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公開番号2025117453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012296
出願日2024-01-30
発明の名称タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 15/00 20060101AFI20250804BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】タイヤのサステナブル材料の比率を向上させることが可能であり、変性共役ジエン系重合体の製造、使用、廃棄の全体で見て、環境負荷の低減を促進することが可能なタイヤ用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】ゴム成分(A)と、補強性充填剤(B)と、を含み、前記ゴム成分(A)が、前記補強性充填剤と親和性を有する官能基を有する変性共役ジエン系重合体(A1)を含み、前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、マスバランス方式で供給される変性共役ジエン系重合体(A1-1)を含むことを特徴とする、タイヤ用ゴム組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ゴム成分(A)と、補強性充填剤(B)と、を含み、
前記ゴム成分(A)が、前記補強性充填剤と親和性を有する官能基を有する変性共役ジエン系重合体(A1)を含み、
前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、マスバランス方式で供給される変性共役ジエン系重合体(A1-1)を含むことを特徴とする、タイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、植物由来の原料、植物由来の副産物、植物由来の材料のリサイクルにより得られた原料、及び化石資源由来の材料のリサイクルにより得られた原料の少なくとも一種に由来する変性共役ジエン系重合体を含む、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、生物資源由来の変性共役ジエン系重合体0.1~99質量%と、化石資源由来の変性共役ジエン系重合体1~99.9質量%と、を含む、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、窒素原子及びケイ素原子を有する変性剤で変性されている、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
更に、樹脂(C)を含む、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
前記樹脂(C)の含有量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して1~50質量部である、請求項5に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物からなることを特徴とする、トレッドゴム。
【請求項8】
請求項7に記載のトレッドゴムを具えることを特徴とする、タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、タイヤには、低燃費性能、耐摩耗性能、耐破壊性能、操縦安定性、各種路面でのグリップ性能等の様々な性能が要求される。かかる要求を満たすために、タイヤを構成する各部材には、種々の配合のゴム組成物が用いられており、また、所望の性能を向上させるために、変性された合成ゴムが用いられることがある。例えば、下記特許文献1には、特定の物性を有するシリカを含む充填剤と、該充填剤と親和性を有するジエン系重合体を含むゴム成分と、脂肪酸金属塩と、を含有するゴム組成物が開示されており、前記充填剤と親和性を有するジエン系重合体として、充填剤と親和性を有する官能基を有する変性共役ジエン系重合体を使用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/240226号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、昨今、社会の持続可能性(サステナビリティ)の観点から、タイヤを構成する各部材についても、生物資源(バイオマス資源)由来の材料や、再生資源(リサイクル資源)由来の材料といった、所謂、サステナブル材料の比率の向上が求められている。
しかしながら、タイヤ用ゴム組成物に配合される材料の中でも、変性共役ジエン系重合体(変性された合成ゴム)については、これまで、サステナブル材料の使用が十分には検討されておらず、変性共役ジエン系重合体の製造、使用、廃棄の全体で見て、環境負荷の低減を促進する必要がある。
【0005】
そこで、本発明は、タイヤのサステナブル材料の比率を向上させることが可能であり、変性共役ジエン系重合体の製造、使用、廃棄の全体で見て、環境負荷の低減を促進することが可能なタイヤ用ゴム組成物及びトレッドゴムを提供することを課題とする。
また、本発明は、変性共役ジエン系重合体の製造、使用、廃棄の全体で見て、環境負荷の低減を促進でき、サステナブル材料の比率を向上させたタイヤを提供することを更なる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明のタイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤの要旨構成は、以下の通りである。
【0007】
[1] ゴム成分(A)と、補強性充填剤(B)と、を含み、
前記ゴム成分(A)が、前記補強性充填剤と親和性を有する官能基を有する変性共役ジエン系重合体(A1)を含み、
前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、マスバランス方式で供給される変性共役ジエン系重合体(A1-1)を含むことを特徴とする、タイヤ用ゴム組成物。
上記[1]に記載の本発明のタイヤ用ゴム組成物は、変性共役ジエン系重合体の製造、使用、廃棄の全体で見て、環境負荷の低減を促進でき、また、該ゴム組成物を適用したタイヤのサステナブル材料の比率を向上させることが可能である。
【0008】
[2] 前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、植物由来の原料、植物由来の副産物、植物由来の材料のリサイクルにより得られた原料、及び化石資源由来の材料のリサイクルにより得られた原料の少なくとも一種に由来する変性共役ジエン系重合体を含む、[1]に記載のタイヤ用ゴム組成物。
上記[2]に記載のタイヤ用ゴム組成物は、変性共役ジエン系重合体の製造、使用、廃棄の全体で見て、環境負荷の低減に大きく寄与できる。
【0009】
[3] 前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、生物資源由来の変性共役ジエン系重合体0.1~99質量%と、化石資源由来の変性共役ジエン系重合体1~99.9質量%と、を含む、[1]又は[2]に記載のタイヤ用ゴム組成物。
上記[3]に記載のタイヤ用ゴム組成物は、環境負荷の低減と、生産性とのバランスに優れる。
【0010】
[4] 前記変性共役ジエン系重合体(A1)が、窒素原子及びケイ素原子を有する変性剤で変性されている、[1]~[3]のいずれか一つに記載のタイヤ用ゴム組成物。
上記[4]に記載のタイヤ用ゴム組成物は、該ゴム組成物を適用したタイヤの低燃費性能と耐摩耗性能とを更に向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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