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公開番号2025117811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012740
出願日2024-01-31
発明の名称搬送システム、搬送方法及び搬送プログラム
出願人株式会社ゼンショーホールディングス
代理人弁理士法人白坂
主分類G06Q 50/12 20120101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約【課題】注文情報に基づいて搬送先を特定する搬送システム、搬送方法及び搬送プログラムを提供する。
【解決手段】搬送システムは、商品が調理される厨房エリアと、複数の顧客の座席が配置される客席エリアと、無人搬送車が待機する待機エリアとを備え、顧客によって注文される商品と、その顧客が着席する座席の番号との情報を含む注文情報を受け付ける受付部と、商品送達の際に商品送達の指示を受け付ける表示部と、受付部によって受け付ける注文情報に基づく商品を表示するよう表示部を制御する表示制御部と、表示部に表示される商品の調理が終了することによりその商品が無人搬送車に載置され、表示部において商品送達の指示が成された場合、注文情報を無人搬送車に送信する搬送制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
商品が調理される厨房エリアと、複数の顧客の座席が配置される客席エリアと、前記厨房エリアと前記客席エリアとの間にあり、無人搬送車が待機する待機エリアとを備え、
顧客によって注文される商品と、当該顧客が着席する座席の番号との情報を含む注文情報を受け付ける受付部と、
商品送達の際に商品送達の指示を受け付ける表示部と、
前記受付部によって受け付ける注文情報に基づく商品を表示するよう前記表示部を制御する表示制御部と、
前記表示部に表示される商品の調理が終了することにより当該商品が無人搬送車に載置され、前記表示部において前記商品送達の指示が成された場合、前記注文情報を前記無人搬送車に送信する搬送制御部と、を備え、
前記無人搬送車は、前記注文情報が送信されると、前記注文情報に含まれる前記番号に基づいて、当該番号の座席まで調理済商品を搬送する
搬送システム。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記表示部は、前記待機エリアに隣接した前記厨房エリア内に配置され、
当該表示部は、商品送達の際に送達指示を受け付けるための指定ボタンが表示される
請求項１に記載の搬送システム。
【請求項３】
前記無人搬送車は、複数有り、
前記待機エリアは、前記無人搬送車の入口及び出口を有し、
前記待機エリアにおいて複数の前記無人搬送車が待機する場合、複数の前記無人搬送車のうち前記待機エリアの出口に最も近い無人搬送車が、調理済商品を受け取る
請求項１に記載の搬送システム。
【請求項４】
前記無人搬送車は、前記商品の搬送を終了すると、前記待機エリアの入口を通り、前記待機エリアにおいて待機する複数の無人搬送車の最後尾に移動する
請求項３に記載の搬送システム。
【請求項５】
前記無人搬送車は、前記座席の番号と、前記客席エリア内における座席の位置とを対応付けた対応情報を参照することにより、番号に対応する座席の位置を特定し、商品送達指示に基づいて調理済商品の搬送を開始する
請求項１に記載の搬送システム。
【請求項６】
前記受付部は、客席エリアの各座席に配置されるタッチパネル付きの表示端末を介して注文情報を受け付け、
調理済商品を載せた前記無人搬送車が、届け先の座席に到着すると、届け先の座席に配置された前記表示端末に商品が到着した旨の表示を行うよう制御する
請求項１に記載の搬送システム。
【請求項７】
前記無人搬送車は、
走行速度が複数段階で設定可能であり、
複数の商品それぞれと、前記無人搬送車の走行速度と対応付けた対応情報を参照し、調理済の商品を搬送する際に当該商品に対応する走行速度で走行する
請求項１に記載の搬送システム。
【請求項８】
前記無人搬送車は、調理済の商品を搬送する際に当該商品に関連する内容を表示する搬送車表示部を備える
請求項１に記載の搬送システム。
【請求項９】
商品が調理される厨房エリアと、複数の顧客の座席が配置される客席エリアと、前記厨房エリアと前記客席エリアとの間にあり、無人搬送車が待機する待機エリアとを備える店舗に配されるコンピュータが、
顧客によって注文される商品と、当該顧客が着席する座席の番号との情報を含む注文情報を受け付ける第１受付ステップと、
前記第１受付ステップによって受け付ける注文情報に基づく商品を表示するよう表示部を制御する表示制御ステップと、
商品送達の指定ボタンが操作されることで、商品送達指示を、前記表示部を介して受け付ける第２受付ステップと、
前記表示部に表示される商品の調理が終了することにより当該商品が前記無人搬送車に載置され、前記表示部によって商品送達指示を受け付ける場合、前記注文情報に含まれる前記番号に基づいて、当該番号の座席まで調理済商品を前記無人搬送車によって搬送する搬送ステップと、
を実行する搬送方法。
【請求項１０】
商品が調理される厨房エリアと、複数の顧客の座席が配置される客席エリアと、前記厨房エリアと前記客席エリアとの間にあり、無人搬送車が待機する待機エリアとを備える店舗に配されるコンピュータに、
顧客によって注文される商品と、当該顧客が着席する座席の番号との情報を含む注文情報を受け付ける第１受付機能と、
前記第１受付機能によって受け付ける注文情報に基づく商品を表示するよう表示部を制御する表示制御機能と、
商品送達の指定ボタンが操作されることで、商品送達指示を、前記表示部を介して受け付ける第２受付ステップと、
前記表示部に表示される商品の調理が終了することにより当該商品が前記無人搬送車に載置され、前記表示部によって商品送達指示を受け付ける場合、前記注文情報に含まれる前記番号に基づいて、当該番号の座席まで調理済商品を前記無人搬送車によって搬送するよう制御する搬送制御機能と、
を実現させる搬送プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、搬送システム、搬送方法及び搬送プログラムに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、厨房からテーブルに対して配膳を行うシステムがある。そのシステムは、厨房とテーブルの上部とに渡って配置されたレール部と、そのレール部に沿って走行するラックとを備える。ラックは、予め指定されたテーブルの上部に位置すると、そのテーブルに向けて下降する（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－０９５３８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載されたシステムでは、ラックが向かうテーブルをどのように特定するのかが記載されていない。
【０００５】
本開示は、注文情報に基づいて搬送先を特定する搬送システム、搬送方法及び搬送プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一態様の搬送システムは、商品が調理される厨房エリアと、複数の顧客の座席が配置される客席エリアと、厨房エリアと客席エリアとの間にあり、無人搬送車が待機する待機エリアとを備え、顧客によって注文される商品と、その顧客が着席する座席の番号との情報を含む注文情報を受け付ける受付部と、商品送達の際に商品送達の指示を受け付ける表示部と、受付部によって受け付ける注文情報に基づく商品を表示するよう表示部を制御する表示制御部と、表示部に表示される商品の調理が終了することによりその商品が無人搬送車に載置され、表示部において商品送達の指示が成された場合、注文情報を無人搬送車に送信する搬送制御部と、を備え、無人搬送車は、注文情報が送信されると、注文情報に含まれる番号に基づいて、その番号の座席まで調理済商品を搬送する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示の搬送システム、搬送方法及び搬送プログラムは、注文情報に基づいて搬送先を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る厨房エリア、客席エリア及び待機エリアについて説明するための図である。
一実施形態に係る待機エリアについて説明するための図である。
一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。
一実施形態の無人搬送車について説明するためのブロック図である。
一実施形態に係る搬送方法について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、一実施形態について説明する。
【００１０】
［搬送システム１の概要］
まず、一実施形態に係る搬送システム１の概要について説明する。
図１は、一実施形態に係る厨房エリア１１、客席エリア１２及び待機エリア１３について説明するための図である。
図２は、一実施形態に係る待機エリア１３について説明するための図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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