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公開番号2025116066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025086938,2021086480
出願日2025-05-26,2021-05-21
発明の名称粘着シート、光学積層体及び画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類C09J 7/30 20180101AFI20250731BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】光学積層体に含まれる光学フィルムの寸法の変化を抑制しうると共に、耐久性及び透明性の確保に適した粘着シートを提供する。
【解決手段】提供される粘着シートは、粘着シートの断面像に対して1.5μm角の評価領域を任意に10箇所設定し、100nm以上の短径を有する島状領域を第1のドメインと定義したときに、前記第1のドメインが存在する前記評価領域の数が5以下であると共に、0.1%以上のヘイズを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粘着シートであって、
前記粘着シートの断面像に対して1.5μm角の評価領域を任意に10箇所設定し、100nm以上の短径を有する島状領域を第1のドメインと定義したときに、前記第1のドメインが存在する前記評価領域の数が5以下であり、
0.1%以上のヘイズを有する、
粘着シート。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記設定した評価領域において観察される全ての前記第1のドメインについて、隣接する前記第1のドメインとの間の最短距離が300nm以上である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
50nm以上100nm未満の短径を有する島状領域を第2のドメインと定義したときに、前記設定した評価領域において、前記第2のドメインの数が10個以下である前記評価領域の数が3以上である、請求項1又は2に記載の粘着シート。
【請求項4】
50nm以上100nm未満の短径を有する島状領域を第2のドメインと定義したときに、前記設定した評価領域において観察される全ての前記第2のドメインについて、隣接する前記第2のドメインとの間の最短距離が150nm以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項5】
50nm以上100nm未満の短径を有する島状領域を第2のドメインと定義したときに、前記設定した評価領域において観察される全ての前記第2のドメインのうち、隣接する前記第2のドメインとの間の最短距離が100nm以上である前記第2のドメインの割合が50%以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項6】
貯蔵弾性率G’(25℃)が0.15MPa以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項7】
貯蔵弾性率G’(25℃)が0.5MPa未満である、請求項1~6のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項8】
(メタ)アクリル系ポリマー(A)を主成分として含むと共に、イソシアネート系架橋剤(B)を更に含む粘着剤組成物から形成された、請求項1~7のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項9】
前記ドメインが前記イソシアネート系架橋剤(B)の重合体を含む、請求項8に記載の粘着シート。
【請求項10】
前記粘着剤組成物における前記イソシアネート系架橋剤(B)の配合量が、前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100重量部に対して、1.5重量部以上である、請求項8又は9に記載の粘着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート、光学積層体及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。これら各種の画像表示装置は、通常、液晶層、EL発光層等の画像形成層と、光学フィルム及び粘着シートを含む光学積層体と、の積層構造を有している。粘着シートは、主に、光学積層体に含まれるフィルム間の接合や、画像形成層と光学積層体との接合に使用される。光学フィルムの例は、偏光板、位相差フィルム、及び偏光板と位相差フィルムとを一体化した位相差フィルム付き偏光板である。特許文献1,2には、光学積層体の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-031214号公報
特開2009-98665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温度変化に伴う光学フィルムの寸法の過度の変化は、画像表示装置における光漏れや色ムラの原因となる。光漏れや色ムラは、位相差フィルム付き偏光板を用いた、比較的大きなサイズを有する画像表示装置において特に生じやすい。また、額縁(ベゼル)が狭く設計された(狭額縁化された)画像表示装置が普及しつつあり、寸法の変化の抑制が、ますます重要となってきている。寸法の変化を抑えるためには、光学積層体に含まれる粘着シートの弾性率を高めることが考えられる。しかし、単に弾性率を高めるだけでは、粘着シートの耐久性が低下して寸法の変化に追従できないことがあると共に、光学用の粘着シートとして望まれる透明性が損なわれることがある。
【0005】
本発明は、光学積層体に含まれる光学フィルムの寸法の変化を抑制しうると共に、耐久性及び透明性の確保に適した粘着シートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
粘着シートであって、
前記粘着シートの断面像に対して1.5μm角の評価領域を任意に10箇所設定し、100nm以上の短径を有する島状領域を第1のドメインと定義したときに、前記第1のドメインが存在する前記評価領域の数が5以下であり、
0.1%以上のヘイズを有する、
粘着シート、
を提供する。
【0007】
別の側面において、本発明は、
上記本発明の粘着シートと、光学フィルムと、を含む光学積層体、
を提供する。
【0008】
別の側面において、本発明は、
上記本発明の光学積層体を備える画像表示装置、
を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光学積層体に含まれる光学フィルムの寸法の変化を抑制しうると共に、耐久性及び透明性の確保に適した粘着シートの提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の粘着シートの一例を模式的に示す断面図である。
図2は、本発明の粘着シートを備える光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図3は、本発明の粘着シートを備える光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図4は、本発明の粘着シートを備える光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図5は、本発明の粘着シートを備える光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図6は、本発明の粘着シートを備える画像表示装置の一例を模式的に示す断面図である。
図7Aは、実施例3で作製した粘着シートの透過型電子顕微鏡(TEM)による断面像を示す図である。
図7Bは、実施例8で作製した粘着シートのTEMによる断面像を示す図である。
図7Cは、実施例9で作製した粘着シートのTEMによる断面像を示す図である。
図7Dは、比較例3で作製した粘着シートのTEMによる断面像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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