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公開番号
2025116551
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011038
出願日
2024-01-29
発明の名称
画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および、プログラム
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
1/00 20060101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約
【課題】人手の作業に頼らずに可変画像の品質を調整し固定画像の色合いを維持する。
【解決手段】分析部は第1画像の色に関する特性を分析特性として分析し、選択部は変換前後の色との対応関係を示す変換情報を含むカラープロファイルと前記変換情報に基づく色補正による色の変化を補償するための補正情報とを、基準画像の特性である基準特性ごとに対応付けて記憶する記憶部から、前記分析特性に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択し、補正部は第2画像の色を前記選択カラープロファイルに対応する補正情報を用いて補正し、出力処理部は前記第1画像と補正後の前記第2画像を結合した出力画像に対して、前記選択カラープロファイルに基づく出力処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1画像の色に関する特性を分析特性として分析する分析部と、
変換前後の色との対応関係を示す変換情報を含むカラープロファイルと前記変換情報に基づく色補正による色の変化を補償するための補正情報とを、基準画像の特性である基準特性ごとに対応付けて記憶する記憶部から、
前記分析特性に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択する選択部と、
第2画像の色を前記選択カラープロファイルに対応する補正情報を用いて補正する補正部と、
前記第1画像と補正後の前記第2画像を結合した出力画像に対して、前記選択カラープロファイルに基づく出力処理を行う出力処理部と、を備える
画像処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記分析部は、前記分析特性として、前記第1画像の色特性を表す分析特徴量を分析し、
前記記憶部は、前記カラープロファイルと前記補正情報とを、前記基準特性として前記基準画像の色特性を表す参照特徴量ごとに対応付けて記憶し、
前記選択部は、前記分析特徴量に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記分析部は、前記分析特性として、前記第1画像の被写体の属性を分析属性として分析し、
前記記憶部は、前記カラープロファイルと前記補正情報とを、前記基準特性として被写体の属性ごとに対応付けて記憶し、
前記選択部は、前記分析属性に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第1画像の被写体は、人物の顔であり、
前記分析属性は、前記人物の年齢および人種の少なくともいずれかを含む
請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記記憶部は、変換特性が異なる複数のカラープロファイルを含むプロファイルグループを前記基準特性ごとに対応付けて記憶し、前記カラープロファイルごとに前記補正情報を記憶し、
前記選択部は、前記分析特性に対応するプロファイルグループである選択プロファイルグループに含まれる1つのカラープロファイルを前記選択カラープロファイルとして選択する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記出力処理部は、
表示媒体に表示させた出力画像を撮影部から取得し、
取得した出力画像と、前記第1画像と前記第2画像を含む表示画像との差分に基づいて前記選択カラープロファイルの適否を判定し、
前記選択カラープロファイルが不適切と判定されるとき、前記選択部は、前記選択プロファイルグループに含まれる他のカラープロファイルを選択する
請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記第1画像は、人物の顔画像であり
前記第2画像は、色分布を有するマークを含む
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
コンピュータに
請求項1に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
前記出力画像の出力先とする出力機器と、
請求項1に記載の画像処理装置と、を備える
画像処理システム。
【請求項10】
画像処理装置における画像処理方法であって、
前記画像処理装置が、
第1画像の色に関する特性を分析特性として分析する分析ステップと、
変換前後の色との対応関係を示す変換情報を含むカラープロファイルと前記変換情報に基づく色補正による色の変化を補償するための補正情報とを、基準画像の特性である基準特性ごとに対応付けて記憶する記憶部から、
前記分析特性に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択する選択ステップと、
第2画像の色を前記選択カラープロファイルに対応する補正情報を用いて補正する補正ステップと、
前記第1画像と補正後の前記第2画像を結合した出力画像に対して、前記選択カラープロファイルに基づく出力処理を行う出力処理ステップと、を実行する
画像処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願の実施形態は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および、プログラムに関する。本願の実施形態は、例えば、人物の顔画像などの可変画像の色合いを調整し、ロゴマークなどの固定画像の色合いを一定に保って表示体に表示されるようにプリンタ、ディスプレイモニタなどの出力機器に出力するための処理に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
人物の顔画像とロゴマークを含む多色画像を表す表示媒体は、個人認証媒体(ID:Identification medium)として普及し、広く利用されている。かかる表示媒体には、例えば、個人番号カード、旅券、運転免許証、会員証などがある。多色画像を形成する手段として、様々なプリンタやディスプレイモニタなどの出力機器が用いられる。表示媒体には、記録面もしくは表示面のサイズに合わせて顔画像とロゴマークそれぞれの表示エリアが設定される。表示エリアの大きさに合わせて顔画像とロゴマークをそれぞれ配置して表示画像が形成される。そして、色成分ごとに濃淡の分布を表示エリアに重ね合わせて多色画像が形成される。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の画像処理装置は、入力画像情報の色空間データからプリンタが解釈可能な出力画像情報の色空間データへの変換時に参照するプロファイルと、入力および出力されたカラー画像情報の履歴を保持する過去履歴格納部と、保持された画像情報の履歴を参照してプロファイルを変換する。これによりプリンタの経時変化に対応したプロファイルの変換がなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-060924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ロゴマークなどの固定画像は、表示媒体や出力機器によらず同じパターンで表示される。そのため、事前に色ごとの濃淡などの設定を調整しておけば、一定の品質で固定画像を表示させることは比較的容易である。しかしながら、顔画像を示す画像データは表示媒体ごとに可変となる。顔画像は、デバイス、照明、背景など様々な条件で撮影されうる。被写体とする人物の属性、例えば、人種、年齢などが個々に異なりうる。そのため、表示媒体に表される顔画像の質感を一定に保つことが比較的困難である。例えば、顔画像全体として暗すぎること、明るすぎること、肌の一部の色成分がその他の色成分よりも強すぎること、などがある。また、暗い領域または明るい領域には色飛びが顕在化することがある。
【0006】
顔画像の品質を保つために、顔画像を含む画像データを入力または読み出す際、明るさ、コントラストなどの補正をかけることがある。補正において、カラープロファイルやルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)を選択し直して、補正後の色調を変化させることがある。しかし、顔画像の補正に係る作業は、多くの労力を要するので、人手での処理に頼ることは困難である。また、質感の改善に至っては、さらに熟練を要する。作業に熟練していない場合、色域の制限が顕在化することや表現にむらが生じることがある。例えば、肌の色が褐色である人物の顔画像を調整すると、顔以外の部分が明るすぎて、却って色分布が不明瞭になることがある。
本願は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、人手の作業に頼らずに可変画像の品質を調整し固定画像の色合いを維持できる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムを提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る画像処理装置は、第1画像の色に関する特性を分析特性として分析する分析部と、変換前後の色との対応関係を示す変換情報を含むカラープロファイルと前記変換情報に基づく色補正による色の変化を補償するための補正情報とを、基準画像の特性である基準特性ごとに対応付けて記憶する記憶部から、前記分析特性に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択する選択部と、第2画像の色を前記選択カラープロファイルに対応する補正情報を用いて補正する補正部と、前記第1画像と補正後の前記第2画像を結合した出力画像に対して、前記選択カラープロファイルに基づく出力処理を行う出力処理部と、を備える。
【0008】
第2の態様に係る画像処理方法は、画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理装置が、第1画像の色に関する特性を分析特性として分析する分析ステップと、変換前後の色との対応関係を示す変換情報を含むカラープロファイルと前記変換情報に基づく色補正による色の変化を補償するための補正情報とを、基準画像の特性である基準特性ごとに対応付けて記憶する記憶部から、前記分析特性に対応するカラープロファイルを選択カラープロファイルとして選択する選択ステップと、第2画像の色を前記選択カラープロファイルに対応する補正情報を用いて補正する補正ステップと、前記第1画像と補正後の前記第2画像を結合した出力画像に対して、前記選択カラープロファイルに基づく出力処理を行う出力処理ステップと、を実行する。
【発明の効果】
【0009】
本願によれば、人手の作業に頼らずに可変画像の品質を調整し固定画像の色合いを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る画像処理システムの機能構成例を示す概略ブロック図である。
表示画像を表す表示媒体の一例を示す図である。
第1実施形態に係る分析特徴量の構成例を示す図である。
第1実施形態に係るカラープロファイルの編成例を示す図である。
第1実施形態に係る画像処理を例示するフローチャートである。
第2実施形態に係るカラープロファイルの編成例を示す図である。
本願の実施形態に係るプロファイルグループの編成例を示す図である。
本願の実施形態に係るコンピュータシステムの構成例を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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