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公開番号
2025117645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012486
出願日
2024-01-31
発明の名称
端子
出願人
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/187 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電気抵抗が小さく、かつ製造が容易な端子を提供すること。
【解決手段】第1端子31は、筒状部33aを有する端子本体33と、筒状部33aの内周面33bに沿って配置されるばね部材34とを備え、相手側第1端子が第1軸線に沿って挿入されつつ接続される。ばね部材34は、第1軸線を中心として径方向に弾性を有するとともに周方向に並設される複数の弾性片35と、複数の弾性片35の第1端部同士を連結する第1連結部36と、複数の弾性片35の第2端部同士を連結する第2連結部とを有する。第1連結部36及び第2連結部は、筒状部33aの内周面33bと対向する外面38に周方向に複数の溝39を有し、溝39同士を繋ぐ外面38は、筒状部33aの内周面33bの曲率よりも小さい曲率の円弧面とされることにより溝39と隣接する縁部38aで筒状部33aの内周面33bと接触されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状部を有する端子本体と、
前記筒状部の内周面に沿って配置されるばね部材と、
を備え、相手側端子が第1軸線に沿って挿入されつつ接続される端子であって、
前記ばね部材は、
前記第1軸線を中心として径方向に弾性を有するとともに周方向に並設される複数の弾性片と、前記複数の弾性片の第1端部同士を連結する第1連結部と、前記複数の弾性片の第2端部同士を連結する第2連結部とを有し、
前記第1連結部及び前記第2連結部の少なくとも一方は、前記筒状部の内周面と対向する外面に周方向に複数の溝を有し、前記溝同士を繋ぐ外面は、前記筒状部の内周面の曲率よりも小さい曲率の円弧面、または平坦面とされることにより前記溝と隣接する縁部で前記筒状部の内周面と接触されている、
端子。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記第1連結部及び前記第2連結部の各々は、前記筒状部の内周面と対向する外面に周方向に複数の溝を有し、前記溝同士を繋ぐ外面は、前記筒状部の内周面の曲率よりも小さい曲率の円弧面、または平坦面とされることにより前記溝と隣接する縁部で前記筒状部の内周面と接触されている、
請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記ばね部材は、前記第1軸線と直交する面を対称面とする面対称の形状に形成されている、
請求項2に記載の端子。
【請求項4】
前記溝は、前記弾性片毎に設けられている、
請求項1に記載の端子。
【請求項5】
前記溝は、前記弾性片の幅の中心位置に設けられるとともに、前記第1軸線に沿って前記第1連結部または前記第2連結部から前記弾性片まで連続して延びている、
請求項1に記載の端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、端子に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタ等に設けられつつ相手側端子が挿入される端子としては、筒状部を有する端子本体と、筒状部の内周面に沿って配置されるばね部材とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このばね部材は、相手側端子の径方向に弾性を有するとともに周方向に並設される複数の弾性片と、複数の弾性片の第1端部同士を連結する第1連結部と、複数の弾性片の第2端部同士を連結する第2連結部とを有する。そして、弾性片は、第1連結部と第2連結部との中間位置で径方向内側に突出するように湾曲しているため、第1連結部と第2連結部との中間位置で相手側端子と押圧接触可能となる。また、第1連結部及び第2連結部は、端子本体の筒状部の内周面と対向する外面に複数の半球状の凸部を有するため、ばね部材が多くの箇所で端子本体と接触する。よって、例えば、第1連結部及び第2連結部の真円度を高く管理しなくても、ばね部材と端子本体との接続部位における電気抵抗を小さく抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-204607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような端子では、ばね部材における第1連結部及び第2連結部が複数の半球状の凸部を有するため、製造が困難であった。
本開示の目的は、電気抵抗が小さく、かつ製造が容易な端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の端子は、筒状部を有する端子本体と、前記筒状部の内周面に沿って配置されるばね部材と、を備え、相手側端子が第1軸線に沿って挿入されつつ接続される端子であって、前記ばね部材は、前記第1軸線を中心として径方向に弾性を有するとともに周方向に並設される複数の弾性片と、前記複数の弾性片の第1端部同士を連結する第1連結部と、前記複数の弾性片の第2端部同士を連結する第2連結部とを有し、前記第1連結部及び前記第2連結部の少なくとも一方は、前記筒状部の内周面と対向する外面に周方向に複数の溝を有し、前記溝同士を繋ぐ外面は、前記筒状部の内周面の曲率よりも小さい曲率の円弧面、または平坦面とされることにより前記溝と隣接する縁部で前記筒状部の内周面と接触されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示の端子によれば、電気抵抗が小さく、かつ製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態におけるコネクタ及び相手側コネクタの一部断面斜視図である。
図2は、一実施形態におけるコネクタ及び相手側コネクタの一部断面斜視図である。
図3は、一実施形態におけるコネクタ及び相手側コネクタの一部断面斜視図である。
図4は、一実施形態における第1端子の分解斜視図である。
図5は、一実施形態におけるばね部材の側面図である。
図6は、一実施形態におけるばね部材の正面図である。
図7は、一実施形態における第1端子の一部断面正面図である。
図8は、図6の8-8線に沿った第1端子の断面図である。
図9は、一実施形態における第1端子と相手側第1端子の断面図である。
図10は、図6の10-10線に沿った第1端子の断面図である。
図11は、一実施形態における第1端子と相手側第1端子の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子は、
[1]筒状部を有する端子本体と、前記筒状部の内周面に沿って配置されるばね部材と、を備え、相手側端子が第1軸線に沿って挿入されつつ接続される端子であって、前記ばね部材は、前記第1軸線を中心として径方向に弾性を有するとともに周方向に並設される複数の弾性片と、前記複数の弾性片の第1端部同士を連結する第1連結部と、前記複数の弾性片の第2端部同士を連結する第2連結部とを有し、前記第1連結部及び前記第2連結部の少なくとも一方は、前記筒状部の内周面と対向する外面に周方向に複数の溝を有し、前記溝同士を繋ぐ外面は、前記筒状部の内周面の曲率よりも小さい曲率の円弧面、または平坦面とされることにより前記溝と隣接する縁部で前記筒状部の内周面と接触されている。
【0009】
同構成によれば、溝同士を繋ぐ外面は、筒状部の内周面の曲率よりも小さい曲率の円弧面、または平坦面とされることにより溝と隣接する縁部で筒状部の内周面と接触されているため、ばね部材を多くの箇所で端子本体と安定して接触させることができる。よって、ばね部材と端子本体との接続部位における電気抵抗を小さく抑えることができる。また、例えば、第1連結部及び第2連結部の少なくとも一方の外面に周方向に複数の半球状の凸部を形成する場合に比べて、製造が容易となる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記第1連結部及び前記第2連結部の各々は、前記筒状部の内周面と対向する外面に周方向に複数の溝を有し、前記溝同士を繋ぐ外面は、前記筒状部の内周面の曲率よりも小さい曲率の円弧面、または平坦面とされることにより前記溝と隣接する縁部で前記筒状部の内周面と接触されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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