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公開番号
2025115224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009646
出願日
2024-01-25
発明の名称
金属の製造システム、及び金属の製造方法
出願人
株式会社エスイー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C25C
3/04 20060101AFI20250730BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】運転時に二酸化炭素ガスの大気放出を抑制し、あるいは効率的に金属の製造を行える、金属の製造システム、及び金属の製造方法を提供する。
【解決手段】金属酸化物を塩素化して無水金属塩化物を生成する塩素化炉と、前記無水金属塩化物を電気分解して金属を生成する溶融塩電解槽と、前記塩素化炉から前記溶融塩電解槽に前記無水金属塩化物を供給する供給経路と、前記溶融塩電解槽から前記塩素化炉に前記電気分解により生じた塩素ガスを供給する供給経路と、を備える、金属の製造システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属酸化物を塩素化して無水金属塩化物を生成する塩素化炉と、
前記無水金属塩化物を電気分解して金属を生成する溶融塩電解槽と、
前記塩素化炉から前記溶融塩電解槽に前記無水金属塩化物を供給する供給経路と、
前記溶融塩電解槽から前記塩素化炉に前記電気分解により生じた塩素ガスを供給する供給経路と、を備える、
金属の製造システム。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記塩素化炉から排出される二酸化炭素ガスを還元し、一酸化炭素ガスを生成するガス還元装置と、
金属水酸化物を脱水処理し、前記塩素化炉に供給される前記金属酸化物を生成する加熱炉と、
前記ガス還元装置から前記一酸化炭素ガスを前記塩素化炉に供給する供給経路と、
前記加熱炉から前記金属酸化物を前記塩素化炉に供給する供給経路と、
をさらに備える、請求項1に記載の製造システム。
【請求項3】
前記塩素化炉で、一酸化炭素ガスと塩素ガスの混合ガスにより金属酸化物を塩素化して、無水金属塩化物を生成することと、
生成した前記無水金属塩化物を前記溶融塩電解槽に供給することと、
前記溶融塩電解槽において前記無水金属塩化物を電気分解することで、金属及び塩素ガスを生成することと、
生成した前記塩素ガスを前記塩素化炉に供給することと、
を含む、
請求項1に記載の製造システムを用いた金属の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属の製造システム、及び金属の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、マグネシウムを溶融塩電解法で製造する場合、その材料として、塩化マグネシウムが使用されるが、その塩化マグネシウムが水分を含むと、溶融塩電解で用いられる電極の劣化の原因となる。
【0003】
そのため、溶融塩電解では、無水塩化マグネシウムが使用され、無水塩化マグネシウムを製造する方法として、特許文献1には、一酸化炭素ガスの存在下において1200℃以下の温度で固体炭酸マグネシウムを塩素ガスと反応させ、溶融状態で無水塩化マグネシウムを取り出し無水塩化マグネシウムを製造する方法が開示されている。
【0004】
しかし、特許文献1の方法では、温暖化効果ガスである二酸化炭素ガスが副生成物として発生し、大気放出などの廃棄手段が必要になるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭55-20296号公報
国際公開第2018/221698号
特開2022-42280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、運転時に二酸化炭素ガスの大気放出を抑制し、あるいは効率的に金属の製造を行える、金属の製造システム、及び金属の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の実施形態に係る金属の製造システムは、金属酸化物を塩素化して無水金属塩化物を生成する塩素化炉と、前記無水金属塩化物を電気分解して金属を生成する溶融塩電解槽と、前記塩素化炉から前記溶融塩電解槽に前記無水金属塩化物を供給する供給経路と、前記溶融塩電解槽から前記塩素化炉に前記電気分解により生じた塩素ガスを供給する供給経路と、を備える。
【0008】
(2)上記(1)の構成において、前記塩素化炉から排出される二酸化炭素ガスを還元し、一酸化炭素ガスを生成するガス還元装置と、金属水酸化物を脱水処理し、前記塩素化炉に供給される前記金属酸化物を生成する加熱炉と、前記ガス還元装置から前記一酸化炭素ガスを前記塩素化炉に供給する供給経路と、前記加熱炉から前記金属酸化物を前記塩素化炉に供給する供給経路と、をさらに備えてよい。
【0009】
(3)本発明の実施形態に係る、上記(1)の製造システムを用いた金属の製造方法は、前記塩素化炉で、一酸化炭素ガスと塩素ガスの混合ガスにより金属酸化物を塩素化して、無水金属塩化物を生成することと、生成した前記無水金属塩化物を前記溶融塩電解槽に供給することと、前記溶融塩電解槽において前記無水金属塩化物を電気分解することで、金属及び塩素ガスを生成することと、生成した前記塩素ガスを前記塩素化炉に供給することと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、運転時に二酸化炭素ガスの大気放出を抑制し、あるいは効率的に金属の製造を行える、金属の製造システム、及び金属の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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