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公開番号
2025115851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010543
出願日
2024-01-26
発明の名称
日影マップ作成システム、日影マップ作成方法、及び日影マップ作成プログラム
出願人
株式会社クラスコンピュータ
代理人
個人
主分類
G06T
17/05 20110101AFI20250731BHJP(計算;計数)
要約
【課題】
2次元上の地図において日影を高い精度で表示することができる日影マップ作成システム、日影マップ作成方法、及び日影マップ作成プログラムを提供する。
【解決手段】
日影マップ作成システムは、地面の立体的形状に関する情報を含む地面3次元データと、建物の立体的形状に関する情報を含む建物3次元データと、地図データと、が記憶されたデータベースを有する。制御部は、構造物の屋上31の形状を抽出し、特定時刻における太陽光ベクトルV方向の複数のレイ10を、構造物30の裏面30Aを始点とし、レイ10が地面40に衝突した地面衝突点12A又は構造物30の表面に最初に衝突した構造物衝突点12Bを終点として作成し、レイを結合することにより日影データを作成する。日影データと、地図データと、を重ね合わせて表示することにより日影マップを作成する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
日影生成体の立体的形状に関する情報を含む日影生成3Dデータと、地図データと、が記憶されたデータベースと、
前記日影生成3Dデータから前記日影生成体の形状を抽出する形状抽出部と、
特定時刻における太陽光ベクトル方向の複数のレイを、前記日影生成体を始点とし、前記レイが他の前記日影生成体又は地面に最短で衝突した衝突点を終点として、作成するレイ生成部と、
複数の前記レイを結合することにより日影データを作成する日影データ作成部と、
前記日影データと、前記地図データと、を重ね合わせて表示する日影マップ作成部と、を有することを特徴とする日影マップ作成システム。
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【請求項2】
前記日影生成3Dデータは、構造物に関する構造3Dデータと、前記地面に関する地面3Dデータと、を含み、
前記形状抽出部は、前記構造3Dデータに基づき前記構造物の形状データのうち前記太陽光ベクトルから太陽光が入射する表面と、前記太陽光が前記構造物を透過すると仮定した場合に前記太陽光が前記構造物から出射する裏面と、を抽出し、
前記レイ生成部は、前記構造物を始点とし、前記レイが前記地面又は前記構造物の前記表面に最短で衝突した衝突点を終点として前記レイを生成し、生成された前記レイのうち前記構造物の裏面に衝突したレイは生成しないことを特徴とする請求項1に記載の日影マップ生成システム。
【請求項3】
前記日影生成3Dデータは、構造物に関する構造3Dデータと、地面に関する地面3Dデータとを含み、
前記形状抽出部は、前記地面3Dデータに基づき前記地面の形状データのうち前記太陽光ベクトルから太陽光が入射する表面と、前記太陽光が前記地面を透過すると仮定した場合に前記太陽光が前記地面から出射する裏面と、を抽出し、
前記レイ生成部は、前記地面の前記裏面を始点とし、前記レイが前記地面又は前記構造物に最短で衝突した衝突点を終点として前記レイを生成し、生成された前記レイのうち前記地面の裏面に衝突したレイは生成しないことを特徴とする請求項1に記載の日影マップ生成システム。
【請求項4】
前記日影生成3Dデータは、ユーザによって形状が指定された追加構造物に関する追加構造物3Dデータを含み、
前記形状抽出部は、前記追加構造物3Dデータに基づき前記追加構造物の形状データのうち前記太陽光ベクトルから太陽光が入射する表面と、前記太陽光が前記地面を透過すると仮定した場合に前記太陽光が前記追加構造物から出射する裏面と、を抽出し、
前記レイ生成部は、前記追加構造物の前記裏面を始点とし、前記レイが前記地面又は前記構造物に最短で衝突した衝突点を終点として前記レイを生成し、
前記日影データ作成部は、前記追加構造物の前記レイを結合することにより作成した前記日影データを前記データベースに記憶することを特徴とする請求項1に記載の日影マップ作成システム。
【請求項5】
日影生成体の立体的形状に関する情報を含む日影生成3Dデータと、地図データと、が記憶されたデータベースを用意するステップと、
前記日影生成3Dデータから前記日影生成体の形状を抽出するステップと、
特定時刻における太陽光ベクトル方向の複数のレイを、前記日影生成体の輪郭を始点とし、前記レイが他の前記日影生成体又は地面に最短で衝突した衝突点を終点として、作成するステップと、
複数の前記レイを結合することにより日影データを作成するステップと、
前記日影データと、前記地図データと、を重ね合わせて表示するステップと、を有することを特徴とする日影マップ作成方法。
【請求項6】
日影生成体の立体的形状に関する情報を含む構造物3Dデータと、地図データと、が記憶されたデータベースを備える情報処理端末に、
前記日影生成3Dデータから前記日影生成体の形状を抽出するステップと、
特定時刻における太陽光ベクトル方向の複数のレイを、前記日影生成体の輪郭を始点とし、前記レイが他の前記日影生成体又は地面に最短で衝突した衝突点を終点として、作成するステップと、
複数の前記レイを結合することにより日影データを作成するステップと、
前記日影データと、前記地図データと、を重ね合わせて表示するステップと、を実行させることを特徴とする日影マップ作成プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は日影マップ作成システム、日影マップ作成方法、及び日影マップ作成プログラムに関し、特に地図データと構造物及び地形等により作られる日影データとを重ねて表示する日影マップ作成システム、日影マップ作成方法、及び日影マップ作成プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の夏場の気温上昇により、街中を歩いて移動するときになるべく日影を歩きたいという思いがあった。誰もがスマートフォン等の携帯用端末を所持しており、地図のアプリケーションを起動した状態で目的地まで移動することがある。このとき、公知の2次元の地図アプリを見るだけでは、複数のルートのうちどのルートを通れば日影が多いか、まで把握することができなかった。
【0003】
従来の日影シミュレーションシステムでは、特定の建設予定地に建設される建物に太陽光パネルを設置するときの日影の状況をシミュレーションするためのシステムがある(特許文献1)日影シミュレーションシステムでは、2次元地図データ及び階高設定値を読み込み、3次元化機能によって特定地域の3次元化を行う。建物外観や周辺の追加建造物の追加修正処理を行い、CADソフト上で建築予定地の建物における各戸ベランダ面等における太陽光パネルのシミュレーション演算を実行する。
【0004】
他の日影シミュレーションシステムでは、建物の建築を予定している建物の日影の影響を模擬的に検証することができる(特許文献2)。日影シミュレーションシステムでは、顧客の情報を入力することで地図情報に基づいて建設予定地の周辺建物の立体形状及びこれらの周辺建物からの延びる日影を自動的に生成する。これにより、顧客の建物の周辺建物における日影の影響を検証することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-153849号公報
特開2001-265833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の日影シミュレーションシステムでは、建設予定地における建物の日影のシミュレーションを行うシステムであるため、特定の領域内で複数の建物によって道路や地面に作成される日影を作成することができなかった。また、日影の作成方法についても、3次元CADシステムによって作成されるが詳細な作成方法については明示されていなかった。
【0007】
また、夏場に街中を歩いて移動するときになるべく日影を歩きたい、又は日影の多い時間帯に外出したいという顧客のニーズに適合する携帯用端末の地図アプリケーションが求められていたが、特許文献1及び特許文献2の技術を2次元の地図にまで拡張することは難しかった。
【0008】
そこで、本発明は2次元の地図において日影を高い精度で表示することができる日影マップ作成システム、日影マップ作成方法、及び日影マップ作成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、日影生成体の立体的形状に関する情報を含む日影生成3Dデータと、地図データと、が記憶されたデータベースと、前記日影生成3Dデータから前記日影生成体の形状を抽出する形状抽出部と、特定時刻における太陽光ベクトル方向の複数のレイを、前記日影生成体を始点とし、前記レイが他の前記日影生成体又は地面に最短で衝突した衝突点を終点として、作成するレイ生成部と、複数の前記レイを結合することにより日影データを作成する日影データ作成部と、前記日影データと、前記地図データと、を重ね合わせて表示する日影マップ作成部と、を有することを特徴とする日影マップ作成システムを提供している。
【0010】
また、前記日影生成3Dデータは、構造物に関する構造3Dデータと、前記地面に関する地面3Dデータと、を含み、前記形状抽出部は、前記構造3Dデータに基づき前記構造物の形状データのうち前記太陽光ベクトルから太陽光が入射する表面と、前記太陽光が前記構造物を透過すると仮定した場合に前記太陽光が前記構造物から出射する裏面と、を抽出し、前記レイ生成部は、前記構造物を始点とし、前記レイが前記地面又は前記構造物の前記表面に最短で衝突した衝突点を終点として前記レイを生成し、生成された前記レイのうち前記構造物の裏面に衝突したレイは生成しないことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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