが生成する映像信号の垂直同期信号を解析して、前記ビデオカメラが備える撮像素子が前記映像信号のフレームにおける所定のラインの映像信号を生成するための露光を終了する第1の時刻を検出する垂直同期信号解析部と、前記撮像素子が前記所定のラインの映像信号を生成するための露光を開始する前に、前記ビデオカメラによって撮像される発光部を発光させるよう前記発光部を制御する発光制御部と、前記第1の時刻を基準時刻として記憶する基準時刻記憶部と、前記映像信号をネットワークを介して映像受信装置に送信し、前記映像受信装置が受信した前記映像信号をディスプレイに表示したとき、前記ディスプレイから発せられる前記所定のラインの光を受光する受光部が生成する受光信号を取得する受光信号取得部と、前記受光信号を解析して、前記所定のラインの光が所定の割合以上立ち上がった第2の時刻を求める受光信号解析部と、前記第2の時刻を前記受光部が前記所定のラインの光を受光した受光時刻として記憶する受光時刻記憶部と、前記基準時刻記憶部に記憶されている前記基準時刻と前記受光時刻記憶部に記憶されている前記受光時刻との差の時間を、前記ビデオカメラが前記映像信号を生成してから、前記ディスプレイが前記映像信号を表示するまでの遅延時間と決定する遅延時間決定部とを備える遅延時間測定装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の遅延時間測定装置によれば、ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの遅延時間をより正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、映像送受信システムに第1実施形態に係る遅延時間測定装置を接続した状態を示す概略的なブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置を示すブロック図である。
図3は、ローリングシャッタ方式の撮像素子による露光によってビデオカメラが生成し、ディスプレイに表示される各フレームの映像信号を示す図である。
図4は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置において、発光部を発光させる時刻を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置において、オシロスコープに表示される波形の一例を示す波形図である。
図6は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置において、発光部を発光させる時刻を示し、映像信号を増幅することを概念的に示す図である。
図7は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置において、グローバルシャッタ方式の撮像素子を用いた場合の、発光部を発光させる時刻を示し、映像信号を増幅することを概念的に示す図である。
図8は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置の変形例を示すブロック図である。
図9は、映像送受信システムに第2実施形態に係る遅延時間測定装置を接続した状態を示す概略的なブロック図である。
図10は、第2実施形態に係る遅延時間測定装置を示すブロック図である。
図11は、第2実施形態に係る遅延時間測定装置において、発光部を発光させる時刻を示す図である。
図12は、第2実施形態に係る遅延時間測定装置の変形例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、各実施形態に係る遅延時間測定装置について、添付図面を参照して説明する。
【0010】
<第1実施形態>
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る遅延時間測定装置100を含んで構成される映像送受信システムの概略的な構成を説明する。図1において、ビデオカメラ1は遅延時間測定装置100に接続されている。遅延時間測定装置100は、ビデオカメラ1が被写体を撮像することによって生成された映像信号を、ネットワーク3を介して映像受信装置4に送信する映像送信装置を兼用している。映像受信装置4は映像信号を受信する。映像受信装置4にはディスプレイ5が接続されている。ディスプレイ5は、映像受信装置4が受信した映像信号を表示する。
(【0011】以降は省略されています)
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