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公開番号2025116021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025083635,2022534413
出願日2025-05-19,2020-11-24
発明の名称ピクチャ境界におけるブロック区分のための方法及び装置
出願人アリババ グループ ホウルディング リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/119 20140101AFI20250731BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示は、映像処理方法及び装置を提供する。
【解決手段】本方法は、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むかどうかを決定することと、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されることに応じて、第1のパラメータの値に関わらず符号化ブロックの4分木分割を実行することであって、第1のパラメータが、符号化ブロックを分割するために4分木を用いることを許可されるかどうかを示すことと、を含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
映像処理方法であって、
符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むかどうかを決定することと、
前記符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されることに応じて、第1のパラメータの値に関わらず前記符号化ブロックの4分木分割を実行することであって、前記第1のパラメータが、前記符号化ブロックを分割するために前記4分木を用いることを許可されるかどうかを示す、実行することと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記符号化ブロックの第1のフラグの値を決定することであって、前記第1のフラグが、前記符号化ブロックが複数のサブブロックに分割されるかどうかを示すことと、
前記符号化ブロックの第2のパラメータ、第3のパラメータ、第4のパラメータ、及び第5のパラメータの値を決定することであって、前記第2のパラメータ、前記第3のパラメータ、前記第4のパラメータ、及び前記第5のパラメータが、前記符号化ブロックを分割するために水平2分木、垂直2分木、水平3分木、及び垂直3分木を用いることを許可されるかどうかをそれぞれ示すことと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のフラグの前記値が1に等しいこと、並びに前記第1のパラメータ、前記第2のパラメータ、前記第3のパラメータ、前記第4のパラメータ、及び前記第5のパラメータの前記値が0に等しいことに応じて、前記符号化ブロックの第2のフラグの値を1に設定することであって、前記第2のフラグが、前記符号化ブロックが前記4分木を用いて分割されるかどうかを示すことをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のパラメータの前記値が1に等しいことに応じて、前記符号化ブロックの第2のフラグの値を1に設定することであって、前記第2のフラグが、前記符号化ブロックが前記4分木を用いて分割されるかどうかを示すことをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されるとき、前記第1のフラグの前記値が1であるように設定することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記符号化ブロックのサイズと、
マルチタイプツリー深さと、
前記符号化ブロックを分割するためにシングルツリーが用いられるか又はデュアルツリーが用いられるかを示す、第2のパラメータと、
イントラモード、インターモード、及びIBCモードのうちの1つ以上が前記符号化ブロックを符号化することを許可されるかどうかを示す、第3のパラメータと、
のうちの1つ以上に基づいて前記第1のパラメータの前記値を決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されることに応じて、第1のパラメータの値に関わらず前記符号化ブロックの4分木分割を実行することが、
前記符号化ブロックに関連付けられたビットストリーム適合性に関わらず前記符号化ブロックの4分木分割を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ビットストリーム適合性が、前記4分木分割が適用されることを許可される最小ブロックサイズを設定する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記最小ブロックサイズが、64以下であるように設定される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ビットストリーム適合性が、最大2分木深さ又は最大3分木深さを設定する、請求項7に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本開示は、全体が本明細書において参照により組み込まれる、2019年12月17日に出願された、米国仮特許出願第62/948,856号に対する優先権を主張する。
続きを表示(約 3,800 文字)【0002】
技術分野
[0002] 本開示は、概して、映像処理に関し、より詳細には、ピクチャ境界においてブロック区分を実行するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
[0003] 映像は、視覚情報を取り込んだ静的ピクチャ(又は「フレーム」)のセットである。記憶メモリ及び伝送帯域幅を低減するために、映像を記憶又は伝送前に圧縮し、表示前に復元することができる。圧縮プロセスは通常、符号化と称され、復元プロセスは通常、復号化と称される。最も一般的には、予測、変換、量子化、エントロピー符号化、及びインループフィルタリングに基づく、標準化映像符号化技術を用いる様々な映像符号化フォーマットが存在する。特定の映像符号化フォーマットを指定する、高効率ビデオコーディング(High Efficiency Video Coding)(HEVC/H.265)規格、多用途ビデオコーディング(Versatile Video Coding)(VVC/H.266)、及び標準AVS規格などの、映像符号化規格が標準化機関によって開発されている。進化した映像符号化技術が映像規格に次々と採用されるに従って、新たな映像符号化規格の符号化効率はますます高くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示の概要
[0004] 実施形態によっては、例示的な映像処理方法は、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むかどうかを決定することと、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されることに応じて、第1のパラメータの値に関わらず符号化ブロックの4分木分割を実行することであって、第1のパラメータが、符号化ブロックを分割するために4分木を用いることを許可されるかどうかを示すことと、を含む。
【0005】
[0005] 実施形態によっては、例示的な映像処理装置は、命令を記憶するための少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む。少なくとも1つのプロセッサは、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むかどうかを決定することと、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されることに応じて、第1のパラメータの値に関わらず符号化ブロックの4分木分割を実行することであって、第1のパラメータが、符号化ブロックを分割するために4分木を用いることを許可されるかどうかを示すことと、を装置に実行させるために、命令を実行するように構成される。
【0006】
[0006] 実施形態によっては、例示的な非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、命令のセットを記憶する。命令のセットは、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むかどうかを決定することと、符号化ブロックがピクチャ境界の外側にサンプルを含むと決定されることに応じて、第1のパラメータの値に関わらず符号化ブロックの4分木分割を実行することであって、第1のパラメータが、符号化ブロックを分割するために4分木を用いることを許可されるかどうかを示すことと、を映像処理装置に実行させるために、1つ以上の処理デバイスによって実行可能である。
【0007】
図面の簡単な説明
[0007] 本開示の実施形態及び様々な態様が以下の詳細な説明及び添付の図面において例示される。図に示される様々な特徴は、原寸に比例して描かれていない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
[0008]図1は、本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な映像シーケンスの構造を示す概略図である。
[0009]図2Aは、本開示の実施形態に従う、ハイブリッド映像符号化システムの例示的な符号化プロセスを示す概略図である。
[0010]図2Bは、本開示の実施形態に従う、ハイブリッド映像符号化システムの別の例示的な符号化プロセスを示す概略図である。
[0011]図3Aは、本開示の実施形態に従う、ハイブリッド映像符号化システムの例示的な復号化プロセスを示す概略図である。
[0012]図3Bは、本開示の実施形態に従う、ハイブリッド映像符号化システムの別の例示的な復号化プロセスを示す概略図である。
[0013]図4は、本開示のいくつかの実施形態に係る、映像を符号化又は復号化するための例示的な装置のブロック図である。
[0014]本開示のいくつかの実施形態に係る、マルチタイプツリー分割モードの例を示す概略図である。
[0015]本開示のいくつかの実施形態に係る、ネスト型マルチタイプツリー符号化ツリー構造を有する4分木(QT)における区分分割情報のための例示的シグナリング機構を示す概略図である。
[0016]本開示のいくつかの実施形態に係る、マルチタイプツリー構文要素に基づく例示的なマルチタイプツリー分割モード(MttSplitMode)導出を示す、例示的な表1を示す。
[0017]本開示のいくつかの実施形態に係る、許可されない3分木(TT)及び2分木(BT)区分の例を示す概略図である。
[0018]本開示のいくつかの実施形態に係る、ピクチャ境界上の例示的ブロック区分を示す概略図である。
[0019]本開示のいくつかの実施形態に係る、2分割モード(btSplit)に基づく平行3分木分割(parallelTtSplit)及び符号化ブロックサイズ(cbSize)の例示的仕様を示す例示的な表2を示す。
[0020]本開示のいくつかの実施形態に係る、3分木分割モード(ttSplit)に基づくcbSizeの例示的仕様を示す例示的な表3を示す。
[0021]本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な符号化ツリー構文を示す例示的な表4を示す。
[0021]本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な符号化ツリー構文を示す例示的な表4を示す。
[0021]本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な符号化ツリー構文を示す例示的な表4を示す。
[0022]本開示のいくつかの実施形態に係る、MttSplitModeによって示されるマルチタイプツリー分割モードの例を示す概略図である。
[0023]本開示のいくつかの実施形態に係る、MttSplitModeの例示的仕様を示す例示的な表5を示す。
[0024]本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的なシーケンスパラメータセットRBSP構文を示す例示的な表6を示す。
[0025]本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的なピクチャヘッダRBSP構文を示す例示的な表7を示す。
[0026]本開示のいくつかの実施形態に係る、QT、TT、又はBT分割のいずれもピクチャ境界で許可されない例示的ブロックを示す概略図である。
[0027]本開示のいくつかの実施形態に係る、QT、TT、又はBT分割のいずれもピクチャ境界で許可されない例示的ブロックを示す概略図である。
[0028]本開示のいくつかの実施形態に係る、BT及びTT分割を用いる例を示す概略図である。
[0029]本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的映像処理方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
[0030] 次に、添付の図面に例が示された、例示的な実施形態を詳細に参照する。以下の説明は添付の図面を参照し、図面において、異なる図面における同じ符号は、別途示されない限り、同じ又は同様の要素を表す。例示的な実施形態の以下の説明において示される実装形態は、本発明に従う全ての実装形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項において列挙されるとおりの本発明に関連する態様に従う装置及び方法の単なる例にすぎない。本開示の特定の態様が以下においてより詳細に説明される。参照により組み込まれる用語及び/又は定義と矛盾する場合には、本明細書において提供される用語及び定義が優先する。
【0010】
[0031] ITU-Tビデオコーディングエキスパートグループ(ITU-T VCEG(ITU-T Video Coding Expert Group))及びISO/IECムービングピクチャエクスパートグループ(ISO/IECMPEG(ISO/IEC Moving Picture Expert))のジョイントビデオエクスパーツチーム(JVET(Joint Video Experts Team))は、現在、多用途ビデオコーディング(VVC/H.266)規格を開発している。VVC規格は、その前身、高効率ビデオコーディング(HEVC/H.265)規格の圧縮効率を2倍にすることを目指している。換言すれば、VVCの目標は、半分の帯域幅を用いてHEVC/H.265と同じ主観的品質を達成することである。
(【0011】以降は省略されています)

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