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公開番号
2025116836
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2025008956
出願日
2025-01-22
発明の名称
磁壁移動素子及び磁気アレイ
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10B
61/00 20230101AFI20250801BHJP()
要約
【課題】信頼性の高い、磁壁移動素子及び磁気アレイを提供する。
【解決手段】この磁壁移動素子は、第1強磁性層と、第1磁化固定部と、第2磁化固定部と、を備える。前記第1磁化固定部は、第1磁化固定層と、第1非磁性層と、第1拡散防止構造を有する第2磁化固定層と、を備える。前記第2磁化固定部は、第3磁化固定層と、第2非磁性層と、第4磁化固定層と、を備える。前記第4磁化固定層は、第2拡散防止構造と、第1領域と、を有する。前記第1領域は、前記第2拡散防止構造より、前記第2非磁性層から離れた位置にある。前記第1領域は、強磁性元素と非磁性元素とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に磁壁を有する第1強磁性層と、
前記第1強磁性層に接続された第1磁化固定部と、
前記第1磁化固定部と離間した位置で、前記第1強磁性層に接続された第2磁化固定部と、を備え、
前記第1磁化固定部は、第1磁化固定層と、第1非磁性層と、第2磁化固定層と、を備え、
前記第1磁化固定層と前記第2磁化固定層とは、前記第1非磁性層を挟んで、反強磁性カップリングしており、
前記第1磁化固定層は、前記第1強磁性層に接し、
前記第1非磁性層は、積層方向において、前記第1磁化固定層と前記第2磁化固定層との間にあり、
前記第2磁化固定層は、第1拡散防止構造を有し、
前記第2磁化固定部は、第3磁化固定層と、第2非磁性層と、第4磁化固定層と、を備え、
前記第3磁化固定層と前記第4磁化固定層とは、前記第2非磁性層を挟んで、反強磁性カップリングしており、
前記第3磁化固定層は、前記第1強磁性層に接し、
前記第2非磁性層は、積層方向において、前記第3磁化固定層と前記第4磁化固定層との間にあり、
前記第4磁化固定層は、第2拡散防止構造と、第1領域と、を有し、
前記第1領域は、前記第2拡散防止構造より、前記第2非磁性層から離れた位置にあり、
前記第1領域は、強磁性元素と非磁性元素とを含む、磁壁移動素子。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第1拡散防止構造は、反強磁性カップリングする複数の強磁性層を、内部に含む、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項3】
前記第1拡散防止構造は、強磁性カップリングする複数の強磁性層を、内部に含む、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項4】
前記第2拡散防止構造は、反強磁性カップリングする複数の強磁性層を、内部に含む、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項5】
前記第2拡散防止構造は、強磁性カップリングする複数の強磁性層を、内部に含む、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項6】
前記第1拡散防止構造は、内部に中間非磁性層を有し、
前記中間非磁性層は、原子番号が39番以上の元素を含む、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項7】
前記第2拡散防止構造は、内部に中間非磁性層を有し、
前記中間非磁性層は、原子番号が39番以上の元素を含む、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項8】
前記第1領域に含まれる非磁性元素は、希ガスである、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項9】
前記第1領域に含まれる非磁性元素は、B、N、O、F、Gaからなる群から選択される少なくとも1種の元素である、請求項1に記載の磁壁移動素子。
【請求項10】
前記第2磁化固定層は、第2領域をさらに備え、
前記第1領域の飽和磁化は、前記第2領域の飽和磁化より小さい、請求項1に記載の磁壁移動素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁壁移動素子及び磁気アレイに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
二つの強磁性層の磁化の相対角の変化に基づく抵抗値変化(磁気抵抗変化)を利用した磁気抵抗効果素子が知られている。例えば、特許文献1に記載の磁壁移動型の磁気抵抗効果素子(以下、磁壁移動素子という)は、磁気抵抗効果素子の一例である。磁壁移動素子は、磁壁の位置によって積層方向の抵抗値が変化し、多値又はアナログにデータを記録できる。磁壁移動素子は、抵抗変化の線形性及び対称性が高く、書き換え耐性に優れ、高速動作が可能である。
【0003】
特許文献1は、磁壁の移動範囲を制限する磁化固定部を磁気記録層の両端に設けることを記載している。2つの磁化固定部は、それぞれ磁化の配向方向が異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/230877号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
2つの磁化固定部の磁化の配向方向を異なる方向に配向させることは簡単ではない。
【0006】
本開示は上記問題に鑑みてなされたものであり、信頼性の高い、磁壁移動素子及び磁気アレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る磁壁移動素子は、内部に磁壁を有する第1強磁性層と、前記第1強磁性層に接続された第1磁化固定部と、前記第1磁化固定部と離間した位置で、前記第1強磁性層に接続された第2磁化固定部と、を備える。前記第1磁化固定部は、第1磁化固定層と、第1非磁性層と、第2磁化固定層と、を備える。前記第1磁化固定層と前記第2磁化固定層とは、前記第1非磁性層を挟んで、反強磁性カップリングしている。前記第1磁化固定層は、前記第1強磁性層に接する。前記第1非磁性層は、積層方向において、前記第1磁化固定層と前記第2磁化固定層との間にある。前記第2磁化固定層は、第1拡散防止構造を有する。前記第2磁化固定部は、第3磁化固定層と、第2非磁性層と、第4磁化固定層と、を備える。前記第3磁化固定層と前記第4磁化固定層とは、前記第2非磁性層を挟んで、反強磁性カップリングしている。前記第3磁化固定層は、前記第1強磁性層に接する。前記第2非磁性層は、積層方向において、前記第3磁化固定層と前記第4磁化固定層との間にある。前記第4磁化固定層は、第2拡散防止構造と、第1領域と、を有する。前記第1領域は、前記第2拡散防止構造より、前記第2非磁性層から離れた位置にある。前記第1領域は、強磁性元素と非磁性元素とを含む。
【発明の効果】
【0008】
信頼性の高い、磁壁移動素子及び磁気アレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る磁気アレイのブロック図である。
第1実施形態に係る磁気アレイの集積領域の回路図である。
第1実施形態に係る磁気アレイの磁壁移動素子の近傍の断面図である。
第1実施形態に係る磁壁移動素子の断面図である。
第1実施形態に係る磁壁移動素子の平面図である。
第1実施形態に係る第1磁化固定部の断面図である。
第1実施形態に係る第2磁化固定部の断面図である。
ニューラルネットワークの概念図である。
第1実施形態にかかるニューロモルフィックデバイスを含むシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本実施形態の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本実施形態はそれらに限定されるものではなく、本実施形態の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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