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公開番号2025117798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012713
出願日2024-01-31
発明の名称容器整列装置
出願人靜甲株式会社
代理人個人
主分類B65G 47/244 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 シンプルな構成として装置の小型化を図り、容器が装置内に嵌まってロックが発生するような事態を抑止することができる容器整列装置を提供すること。
【解決手段】
整列対象のボトル状容器Bが投入される枠体内に、ボトル軸を所望の一方向に沿わせた1のボトル状容器Bのみがすり抜け可能、かつ、ボトル状容器Bが隣位の2本に架かって支持されうる間隙を設け、平面視において前記所望の一方向に沿わせて回転可能に支承された複数本の棒状回転体3を備えており、棒状回転体3は、棒体4の外周に螺旋状に斜行する摺接用突状部6が形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
無作為な姿勢で供給されるボトル状容器のボトル軸を所望の一方向に沿わせて搬送コンベア上の容器整列面に整列させる容器整列装置であって、
前記搬送コンベアの上方の、前記容器整列面に整列する容器の搬送を許容して配設され、整列対象の前記ボトル状容器が投入される枠体と、
前記枠体内に、ボトル軸を所望の一方向に沿わせた1のボトル状容器のみがすり抜け可能で、かつ、前記ボトル状容器が隣位の2本に架かって支持されうる間隙を設け、平面視において前記所望の一方向に沿わせて回転可能に支承された複数本の棒状回転体と、
前記棒状回転体を回転させる駆動部と、を備え、
前記棒状回転体は、棒体の外周に螺旋状に斜行する摺接用突状部が形成されていることを特徴とする容器整列装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記棒状回転体の棒体は、金属棒であり、前記摺接用突状部は金属棒の外周に螺旋状に巻き付けられた、断面外形状が円のチューブまたはベルトであることを特徴とする請求項1に記載の容器整列装置。
【請求項3】
前記複数本の棒状回転体の各々は、前記容器整列面に対する高さ位置を少なくとも2パターンに異ならせて前記枠体に支承されていることを特徴とする請求項1に記載の容器整列装置。
【請求項4】
前記駆動部は、平面視において隣位して配設された前記棒状回転体を逆回転させることを特徴とする請求項1に記載の容器整列装置。
【請求項5】
前記駆動部は、各棒状回転体の各棒体の一端にプーリを設け、平面視において隣位する棒状回転体の各プーリ間にベルトを展張して、1つの駆動源の駆動力を全棒状回転体へ伝達することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の容器整列装置。
【請求項6】
平面視において隣位する棒状回転体の各プーリ間に取り付けられるベルトを各プーリ間においてクロスさせて取り付けることを特徴とする請求項5に記載の容器整列装置。
【請求項7】
前記各プーリの径寸法は、それぞれが配設された棒状回転体の回転速度に合わせて大小調整されていることを特徴とする請求項5に記載の容器整列装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無作為な姿勢で供給されるボトル状容器の向きを揃えて下流へ搬送するための容器整列装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ボトル状容器にその開口部から充填物を充填する工程等においては、そのボトル状容器の開口部を上方に向けて容器を整列させる必要がある。そして、無作為な姿勢で供給されるボトル状容器をその開口部を上方に向けて容器を起立させた状態に整列させる、その前段階として、ボトル状容器をコンベア上で、一旦、その開口部の向きを揃えて横に倒し、姿勢を整える段階を経ることがある。
【0003】
そして、従来より、コンベア上で容器の姿勢を整える為の手段としては様々な方法や装置が提案されている。たとえば、コンベア上に板状のガイドをそのコンベアの進行方向に対して斜めに横断するように設け、そのガイドにコンベア上を搬送されている容器を接触させてその容器の整列方向を規正する方法や装置(特許文献1、特許文献2参照)を例示することができる。
【0004】
しかし、方向規正の対象については、特許文献1は断面略長方形状の容器、特許文献2は平面視で長方形又は楕円形を有する容器であり、これらの容器の整列方向を規正する方法や装置を直ちにボトル状容器に用いたとしても、方向規正の効果を得られるものではない。
【0005】
また、板状のガイドにコンベア上を搬送されている容器を接触させてその容器の整列方向を規正する方法では、一旦は、所望の姿勢に整えられたとしても、容器はその姿勢を保持することができず、さらに回転してしまうおそれがある。よって、一旦整えた姿勢を保持するための機構を、別途、備える必要が生じ、そのために装置の構成は複雑となり、装置全体が高価になるという問題がある。
【0006】
さらには、ボトル状容器の整列方向規正を、コンベア上を搬送されるボトル状容器の速度と前記ガイドとの繰返しの当接とに頼ることとすると、ボトル状容器が樹脂製の薄膜のものであったり、シュリンク加工済みであったりするような場合に、搬送されるボトル容器が凹んだり、傷がついたり、シュリンクが破けたりすることが容易に想致できる。
【0007】
そこで、本願出願人は、過去に、コンベア上を搬送されるボトル状容器の向きを揃えて(具体的には、ボトル軸を所定の方向に沿わせた状態で、)下流へ搬送することができ、安価で騒音も少なく、ボトル状容器の種類(形、大きさなど)が変更された場合にも簡便に対応可能な、容器の方向整列装置を開発している(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平06-247536号公報
特開2015-160739号公報
特開2022-103506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この特許文献3の容器整列装置は、上述の問題点を解決する構成を備えてはいるものの、並列させた複数本のコンベアの進行方向が互い違いとなっており、各コンベアに速度差を設けるために各コンベア用の駆動源が必要であったため、自ずと装置が大きくなっていた。また、コンベアの配設領域の周囲に設けたフレームとコンベアとの間に位置する容器を搬送するには、コンベアの側縁との摺接による搬送力のみでは足りず、容器が嵌まってしまい、ロックが発生することがあった。
【0010】
そこで、本発明は、従来の問題点も解消し、さらには、シンプルな構成として装置の小型化を図り、容器が装置内に嵌まってロックが発生するような事態を抑止することができる容器整列装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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