TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025116094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025088043,2022544291
出願日
2025-05-27,2021-01-22
発明の名称
イオン性モノマーをベースとするポリマー、これを含む組成物、これを製造する方法、および電気化学的用途におけるその使用
出願人
ハイドロ-ケベック
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
65/34 20060101AFI20250731BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】イオン性モノマーをベースとするポリマー、これを含む組成物、これを製造する方法、および電気化学的用途におけるその使用
【解決手段】本技術は、電気化学的用途、特に電池、エレクトロクロミックデバイスおよびスーパーキャパシタなどの電気化学アキュムレータに使用するための、少なくとも2つの官能基を含む少なくとも1種の化合物と金属ビス(ハロスルホニル)イミドとの間の反応生成物を含む少なくとも1つの繰り返し単位を含むイオン性ポリマーに関する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025116094000108.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">18</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">33</com:WidthMeasure> </com:Image>
本技術はまた、ポリマー組成物、固体ポリマー電解質組成物、固体ポリマー電解質、前記イオン性ポリマーを含む電極材料に関する。電気化学セルおよび電気化学アキュムレータにおけるそれらの使用、ならびにその製造プロセスも記載されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも2つの官能基を含む式1の少なくとも1種の化合物と式2の金属ビス(ハロスルホニル)イミド:
TIFF
2025116094000082.tif
39
74
[式中、
Aは、直鎖状または分岐状C
1
~C
10
アルキレン、直鎖状または分岐状C
1
~C
10
アルキレンオキシC
1
~C
10
アルキレン、直鎖状または分岐状ポリ(C
1
~C
10
アルキレンオキシ)C
1
~C
10
アルキレン、直鎖状または分岐状ポリエーテルおよび直鎖状または分岐状ポリエステルから選択される、置換されているまたは非置換の有機基であり、
X
1
およびX
2
は、ヒドロキシル基、チオール基およびアミン基から独立しておよび出現ごとに選択される官能基であり、
X
3
およびX
4
は、F、Cl、BrおよびIからそれぞれ独立して選択されるハロゲン原子であり、
M
n+
は、Na
+
、K
+
、Li
+
、Ca
2+
およびMg
2+
イオンからなる群から選択される、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンである]
との間の反応生成物を含む少なくとも1つの繰り返し単位を含むイオン性ポリマー。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
X
3
およびX
4
が、どちらも塩素原子である、請求項1に記載のイオン性ポリマー。
【請求項3】
M
n+
が、Na
+
、K
+
およびLi
+
イオンからなる群から選択されるアルカリ金属イオンである、請求項1または2に記載のイオン性ポリマー。
【請求項4】
M
n+
がLi
+
である、請求項3に記載のイオン性ポリマー。
【請求項5】
X
1
およびX
2
が、どちらもヒドロキシル基である、請求項1から4のいずれか一項に記載のイオン性ポリマー。
【請求項6】
前記式1の化合物が、グリセロール、アルカンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オクタンジオール、1,2-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、エトヘキサジオール、p-メンタン-3,8-ジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、ポリカプロラクトンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール、ポリエチレングリコール、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1,6-ヘキサンジオール、およびそれらの少なくとも2種の組合せから選択される、請求項5に記載のイオン性ポリマー。
【請求項7】
前記式1の化合物がグリコールである、請求項6に記載のイオン性ポリマー。
【請求項8】
前記式1の化合物がグリセロールである、請求項6に記載のイオン性ポリマー。
【請求項9】
前記式1の化合物が、アルカンジアミン、1,3-プロパンジアミン、1,4-ブタンジアミン、1,5-ペンタンジアミン、1,6-ヘキサンジアミン、1,8-オクタンジアミン、1,2-プロパンジアミン、1,2-ブタンジアミン、2,3-ブタンジアミン、1,3-ブタンジアミン、1,2-ペンタンジアミン、2,4-ジアミノ-2-メチルペンタン、エチレンジアミン、1,8-ジアミノ-3,6-ジオキサオクタン、1,11-ジアミノ-3,6,9-トリオキサウンデカン、4,9-ジオキサ-1,12-ドデカンジアミン、1,14-ジアミノ-3,6,9,12-テトラオキサテトラデカン、ポリ(エチレングリコール)ジアミン、JEFFAMINE(登録商標)という商標名で市販されているD、EDまたはEDRシリーズの製品、およびそれらの少なくとも2種の組合せから選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載のイオン性ポリマー。
【請求項10】
前記式1の化合物が、JEFFAMINE(登録商標)ED-600、ED-900およびED-2003から選択されるJEFFAMINE(登録商標)Dシリーズの製品である、請求項9に記載のイオン性ポリマー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、適用法の下、すべての目的のため、それらの内容の全体が参照により本明細書に組み込まれている、2020年1月24日出願の米国仮特許出願第62/965,560号、2020年2月17日出願の米国仮特許出願第62/977,521号、および2020年11月5日出願の欧州特許出願第20 206 000.0号への優先権を主張する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
技術分野
本出願は、ポリマーの分野、および電気化学的用途におけるそれらの使用に関する。より詳細には、本出願は、固体ポリマー電解質、ポリマー組成物、固体ポリマー電解質組成物、それらの製造プロセスの分野、および電気化学セル、エレクトロクロミックデバイス、スーパーキャパシタまたは電気化学アキュムレータにおける、特に全固体電池におけるそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
固体ポリマー電解質は、液体電解質の使用に基づいたそれらの対応物よりも実質的に安全な、軽量の、可撓性が高く、かつ効率的な全固体電気化学システムの開発を可能にするので、多数の工業的用途にとって有望な材料である。
【0004】
固体ポリマー電解質は大きな利点があるにもかかわらず、その使用は、その電気化学的安定性に限りがあること、輸率が低いこと、およびイオン伝導率が比較的低いことが主に原因で、依然として限られている。実際に、従来の固体状態のポリマー電解質は、一般に高電圧操作(Li/Li
+
に対して≧4V)を支持しないので、従来の固体状態のポリマー電解質の電気化学的安定域(fenetre de stabilite electrochimique)は依然として比較的限られている。
【0005】
さらに、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)をベースとするものなどの従来の固体ポリマー電解質は、周囲温度におけるイオン伝導率問題に直面している。例えば、ポリマーが溶融状態にある場合、PEOのイオン伝導率は、10
-3
S.cm
-1
の桁である(Hallinan et al., Annual review of materials research 43 (2013): 503-525)。しかし、イオン輸送は、アモルファス相で主に起こり、結晶相では低下し、PEO系ポリマーのイオン伝導率は著しく低下する。実際に、PEO系ポリマーのイオン伝導率は、その融点未満の操作温度では実質的に低下する(Armand, M. Solid State Ionics 9 (1983): 745-754)。POE系ポリマーの架橋度もまた、特に、セグメントの移動度が低下するため、電気化学的安定性および低いイオン伝導率の問題に関連する。
【0006】
イオン伝導率が低いという問題を解決するための一般的な手法は、例えば、結晶化温度、すなわちガラス転移温度を低下させるモノマー単位を含む分岐状もしくはブロックPEO系ポリマーを使用することによって、またはイオン輸率を増大させることによってポリマー構造の結晶化度を低下させる、ポリマー構造の修飾を含む。この問題に対処するために使用される別の戦略は、その機械的強度を改善するため、PEO系ポリマーに、二酸化チタン(TiO
2
)、アルミナ(Al
2
O
3
)、二酸化ケイ素(SiO
2
)およびアルミン酸リチウム(LiAlO
2
)ナノ粒子などの、ナノスケールセラミック充填剤を配合することを含む。しかし、これらの充填剤の存在は、ポリマーの電気化学特性および/または機械特性が低下する一因となるおそれがある。
【0007】
したがって、従来の固体ポリマー電解質の欠点のうちの1つまたは複数を排除する固体ポリマー電解質の開発が必要とされている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
Hallinan et al., Annual review of materials research 43 (2013): 503-525
Armand, M. Solid State Ionics 9 (1983): 745-754
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
要旨
一態様によれば、本技術は、少なくとも2つの官能基を含む式1の少なくとも1種の化合物と式2の金属ビス(ハロスルホニル)イミド:
TIFF
2025116094000001.tif
38
76
(式中、
Aは、直鎖状または分岐状C
1
~C
10
アルキレン、直鎖状または分岐状C
1
~C
10
アルキレンオキシC
1
~C
10
アルキレン、直鎖状または分岐状ポリ(C
1
~C
10
アルキレンオキシ)C
1
~C
10
アルキレン、直鎖状または分岐状ポリエーテルおよび直鎖状または分岐状ポリエステルから選択される、置換されているまたは非置換の有機基であり、
X
1
およびX
2
は、ヒドロキシル基、チオール基およびアミン基から独立しておよび出現ごとに選択される官能基であり、
X
3
およびX
4
は、F、Cl、BrおよびIからそれぞれ独立して選択されるハロゲン原子であり、
M
n+
は、Na
+
、K
+
、Li
+
、Ca
2+
およびMg
2+
イオンからなる群から選択される、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンである)
との間の反応生成物を含む少なくとも1つの繰り返し単位を含むイオン性ポリマーに関する。
【0010】
一実施形態では、式1の化合物は、グリセロール、アルカンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オクタンジオール、1,2-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、エトヘキサジオール、p-メンタン-3,8-ジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、ポリカプロラクトンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール、ポリエチレングリコール、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1,6-ヘキサンジオール、他の類似のグリコールおよびジオール、ならびにそれらの少なくとも2種の組合せから選択される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
10日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
1か月前
株式会社コバヤシ
光硬化性組成物
7日前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
1か月前
富士フイルム株式会社
組成物
1か月前
東亞合成株式会社
硬化性組成物
1か月前
アキレス株式会社
燻蒸用生分解性樹脂シート
6日前
株式会社クラレ
水性エマルジョン及び接着剤
1か月前
株式会社村田製作所
樹脂組成物
10日前
東レ株式会社
プリプレグおよびその製造方法。
1か月前
東ソー株式会社
末端変性ポリマー及び光学素子
10日前
株式会社イーテック
組成物
6日前
株式会社リコー
炭素繊維含有樹脂組成物
7日前
帝人株式会社
軽量ゴムおよびゴム成形体
11日前
株式会社イーテック
組成物
11日前
サンエス護謨工業株式会社
プラスチックフィルム
1か月前
ユニマテック株式会社
アクリルゴム組成物
1か月前
理研ビタミン株式会社
ポリプロピレン系樹脂組成物
26日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
1か月前
東ソー株式会社
導電性高分子組成物、及びその用途
17日前
株式会社信日康
抗菌樹脂、抗菌繊維及びその加工物
1か月前
DIC株式会社
樹脂組成物
2か月前
株式会社ENEOS NUC
難燃性樹脂組成物
2か月前
サカエゴム株式会社
水に浮く低比重ゴム組成物
3日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
1か月前
三井化学株式会社
成形体および高周波通信機器
4日前
ZACROS株式会社
樹脂組成物
1か月前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
1か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤組成物
1か月前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
2か月前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
1か月前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
1か月前
日本化薬株式会社
電解質膜及びそれを用いた水電解装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る