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公開番号2025116556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011044
出願日2024-01-29
発明の名称画像処理装置、画像処理装置の制御方法、情報処理装置、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250801BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像処理装置からスキャン文書をクラウドサービスにアップロードする場合、ユーザが画像処理装置で煩雑な操作を行う必要があった。また、ネットワーク上に外部サービスを構築してスキャン設定等を保存するなど大掛かりな構成が必要で、手軽に導入できなかった。
【解決手段】MFP100は、スキャン設定、該スキャン設定に基づき読み取られるスキャンデータの送信先、および、認可サーバ110から取得したストレージサーバ120にアクセスするためのトークンを含むスキャンジョブを、クライアント端末130から受信し、留置きしておく(図8B)。MFP100は、操作部102からのユーザ操作に応じて、前記留置きされているジョブの中から、対象のスキャンジョブを識別し、識別されたスキャンジョブを実行し、スキャン文書を、前記トークンを用いて前記送信先のストレージサーバ120へ送信する(S1105~S1107)。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
スキャナと記憶手段とを備える画像処理装置であって、
スキャン設定、該スキャン設定に基づき当該画像処理装置で読み取られるスキャンデータの送信先、および、認可サーバから取得した前記送信先にアクセスするためのトークンを含むスキャンジョブを、情報処理装置から受信する受信手段と、
前記受信したスキャンジョブのデータを前記記憶手段に保存することで、当該スキャンジョブを留置く留置き手段と、
当該画像処理装置の操作部からのユーザ操作に応じて、前記留置きされているジョブの中から、対象のスキャンジョブを識別する識別手段と、
前記識別されたスキャンジョブを実行する実行手段と、
前記スキャンジョブの実行により前記スキャナで読み取られたスキャンデータを、前記トークンを用いて該スキャンジョブに含まれる送信先に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記留置き手段により留置きされているジョブをそれぞれ識別するための識別情報を発行し、該識別情報を該識別情報に対応するスキャンジョブの送信元である前記情報処理装置に送信する発行手段を有し、
前記留置き手段は、前記受信したスキャンジョブを前記画像処理装置の発行手段により発行した識別情報に対応付けて保存することで該スキャンジョブを留置き、
前記ユーザ操作は、前記識別情報のユーザ入力を含み、
前記識別手段は、前記ユーザ入力された識別情報に対応するスキャンジョブを前記留置きされているジョブの中から識別する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記ユーザ操作は、前記留置きされているスキャンジョブの一覧から1以上のスキャンジョブを選択する操作を含み、
前記識別手段は、前記選択する操作の対象となったスキャンジョブを前記留置きされているジョブの中から識別する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置からの接続の際にユーザ認証を行う認証手段を有し、
前記留置き手段は、前記受信したスキャンジョブのデータを前記ユーザ認証したユーザのユーザ情報と対応付けて前記記憶手段に保存し、
前記ユーザ操作は、当該画像処理装置へのログイン操作を含み、
前記識別手段は、前記ログイン操作によりログインしたユーザのユーザ情報に対応付けて保存されているスキャンジョブを前記留置きされているジョブの中から識別する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記情報処理装置からの接続の際にユーザ認証を行う認証手段を有し、
前記留置き手段は、前記受信したスキャンジョブのデータを前記ユーザ認証したユーザのユーザ情報と対応付けて前記記憶手段に保存し、
前記ユーザ操作は、当該画像処理装置へのログイン操作、及び、前記留置きされているスキャンジョブのうち該ログイン操作によりログインしたユーザのユーザ情報に対応するスキャンジョブの一覧から1以上のスキャンジョブを選択する操作を含み、
前記識別手段は、前記選択する操作の対象となったスキャンジョブを前記留置きされているジョブの中から識別する、前記選択されたスキャンジョブを実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
スキャナと記憶手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
スキャン設定、該スキャン設定に基づき当該画像処理装置で読み取られるスキャンデータの送信先、および、認可サーバから取得した前記送信先にアクセスするためのトークンを含むスキャンジョブを、情報処理装置から受信する受信工程と、
前記受信したスキャンジョブのデータを前記記憶手段に保存することで、当該スキャンジョブを留置く留置き工程と、
当該画像処理装置の操作部からのユーザ操作に応じて、前記留置きされているジョブの中から、対象のスキャンジョブを識別する識別工程と、
前記識別されたスキャンジョブを実行する実行工程と、
前記スキャンジョブの実行により前記スキャナで読み取られたスキャンデータを、前記トークンを用いて該スキャンジョブに含まれる送信先に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項7】
情報処理装置であって、
画像処理装置から取得したスキャン能力に基づき設定されたスキャン設定、前記画像処理装置で読み取られるスキャンデータの送信先、および、認可サーバから取得した前記送信先にアクセスするためのトークンを含むスキャンジョブを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
前記画像処理装置で前記スキャンジョブが留め置かれた際に前記画像処理装置で発行される識別情報を受信する受信手段と、を有し、
前記画像処理装置において留め置かれたスキャンジョブの中から、前記画像処理装置の操作部からユーザに入力された識別情報で識別される前記スキャンジョブの実行により、前記画像処理装置で読み取られたスキャンデータは、当該スキャンジョブに含まれるトークンを用いて当該スキャンジョブに含まれる送信先に送信される、ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
前記画像処理装置に対する問い合わせの結果、前記送信先としてのサービスに前記画像処理装置の情報が登録されていたと判定された場合には、前記スキャンジョブの実行に基づくスキャンデータの送信を許可し、前記送信先としてのサービスに前記画像処理装置の情報が登録されていないと判定された場合には、前記スキャンジョブの実行に基づくスキャンデータの送信を禁止するように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータを、
画像処理装置から取得したスキャン能力に基づき設定されたスキャン設定、前記画像処理装置で読み取られるスキャンデータの送信先、および、認可サーバから取得した前記送信先にアクセスするためのトークンを含むスキャンジョブを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
前記画像処理装置で前記スキャンジョブが留め置かれた際に前記画像処理装置で発行される識別情報を受信する受信手段として機能させるためのプログラムであって、
前記画像処理装置において留め置かれたスキャンジョブの中から、前記画像処理装置の操作部からユーザに入力された識別情報で識別される前記スキャンジョブの実行により、前記画像処理装置で読み取られたスキャンデータは、当該スキャンジョブに含まれるトークンを用いて当該スキャンジョブに含まれる送信先に送信される、ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スキャナや複合機等の画像処理装置でスキャンした画像の保存先として、クラウドなどのストレージサーバが利用されるケースが増えてきており、画像処理装置とクラウドサービスと連携したスキャンのワークフロー等も増えてきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-135691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、画像処理装置でスキャンした文書をクラウドサービスにアップロードする場合、ユーザが解像度や保存先などの指定を画像処理装置で行うため、操作が煩雑であり、時間がかかるものであった。特に画像処理装置が共有のデバイスである場合には、デバイスでの操作時間をなるべく短くしたい。
【0005】
特許文献1には、スキャンした文書をクラウドサービスにアップロードする際に、ユーザが解像度や保存先の指定などを簡便に行うための技術が提案されている。特許文献1では、ネットワーク上の外部サービス上にスキャン設定やクラウドサービスの情報と認証情報を保持し、画像処理装置からそれらを利用してスキャンを行い、クラウドサービスに対してスキャンした文書をアップロード可能な技術が開示されている。
しかし、特許文献1のように、ネットワーク上の外部サービスにスキャン設定等を保存する方法では、別途、ネットワーク上に外部サービスを構築する必要があり、大掛かりな構成のため、手軽に導入できるものではなかった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、別途ネットワーク上に外部サービスを構築する必要のない導入障壁の低い簡単な構成で、ユーザはMFP等の画像処理装置からクラウドサービス等に手軽にスキャン文書を送信することが可能となり、利便性を大幅に向上することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、スキャナと記憶手段とを備える画像処理装置であって、スキャン設定、該スキャン設定に基づき当該画像処理装置で読み取られるスキャンデータの送信先、および、認可サーバから取得した前記送信先にアクセスするためのトークンを含むスキャンジョブを、情報処理装置から受信する受信手段と、前記受信したスキャンジョブのデータを前記記憶手段に保存することで、当該スキャンジョブを留置く留置き手段と、当該画像処理装置の操作部からのユーザ操作に応じて、前記留置きされているジョブの中から、対象のスキャンジョブを識別する識別手段と、前記識別されたスキャンジョブを実行する実行手段と、前記スキャンジョブの実行により前記スキャナで読み取られたスキャンデータを、前記トークンを用いて該スキャンジョブに含まれる送信先に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、別途ネットワーク上に外部サービスを構築する必要のない導入障壁の低い簡単な構成で、ユーザはMFP等の画像処理装置からクラウドサービス等に手軽にスキャン文書を送信することが可能となり、利便性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態を示すシステム構成の一例を示す図。
本実施形態に係るMFPのコントローラ部の詳細の一例を示すブロック図。
本実施形態に係る認可サーバ、ストレージサーバの詳細の一例を示すブロック図。
本実施形態に係るクライアント端末の詳細の一例を示すブロック図。
本実施形態に係るMFPのソフトウェア構成の一例を示すブロック図。
本実施形態においてクライアント端末がストレージサーバヘアクセスをするためのアクセストークンを取得して保存先を設定するまでのシーケンスの一例を示す図。
本実施形態における認可画面の一例を示す図。
第1実施形態におけるクライアント端末の処理の一例を示すフローチャート。
第1実施形態におけるMFPの処理の一例を示すフローチャート。
本実施形態における留置きスキャン設定画面の一例を示す図。
本実施形態の留置きスキャンジョブの保存時のデータ構成の一例を示す図。
本実施形態におけるMFPでの留置きスキャンジョブを実行する処理の一例を示すフローチャート。
本実施形態における留置きスキャンジョブ実行時の画面の一例を示す図。
本実施形態における留置きスキャンジョブ実行時の画面の一例を示す図。
第2実施形態におけるクライアント端末の処理の一例を示すフローチャート。
第2実施形態におけるMFPの処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、本実施の形態で説明されている特徴の全てが本発明の解決手段に必須のものであるとは限らない。本発明の実施形態では、画像形成装置とパーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォンなどのクライアント端末、認可サーバ、ストレージサーバが連携するサービスの例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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