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公開番号2025117967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012989
出願日2024-01-31
発明の名称パターン形成方法、及び積層体
出願人信越化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03F 7/11 20060101AFI20250805BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】レジスト上層膜のLWRを保持したまま感度向上に寄与できるパターン形成方法、及び積層体を提供する。
【解決手段】基板の少なくとも一方の面側にレジスト上層膜を形成する工程と、前記レジスト上層膜にEUV光を照射する工程と、前記レジスト上層膜を現像してパターンを形成する工程と、を備えたEUVリソグラフィーを用いたパターン形成方法であって、前記基板と前記レジスト上層膜との間に多層反射膜層を含み、前記多層反射膜層として、前記EUV光の波長における屈折率nが異なる2種類以上の材料を交互に積層した構造を有するものを用いることを特徴とするパターン形成方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板の少なくとも一方の面側にレジスト上層膜を形成する工程と、
前記レジスト上層膜にEUV光を照射する工程と、
前記レジスト上層膜を現像してパターンを形成する工程と、
を備えたEUVリソグラフィーを用いたパターン形成方法であって、
前記基板と前記レジスト上層膜との間に多層反射膜層を含み、
前記多層反射膜層として、前記EUV光の波長における屈折率nが異なる2種類以上の材料を交互に積層した構造を有するものを用いることを特徴とするパターン形成方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記多層反射膜層として、前記EUV光の波長における屈折率nが0.01以上異なる2種類以上の材料を交互に積層した構造を含むものを用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項3】
前記多層反射膜層として、Siと、窒素、炭素、水素、及び酸素から選ばれる1以上の元素とを含む材料からなる1層又は2層以上の高屈折率膜と、Ti、Cr、Ni、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Hf、Ta、W、及びBiのいずれか1種類以上の金属を含む材料からなる1層又は2層以上の低屈折率膜を有するものを用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項4】
前記多層反射膜層として、炭素と、窒素、水素、及び酸素から選ばれる1以上の元素とを含む材料からなる1層又は2層以上の高屈折率膜と、Ti、Cr、Ni、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Hf、Ta、W、及びBiのいずれか1種類以上の金属を含む材料からなる1層又は2層以上の低屈折率膜を有するものを用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項5】
前記多層反射膜層として、Ti、Cr、Ni、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Hf、Ta、W、及びBiのいずれか1種類以上の金属を含む材料からなる低屈折率膜を2層以上含むものを用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項6】
前記低屈折率膜として、前記EUV光の波長における屈折率nが0.97以下であるものを用いることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。
【請求項7】
前記低屈折率膜として、前記EUV光の波長における屈折率nが0.97以下であるものを用いることを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
【請求項8】
前記低屈折率膜として、前記EUV光の波長における屈折率nが0.97以下であるものを用いることを特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
【請求項9】
前記低屈折率膜として、1層分の膜厚が10nm以下であるものを用いることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。
【請求項10】
前記低屈折率膜として、1層分の膜厚が10nm以下であるものを用いることを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パターン形成方法、及び積層体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。特に、スマートフォンなどに使われるロジックデバイスが微細化を牽引しており、ArFリソグラフィーによる複数露光(マルチパターニングリソグラフィー)プロセスを用いて10nmノードのロジックデバイスが量産されている。
【0003】
その次の7nmノードや5nmノードのリソグラフィーは、複数露光によるコスト高や、複数露光における重ね合わせ精度の問題が顕在化しており、露光回数を減らすことができるEUVリソグラフィーの到来が期待されている。
【0004】
波長13.5nmの極端紫外線(EUV)は、波長193nmのArFエキシマレーザーに比べて波長が1/10以下と短いために、EUVリソグラフィーは、光のコントラストが高く、高解像が期待される。EUVは短波長でエネルギー密度が高いために、少量のフォトンに酸発生剤が感光してしまう。EUV露光におけるフォトンの数は、ArF露光の1/14と言われている。EUV露光では、フォトンのバラツキによってライン幅ラフネス(line width roughness:LWR)やホールの寸法均一性(critical dimension uniformity:CDU)が劣化してしまう現象が問題視されている(非特許文献1)。更に、ベースポリマーや酸発生剤の偏在や凝集、酸発生剤から発生した酸拡散の影響の可能性も指摘されている。
【0005】
この対策として、例えばポストエクスポージャーベーク(PEB)温度を低くすることによってLWRは小さくすることは可能であるが、EUVレジストの感度は低感度化してしまう。更に、クエンチャーの添加量を増やしてもLWRが小さくなるが、この方法においても低感度化してしまう。EUVレジストの実用化のためには、感度とLWRのトレードオフの関係を打ち破ることが必要である。
【0006】
上記課題に対して、様々な検討がなされている。特許文献1では、EUVレジストの感度向上のために、レジスト層上に、露光するとレジスト層への照射光が増強される金属層が配設されている高感度積層レジスト膜が報告されている。特許文献2では、EUV光を吸収して2次電子を発生する増感剤を含むレジスト下層膜を用いたパターン形成方法が報告されている。しかしながら、これらの2次電子を利用する方法は制御が難しく、レジスト形状を劣化させる原因になり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2021-508071号公報
特許第5705103号公報
【非特許文献】
【0008】
SPIE Vol.3331 p.531 (1998)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
EUVリソグラフィーが半導体装置の量産プロセスとして実用化されるためには、多くの課題を解決しなくてはいけないが、その中で特に改善が必要な特性は、LWRを保持しながら感度を高めることである。
【0010】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、レジスト上層膜のLWRを保持したまま感度向上に寄与できるパターン形成方法、及び積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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