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公開番号2025117867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012830
出願日2024-01-31
発明の名称端末装置のためのコンピュータプログラム、端末装置、及び、端末装置を制御するための方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04W 76/18 20180101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】印刷装置と端末装置との間に無線接続を確立するための新規な技術を提供する。
【解決手段】端末装置のためのコンピュータプログラムは、端末装置のコンピュータを、特定信号を送信するための第1の送信指示を端末装置のOSプログラムに供給する第1の送信指示供給部と、第1の送信指示がOSプログラムに供給された後に特定信号に対する応答が受信されることなく所定時間が経過する場合に端末装置の表示部に表示されるエラー画面であって、OSプログラムに従って表示部に表示されるエラー画面の表示を終了させる所定操作に応じてOSプログラムに従って供給される関連情報が受け付けられる場合に、第1の接続情報を含むProbe要求を送信するための第2の送信指示をOSプログラムに供給する第2の送信指示供給部と、として機能させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記端末装置のコンピュータを、
印刷装置を無線ネットワークの親局として動作させるための特定信号を送信するための第1の送信指示を前記端末装置のOS(Operating Systemの略)プログラムに供給する第1の送信指示供給部と、
前記第1の送信指示が前記OSプログラムに供給された後に前記特定信号に対する応答が受信されることなく所定時間が経過する場合に前記端末装置の表示部に表示されるエラー画面であって、前記OSプログラムに従って前記表示部に表示される前記エラー画面の表示を終了させる所定操作に応じて前記OSプログラムに従って供給される関連情報が受け付けられる場合に、前記印刷装置との無線接続を確立するための第1の接続情報を含むProbe要求を送信するための第2の送信指示を前記OSプログラムに供給する第2の送信指示供給部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記OSプログラムのバージョンが所定バージョンの範囲内である場合に、前記OSプログラムに従った前記コンピュータにより、前記エラー画面が前記表示部に表示され、
前記OSプログラムの前記バージョンが前記所定バージョンの範囲外である場合に、前記エラー画面は表示されず、
前記第2の送信指示供給部は、
前記コンピュータプログラムの前記バージョンが前記所定バージョンの範囲内であり、かつ、前記関連情報が受け付けられる場合に、前記第2の送信指示を前記OSプログラムに供給し、
前記コンピュータプログラムの前記バージョンが前記所定バージョンの範囲外である場合に、前記第1の送信指示が前記OSプログラムに供給された後に、前記関連情報が受け付けられることなく、前記第2の送信指示を前記OSプログラムに供給する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記第1の接続情報は、前記無線ネットワークに子局として参加するための情報を含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記特定信号は、第2の接続情報を含むProbe要求である、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記第1の接続情報と前記第2の接続情報とは異なる、請求項4に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記第1の接続情報は、第1のSSID(Sevice Set Identifierの略)を含み、
前記第2の接続情報は、前記第1のSSIDとは異なる第2のSSIDを含む、請求項5に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記OSプログラムに従った前記コンピュータによって、前記特定信号が繰り返し送信され、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記第1の送信指示の供給から前記所定時間が経過する場合に、前記特定信号の送信を中止するための中止指示を前記OSプログラムに供給する中止指示供給部として機能させ、
前記印刷装置から前記特定信号に対する応答が受信されることなく、前記中止指示が前記OSプログラムに供給される場合に、前記OSプログラムに従って前記エラー画面が前記表示部に表示される、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
端末装置であって、
表示部と、
OS(Operating Systemの略)プログラムと、コンピュータプログラムと、を記憶するメモリと、
コンピュータと、
を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
印刷装置を無線ネットワークの親局として動作させるための特定信号を送信するための第1の送信指示を前記OSプログラムに供給する第1の送信指示供給部と、
前記第1の送信指示が前記OSプログラムに供給された後に前記特定信号に対する応答が受信されることなく所定時間が経過する場合に前記表示部に表示されるエラー画面であって、前記OSプログラムに従って前記表示部に表示される前記エラー画面の表示を終了させる所定操作に応じて前記OSプログラムに従って供給される関連情報が受け付けられる場合に、前印刷装置との無線接続を確立するための第1の接続情報を含むProbe要求を送信するための第2の送信指示を前記OSプログラムに供給する第2の送信指示供給部と、
として機能させる、端末装置。
【請求項9】
端末装置を制御するための方法であって、
印刷装置を無線ネットワークの親局として動作させるための特定信号を送信するための第1の送信指示を前記端末装置のOS(Operating Systemの略)プログラムに供給する第1の送信指示供給ステップと、
前記第1の送信指示が前記OSプログラムに供給された後に前記特定信号に対する応答が受信されることなく所定時間が経過する場合に前記端末装置の表示部に表示されるエラー画面であって、前記OSプログラムに従って前記表示部に表示される前記エラー画面の表示を終了させる所定操作に応じて前記OSプログラムに従って供給される関連情報が受け付けられる場合に、前記印刷装置との無線接続を確立するための第1の接続情報を含むProbe要求を送信するための第2の送信指示を前記OSプログラムに供給する第2の送信指示供給ステップと、
を備える、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、第1の接続情報を含むProbe要求を送信する端末装置に関する技術を開示する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プリンタと端末機器と通常APとを備える通信システムが開示されている。端末機器は、SSID「YYY」を含むProbe Req.信号をプリンタに送信する。この時点では、端末機器は、プリンタから応答信号を受信しない。プリンタは、端末機器からSSID「YYY」を含むProbe Req.信号を受信すると、代替SoftAPを起動する。端末装置は、Probe Req.信号を送信してから所定時間が経過した後に、SSID「YYY」を含むProbe Req.信号をプリンタに送信する。この場合、端末機器は、プリンタから応答信号を受信して、プリンタとの間のSoftAP接続を確立する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-17601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、印刷装置と端末装置との間に無線接続を確立するための新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。 前記端末装置のコンピュータを、印刷装置を無線ネットワークの親局として動作させるための特定信号を送信するための第1の送信指示を前記端末装置のOS(Operating Systemの略)プログラムに供給する第1の送信指示供給部と、前記第1の送信指示が前記OSプログラムに供給された後に前記特定信号に対する応答が受信されることなく所定時間が経過する場合に前記端末装置の表示部に表示されるエラー画面であって、前記OSプログラムに従って前記表示部に表示される前記エラー画面の表示を終了させる所定操作に応じて前記OSプログラムに従って供給される関連情報が受け付けられる場合に、前記印刷装置との無線接続を確立するための第1の接続情報を含むProbe要求を送信するための第2の送信指示を前記OSプログラムに供給する第2の送信指示供給部と、として機能させてもよい。
【0006】
上記の構成によると、端末装置のためのコンピュータプログラムは、第1の送信指示をOSプログラムに供給し、関連情報を受け付ける場合に、第2の送信指示をOSプログラムに供給する。この場合、第2の送信指示に含まれる第1の接続情報を利用して、印刷装置と端末装置との間に無線接続が確立される。従って、印刷装置と端末装置との間に無線接続を確立させることができる。
【0007】
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体、上記のコンピュータプログラムによって実現される端末装置、及び、端末装置を制御するための方法も、新規で有用である。また、端末装置と印刷装置とを含む通信システムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
OSのバージョンが第1の所定バージョン以上であり、かつ、プリンタがWi-Fi設定対応モデルである場合のケースAのシーケンス図である。
図2の続きである。
ケースAにおいて端末装置に表示される画面の一例である。
OSのバージョンが第1の所定バージョン未満であり、かつ、プリンタがWi-Fi設定対応モデルである場合のケースBのシーケンス図である。
OSのバージョンが第1の所定バージョン以上であり、かつ、プリンタがWi-Fi設定非対応モデルである場合のケースCのシーケンス図である。
ケースCにおいて端末装置に表示される画面の一例である。
アプリによって実行される第1の設定処理のフローチャート図である。
アプリによって実行される第2の設定処理のフローチャート図である。
比較例の端末装置によって実行される処理のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、端末装置100と、通常アクセスポイント200と、を備える。以下では、通常アクセスポイント200のことを「通常AP200」と記載する。通常APが、Normal Access Pointの略である。
【0010】
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ちPC等の周辺装置)である。プリンタ10は、デバイス名「DV1」を有している。デバイス名は、プリンタの管理者によって付与される名称である。プリンタ10は、Wi-Fi設定対応モデル及びWi-Fi設定非対応モデルのいずれかである。Wi-Fi設定対応モデルは、ユーザがプリンタを操作することなく、プリンタと通常APとの間に無線接続(以下では「通常AP接続」と記載する)を確立させるWi-Fi設定機能をサポートしているモデルである。Wi-Fi設定非対応モデルは、Wi-Fi設定機能をサポートしていないモデルである。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、無線インターフェース20と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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